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武田家滅亡に学ぶ事業承継 の商品レビュー

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4件のお客様レビュー

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2013/10/09
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武田信玄を中心とした歴史のお勉強という意味では、裏話などを知ることができて非常におもしろく良著。 その時の時代背景、武田家の事業承継の失敗という観点では、一部は歴史から学ぶことができるものの、やや再現性に欠ける部分もあるような気が少しする。 <メモ> ■継がせる側のための十の教訓 ①子供に必要以上の金を与えて甘やかすな ②子供に適正がなければ、継がせるな ③早くバトンタッチを。子供を何人も会社に入れるな ④後継者に苦労をさせろ ⑤任せた以上、後継者を信じて任せきれ ⑥後継者がやりやすい体制を ⑦自分自身が健康に留意して長生きしろ ⑧株式分割するな。後継者に株式を100%譲るべし ⑨相続税対策を講じておけ。遺言を残せ ⑩子に継がせたければ会社を大きくし過ぎるな ■継ぐ側のための十の教訓 ①継ぎたくなければ継ぐな ②先代から謙虚に学ぶべし ③先代の幹部に謙虚に接すべし ④社史または父母の自分史を作れ 歴史を重んじろという事 ⑤現場で汗まみれになって仕事を覚えろ ⑥新たな事業を創業しろ ⑦自分の幹部を作れ ⑧早く結婚して、次の後継者を育てろ ⑨大きな会社ならば妻を入れるな ⑩事業の見込みがなければあっさり止めろ・

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2012/12/04

戦国時代といえ、現代の会社承継に通じることが多すぎて笑ったww 山県昌景が過去を振り返り、話を進めるという構成も目新しさがあった。

Posted byブクログ

2010/01/31

武田家がなぜ滅亡したのかという観点から事業承継についてポイントを述べている。 信玄7割、勝頼3割の責任というのは本書を読んで納得。 家督を引き継ぐことの難しさの一つにuncontrollableな要素である寿命もある。健康なうちに引き継ぐためには早い段階で実践を通した教育が必要。

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2009/10/04

武田信玄の側近中の側近山県昌影を“講師”に迎え、家臣の立場から「武田家滅亡の真因」を探っていく1冊。純粋な“信長本”ではないけれども、武田家から見た <長篠の戦い>や信長の戦略は、これまでの見方に厚みを増す分析になっている。 ただ、本書の中で山県氏が「人は石垣、人は城・・・」とい...

武田信玄の側近中の側近山県昌影を“講師”に迎え、家臣の立場から「武田家滅亡の真因」を探っていく1冊。純粋な“信長本”ではないけれども、武田家から見た <長篠の戦い>や信長の戦略は、これまでの見方に厚みを増す分析になっている。 ただ、本書の中で山県氏が「人は石垣、人は城・・・」という有名な信玄の言葉は、 「なに、それ?聞いたことない。」「そんな言葉は後世の作り言葉」とあっさり切り捨てておきながら(P.173)、後になってから「武田家はもともと「人は石垣、人は城・・・」という言葉があるように・・・」(P.234)と???乱舞の破錠した展開も見せているのは、山県昌影を“講師”に迎えるという設定からくるご愛嬌か。

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