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秀吉の枷(下) の商品レビュー

3.6

20件のお客様レビュー

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2009/11/19

Kodama's review いやー、面白かったです!上巻のreview同様、「信長の棺」と併せて、読まれることをお薦めします。 (06.5.31) お勧め度 ★★★★☆

Posted byブクログ

2009/10/04

加藤廣による歴史ミステリー。信長の棺の続編ともいえるが、今回は題目どおり秀吉目線。上巻が秀吉天下取りとすると、この下巻は奈落に落ちる人生ともいえる。天下をとるためにやったことすべてが晩年裏返しのように返される。上巻はが楽しいく読めるが、下巻はちょっと重い分なんとなくこんなことが考...

加藤廣による歴史ミステリー。信長の棺の続編ともいえるが、今回は題目どおり秀吉目線。上巻が秀吉天下取りとすると、この下巻は奈落に落ちる人生ともいえる。天下をとるためにやったことすべてが晩年裏返しのように返される。上巻はが楽しいく読めるが、下巻はちょっと重い分なんとなくこんなことが考えられるなと思う。

Posted byブクログ

2009/10/07

あとがきによると筆者の歴史ミステリー執筆の基本姿勢は 「勝者に悲哀を 敗者に美学を」だそうです。 確かに秀吉の悲哀がたっぷり表現されています。タイトルもずばり「枷」だし。 大河ドラマ「武田信玄」で、主役の中井貴一の台詞に「領土を広げ力をつけても心配事は増えるばかり。天下をとって...

あとがきによると筆者の歴史ミステリー執筆の基本姿勢は 「勝者に悲哀を 敗者に美学を」だそうです。 確かに秀吉の悲哀がたっぷり表現されています。タイトルもずばり「枷」だし。 大河ドラマ「武田信玄」で、主役の中井貴一の台詞に「領土を広げ力をつけても心配事は増えるばかり。天下をとっても心が満たされることはないかもしれぬ」というような台詞があって印象に残っているのですが、それを思い出しました。勝者は孤独で、悲哀に満ちているのかもしれません。 秀次事件はうまくまとめていて、「なるほど〜」と思いましたが、淀の方が何がしたいのかイマイチよく分かりませんでした。登場人物を書き込むのが得意な筆者のはずですが。 「淀の方の不倫疑惑」というのは少し歴史を知っている人にはよく知られたことで、もっと書き込んで欲しかったなと思います。 三作目は「明智左馬介の恋」ということで、謎の鍵をにぎる人物として描かれてきた人物なので、どんなエピソードが描かれているのか楽しみです。 「信長」「秀吉」と来たら三作目は「家康」だろうと誰もが思うところをはずしてくるのは面白いですよね。ですがこの作者は家康が嫌いなんだろうと思います。ほとんど家康が出てこなかったし。 この作者は登場人物を深く書き込むので、今作に登場する様々な人が、次作での主人公になりえるだろうし、面白い小説になりそうですが。最後の将軍足利義昭なんかもいい味出してました。

Posted byブクログ

2009/10/04

比類なき軍事・政治手腕と財力を武器に天下を平定。官位も最高位に上りつめながら、独裁を強めた晩年は横暴で奇矯なふるまいへ。ついに人心は離れていく―そこにあるのは覇者の驕りか、後継不在への焦りか、それとも…桜花のように儚き栄華。豊臣秀吉の最期、物語は衝撃の結末を迎える。 因果応報。

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2009/10/04

面倒なので下巻だけ。 個人的には信長の〜のほうがまだ面白かったかな… 筆者すごい頑張った!っていう感じはするんだけど なんかこう筆者の頑張りというか気負いみたいなものが 前面に出てきてる感じが読んでて少し疲れる。 歴史小説を読みなれてないせい、かもしれないが。 明智左馬頭の恋...

面倒なので下巻だけ。 個人的には信長の〜のほうがまだ面白かったかな… 筆者すごい頑張った!っていう感じはするんだけど なんかこう筆者の頑張りというか気負いみたいなものが 前面に出てきてる感じが読んでて少し疲れる。 歴史小説を読みなれてないせい、かもしれないが。 明智左馬頭の恋までで三部作終結らしいので 残り一つも読んでみるか。

Posted byブクログ

2009/10/04

おもしろかった。日本史が好きな人にはおもしろいと思う。作者の発想がすごい。出世した秀吉の人柄の変貌ぶりに考えるものがあった。

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2009/10/04

最高の右腕・竹中半兵衛の死の床での言葉により、次第に主君・織田信長への謀反の思いを深める羽柴秀吉。本能寺に恐ろしき罠を仕掛け、明智光秀が立ち上がるのを傍観する。信長の死後、着々とその位を登りつめた秀吉であったが、実子が生まれぬことだけはどうにもしようがなかった。 様々な闇を心に潜...

最高の右腕・竹中半兵衛の死の床での言葉により、次第に主君・織田信長への謀反の思いを深める羽柴秀吉。本能寺に恐ろしき罠を仕掛け、明智光秀が立ち上がるのを傍観する。信長の死後、着々とその位を登りつめた秀吉であったが、実子が生まれぬことだけはどうにもしようがなかった。 様々な闇を心に潜ませ苦悶しながら生き、そして死んでいった秀吉の後半生を描く大作。

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2009/10/04

天下を簒奪した秀吉の実子による後継者は己の生の証であるが、好色と言われようと16人の側室と励むが適わない。十七歳の茶々を側室にして、第一子誕生は六年後、捨(秀頼)の出生も疑惑と悲哀に満ちていると。今川義元の種を宿した女を妻にさせられた家康と同類の《ミソサザイ》秀吉。茶茶の夫重(つ...

天下を簒奪した秀吉の実子による後継者は己の生の証であるが、好色と言われようと16人の側室と励むが適わない。十七歳の茶々を側室にして、第一子誕生は六年後、捨(秀頼)の出生も疑惑と悲哀に満ちていると。今川義元の種を宿した女を妻にさせられた家康と同類の《ミソサザイ》秀吉。茶茶の夫重(つまかさね)《不倫》の子を後継者に

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2009/10/04

比類なき軍事・政治手腕と財力を武器に天下を平定。官位も最高位に上りつめながら、独裁を強めた晩年は横暴で奇矯なふるまいへ。ついに人心は離れていく―そこにあるのは覇者の驕りか、後継不在への焦りか、それとも…桜花のように儚き栄華。豊臣秀吉の最期、物語は衝撃の結末を迎える 【感想】 ht...

比類なき軍事・政治手腕と財力を武器に天下を平定。官位も最高位に上りつめながら、独裁を強めた晩年は横暴で奇矯なふるまいへ。ついに人心は離れていく―そこにあるのは覇者の驕りか、後継不在への焦りか、それとも…桜花のように儚き栄華。豊臣秀吉の最期、物語は衝撃の結末を迎える 【感想】 http://blog.livedoor.jp/nahomaru/archives/50690230.html

Posted byブクログ

2009/10/04

やはり、ミステリーというより歴史小説だった。史実をベースに推論を重ねていくという手法は「ダヴィンチ・コード」に通じるか?まぁ、あそこまで荒唐無稽ではないが。

Posted byブクログ