クロニクル 千古の闇(2) の商品レビュー
シリーズものだけど、少しずつ真相に迫っていく感じがいい。 独立した物語なのでこの巻だけ読んでも楽しめる。でもやっぱり前作『オオカミ族の少年』から読んだ方が楽しめると思う。
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ワタリガラス族のもとで生活を続けていたトラクは、ある日恐ろしい病が森全体に広まっていることに気づく。フィン・ケディンの忠告を無視して旅に出たトラクは、アザラシ族の少年たちに捕まってしまう。しかし、アザラシ族の魔術師テンリスのおかげで病を治す薬の元、セリクの根を探しにいくことに。そ...
ワタリガラス族のもとで生活を続けていたトラクは、ある日恐ろしい病が森全体に広まっていることに気づく。フィン・ケディンの忠告を無視して旅に出たトラクは、アザラシ族の少年たちに捕まってしまう。しかし、アザラシ族の魔術師テンリスのおかげで病を治す薬の元、セリクの根を探しにいくことに。そんな中、トラクはレンとウルフに再会する。テンリスに危険を感じたレンはトラクに忠告するが・・・。トラクは魂が肉体を離れることができる者、“生霊わたり”なのか?新たに分かった”魂食らい”の真実とは? レンの引用文の言葉が心に残りました。人は、何か違うところがあるとすぐに気味悪がったり特別扱いしたりするけど、レンはそういうところがなくてすごい好感が持てます。最後のシーンは思わず涙が出ました。テンリスがトラクに最初のころはずっと優しかったのはトラクのことを少しは想っていたからだと信じたい。悪に手を染めてしまった人だけれど、心の奥底では優しい人だったのかもしれないと思います。途中からまたウルフが戻ってきたので良かったです。3巻以降、また活躍してくれることを望みます。
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千古の闇の第二巻。 紀元前6000年という時代設定にしては、かなり話のエリアが広いけど、そのぶん人を絞って書いているので、ぶれない。読みやすし。
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森から海に場所を移し、物語が進みます。 新たな試練にどう立ち向かうのか、トラクの運命は翻弄され続ける。 その試練を垣間見れる幸せを感じます。
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オオカミ族の少年の続編。 相変わらず背景がしっかり描写されていてサクサク読めました。 早く続編が出ないかとモワモワしてます。
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何処か自分を否定してばっかりのトラクに惹かれます。 ウルフとの再開はかわいらしく描かれてます。 海の子たちがいい子でした!(何族か覚えてない、あざらしだったような)
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「オオカミ族の少年」の第2巻。やっぱりこの物語を読むと「アリューシャン黙示録」を思い出してしまいますね。 今回は、アザラシ族やクジラ族が登場するため、余計“黒曜石”や“誰”を思い出してしまいました。 アザラシ族という事で、そう、森に住むオオカミ族のトラクが海へ渡るのです。 それは...
「オオカミ族の少年」の第2巻。やっぱりこの物語を読むと「アリューシャン黙示録」を思い出してしまいますね。 今回は、アザラシ族やクジラ族が登場するため、余計“黒曜石”や“誰”を思い出してしまいました。 アザラシ族という事で、そう、森に住むオオカミ族のトラクが海へ渡るのです。 それは不可解な病が流行りだし、病を治す薬を探してトラクが旅に出る所から始まり、トラクの過去や父親の事が少しだけ分かったり、新たな敵と対峙したり、新たな仲間もできます。 もちろん愛すべきウルフとレンも活躍してくれます。 全6巻という事で次の発売が待ち遠しいです。
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『オオカミ族の少年』に続くシリーズ第2弾。 ヨーロッパが深い森で覆われていた紀元前4000年のヨーロッパ北西部が舞台のこの物語、続く第2巻では、森に蔓延し始めた恐ろしい病の治療方法を探さんと魔導師を探す旅に出たトラクとその仲間−ウルフとレン―の苦難の道のりを描きます。 トラクの...
『オオカミ族の少年』に続くシリーズ第2弾。 ヨーロッパが深い森で覆われていた紀元前4000年のヨーロッパ北西部が舞台のこの物語、続く第2巻では、森に蔓延し始めた恐ろしい病の治療方法を探さんと魔導師を探す旅に出たトラクとその仲間−ウルフとレン―の苦難の道のりを描きます。 トラクの後をつけ、トラクの命を執拗に狙う謎の人物が登場したりして、最後の最後までハラハラドキドキ。手に汗握る展開になっているばかりか、「2巻目でこんなスゴイこと、バラしちゃっていいの!?」衝撃の事実まで明かされちゃうんですよね。 うーん。謎が謎を呼ぶ怒涛の展開だわ。3巻目以降、どうなるのかしら。 なんといっても、深いアミニズム信仰に支えられた物語世界の描写が、魅力的。ページを開いた途端に、一気に物語世界に引き込まれてしまいます。 2巻では海を越えたアザラシ島に住むアザラシ族まで登場。森の民とはまた違う「母なる海」への信仰を生きる人達を生き生きと描き出してます。 トラクと、トラクに一方的な敵がい心を持つアザラシ族の少年ベイルの間に次第に信頼が芽生えていくようすも、今作品の見所の一つかもしれません。 トラクの前に立ち塞がる謎の「7人の魂食い」について、その謎の一部分が明かされたのがちょびっと嬉しい。1巻に登場した“巨大なクマの姿をした悪霊”に、こんだけ深い事情があったとは!ビックリ! ただ、1巻を読んで面白いと思った点、“主人公トラクがオオカミ語を解する以外は魔力など特別な力を持たない、自分の力だけが頼りのごく普通の無力な少年だというところ”がそうではなく、悪の存在である魂食いから羨ましがられる「生霊わたり」の能力の持ち主で、かな〜り残念。一般人だと思ってたの。ま、実はスゴイ人じゃなかったら、物語の先が続かないけどね(苦笑)。 これからトラクはどうなるの?魂食らいについて、もっと知りたい!オオカミ族の人々は登場しないの?トラクとウルフの友情の行方は?トラクとレンの間に、友情以上の感情が芽生えるのか?などなど、気になる気になる。早く3巻目が読みたいよ〜!
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