クロリスの庭 の商品レビュー
茂市久美子さんの童話ですね。 茂市久美子さん(1951年、岩手県生まれ)童話作家。 絵は、下田智美さん(1969年、和歌山県生まれ)動植物の専門学校を卒業後、自然をテーマにした作品を描いている。画家、絵本作家。 この本の作者のことは、りまのさんの本棚で知りました。りまのさん、素...
茂市久美子さんの童話ですね。 茂市久美子さん(1951年、岩手県生まれ)童話作家。 絵は、下田智美さん(1969年、和歌山県生まれ)動植物の専門学校を卒業後、自然をテーマにした作品を描いている。画家、絵本作家。 この本の作者のことは、りまのさんの本棚で知りました。りまのさん、素敵な作家さんです。ありがとうございます♪ 西野風一さんは、ある日つとめていた花屋をやめさせられることになりました。 とほうにくれる風一さんのもとに、どこからかチラシがとんできました。 小さな花屋です。将来、店を まかせられる若い人をさがしています。 そして、風一さんは、小さな花屋 「クロリスの庭」で、はたらくことになったのです。 とても正直者で、真面目な風一さんが、不思議な花屋「クロリスの庭」で、お店の主人の謎の行動と、やって来るお客さんとのやり取りで、「クロリスの庭」の謎にも迫っていく、メルヘンの物語です。 短編連作八話。 もくじ 裏通りの花屋 エニシダ 白いユリ 妖精のハサミ 森のお客さん 星のあかり通り 北風の花嫁 見えないドア 妖精や、魔女学校の生徒さん、傷ついたクマ、北風の精霊などに戸惑いながら、風一さんは「クロリスの庭」に惹かれていきます。「クロリスの庭」の名前の謎は、最後に明かされます。そして、お店の主人の謎も、やがて明らかに……? 下田智美さんの絵も、柔らかくお話に華を添えます。 茂市久美子さんの童話は、初めて読みました。 やさしく、不思議なメルヘンを綴られていて、ワクワクしながら読み進めました。 子供さんから大人まで楽しめる物語ですね。 「クロリスの庭」に行ってみたくなります。
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つるばら村シリーズが読み終わったので、他の茂市さんの本も読んでみたくて、こちらを選びました。 不思議な花屋「クロリスの庭」は、どこからか花が届き、変わったお客さんが来ます… つるばら村シリーズと雰囲気は似ていますが、こちらの方がもう少し大人っぽい内容ですね。 小学3年生の男の子にはつまらないかと思いましたが、意外にも最後まで楽しかったようです。 たまにはこのような本を読むのもいいですよね。
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植物の本の強化期間。 (クロリスの庭からは、けさ、薬草がとどいたみたいに、どうして、これがと思うような花や草がとどくことがある。でも、それらは、かならず、その日、必要だからとどくのだよ) 裏通りの花屋、エニシダ、白いユリ、妖精のハサミ、森のお客さん、星のあかり通り、北風の花嫁、見えないドア。 ぐいぐい読める。 星のあかり通りの、必然性のある展開が、いい。 大人の男性が主人公のファンタジーも、個人的に好みなので、楽しんで読めた。 不器用でも、きちんとまじめに働いていて、見ている人は見ている、というのも、心強いものだ。 ぼやっとした最後が惜しい気がした。
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つるばらシリーズの茂市さんのファンタジー。 といっても、大人も楽しめる、心がほっこりとあったかくなる素敵なオムニバスでした。私も、こんな花屋さんがある街に暮らしたいなぁ。
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茂市さんの本らしい、温かい不思議に包まれた優しい本。「クロリスの庭」という花屋さんで起きる物語です。私も時々花を買うのが好きなので、よけい嬉しくなりました。
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