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戦後日本労働運動の発火点 の商品レビュー

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2011/08/12

敗戦後64年ですが、結局この国の再出発の大事な時である敗戦直後に、浮かれていた私たちの先達の失敗は、たしかにGHQと自由党内閣の結託による謀略の方が一枚役者が上で、悪賢さが上回っていたからに他なりませんが、それがどういうずる賢さで、いかにして成されたのかを知っておくことも、あなが...

敗戦後64年ですが、結局この国の再出発の大事な時である敗戦直後に、浮かれていた私たちの先達の失敗は、たしかにGHQと自由党内閣の結託による謀略の方が一枚役者が上で、悪賢さが上回っていたからに他なりませんが、それがどういうずる賢さで、いかにして成されたのかを知っておくことも、あながち無駄ではないはずです。 そう、かつては謀略によって有無をも言わせぬ弾圧がまかり通る世界を作ってきた奴らも、今ではそうもいかず甘言巧みに懐柔する方法に変化してきていますが、ですからそれを読み解く能力が必要になっている訳ですが、ともかく今は過去の奴らの手口を知る意味で、本書は重要なものを持っていると思います。ことの本質をズバリとは書いていない場合も多いのですが、歴史的事実経過を記述したものとして貴重なものです。 場違いな私が労働運動だの組合運動のテーマの集会に出かけては、この本の元本『二、一スト前後』(1972年ぺりかん社刊)を読んだのも高校生の頃で、中途半端な知識を振りかざしては皆を煙に巻いていたかもしれません、許して同級生諸君。

Posted byブクログ