真っ当な日本人の育て方 の商品レビュー
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※このレビューにはネタバレを含みます
この本、現代女性から反感をかうかもしれません。 ジョン・デューイの教育思想 「子どもは最初から自分の衝動や関心、さまざまな活動を持つ能動的存在であるので、教師はいかなるものも<誘い出し>たり、<引き出し>たり、<発展>させたりする必要はない。一般に教育者の仕事は、親であれまた教師であれ、たんにその活動を確かめ関連づけ、それらの活動に適切な機会と条件を与えることにある」 に従って育てられて子どもは、苛酷な社会に入れられると、ノイローゼになってしまった。 この思想を具現化した育児書‥ 「スポック博士の育児書」が1966年に日本で出版される。 これは「まあ、両親が本能的にやりたい方法でやりなさい」と逃げを打っているのが特長。 日本もここ40年ほど、この本の影響を受けている。 今の少年犯罪の多発も、決して無関係ではないと思っている。 という考えから「真っ当な日本人の育て方」が展開され、 日本の昔ながらの育児を大切にという本です。 3才までは、母親と密着していなくてはならない。 6ヶ月から保育園に預けると、全員ではないが精神的にショック受け、 将来的に精神的に自立できなかったり、社会に適合できなかったりする。 著者の小児科医の立場で、事例をあげて説明していました。 専業主婦が良いのかな?という考え方と思いました。 キャリアウーマン(教師)の母に育てられた私です。 「女も精神的な自立・経済的な自立をしなければならない」 と、言われ育ちました。 建築士の資格を取り、キャリアウーマンをしていました。 でも、結婚して‥休日返上・深夜労働で仕事をし、 「なんの為に結婚したのかな?」 と疑問を持ち、体力的にも限界を感じ退職。 子どもが産まれ、専業主婦をしています。 再就職を考えないわけではありませんが、 子どもの頃、母にそばにいて欲しかったという思い‥ 病気の時、祖父母宅に置いていかれた寂しさ‥ 自分が親にして欲しかったことを今、実現しています。 何のために働くのか?考えさせられました。
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小児科の先生が書いた育児の本。 日本人には日本人に合った子育てのやり方がある、という主張をされている先生です。 肝に銘じなければいけないことがたくさん書いてありましたが、母親は寝坊してはいけない、というのが一番ずっしりきたでしょうか。 もともと夜型、というほどではないかもしれ...
小児科の先生が書いた育児の本。 日本人には日本人に合った子育てのやり方がある、という主張をされている先生です。 肝に銘じなければいけないことがたくさん書いてありましたが、母親は寝坊してはいけない、というのが一番ずっしりきたでしょうか。 もともと夜型、というほどではないかもしれませんが、朝が弱くて夜更かしする日が多い生活を送っていたので。 妊娠してからは、極力日付が変わる前に就寝するよう心がけていますが、寝つきが悪いこともあって、それが朝の起床に影響を与えることも。気を付けなければなりません。 親の姿勢や、子への接し方など、納得できることばかりなので、大いに参考にして子育てを頑張りたいと思います。
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小児科医としての経験をもとに、 正しい子育ての方法について解説しています。 世に流布されている育て方の間違いなどもわかります。 すべての母親に読んでもらいたい一冊です。
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米国式子育て法は誤りであった?!と驚きを隠せないほど衝撃的でした。まだ結婚も子育てもしていませんが、古き良き日本伝統の子育てが間違っていなかったことをベテランの小児科医が指摘しています。 「抱き癖」は満足するまでやってあげなさい、子供に嘘をついてはいけないなど、なるほど!と思える...
米国式子育て法は誤りであった?!と驚きを隠せないほど衝撃的でした。まだ結婚も子育てもしていませんが、古き良き日本伝統の子育てが間違っていなかったことをベテランの小児科医が指摘しています。 「抱き癖」は満足するまでやってあげなさい、子供に嘘をついてはいけないなど、なるほど!と思える子育ての秘訣が分かります。
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三歳までの母親の愛情が、その後の人生を左右するということを小児科医の臨床現場、実験、家庭での実体験を交えて、論理的にわかりやすい言葉で書いてあります。 子育てしている方もしていない方も「子供は誰のものか」「何のために子供を育てるのか」「どんな大人になって欲しいのか」を考えてみると...
三歳までの母親の愛情が、その後の人生を左右するということを小児科医の臨床現場、実験、家庭での実体験を交えて、論理的にわかりやすい言葉で書いてあります。 子育てしている方もしていない方も「子供は誰のものか」「何のために子供を育てるのか」「どんな大人になって欲しいのか」を考えてみるといいかも。
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「母親は朝寝坊してはいけない。」一番心にズシッと来た。確かに、何より大切なことかもしれない。まずはこれから必ず早起きするようにがんばろうと決めた。 私がこの本を読んだのは、息子が3歳になったすぐ後で、3歳という時期はある意味大きな転機だと知った。行動や気持ちが少し母親から離れて、...
「母親は朝寝坊してはいけない。」一番心にズシッと来た。確かに、何より大切なことかもしれない。まずはこれから必ず早起きするようにがんばろうと決めた。 私がこの本を読んだのは、息子が3歳になったすぐ後で、3歳という時期はある意味大きな転機だと知った。行動や気持ちが少し母親から離れて、外の世界へ向かい始める時。でも母親が心の安全基地であることはずっと変わらない。これからどんなに成長していっても、ずっと私は心の安全基地だということを胸に留めておきたい。 体罰についての記載も私にはしっくりきた。しないと決めたら絶対にしない。すると決めたら毅然として揺るがない。とにかくお母さんがダメだと言ったらダメだ、とこれでいこうと思う。
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