知っているようで知らない指揮者おもしろ雑学事典 の商品レビュー
2006年発行で、約20年前の本だが、2015年に「1冊でわかるポケット教養シリーズ 指揮者の世界」として文庫化されているので、一応、現役本である。 私は指揮者に関する本は、本書の参考文献・資料として挙げられている本を始め色々と読んできたが、本書は、今、絶版になっていない指揮者...
2006年発行で、約20年前の本だが、2015年に「1冊でわかるポケット教養シリーズ 指揮者の世界」として文庫化されているので、一応、現役本である。 私は指揮者に関する本は、本書の参考文献・資料として挙げられている本を始め色々と読んできたが、本書は、今、絶版になっていない指揮者に関する本の中では、最も入門書者に向いていると感じた。本書のメインの著者である近藤憲一氏の文章は、本、音楽雑誌などで目にしてきたが、圧倒的に読みやすいので、そこもお勧めポイントである 全5章の構成で、巻末に付録として著者が独断選定した「世界の名指揮者50」が付く。付録と言えど、1ページで2人紹介しており、25ページある。他の章と同等の紙幅が割かれているので、実質は全6章構成である。 第1章は指揮者のことがわかる基礎知識と、指揮者20人のエピソードとなっており、特に入門書向けの内容。基礎知識はうまくまとめられており、門外漢なら、この1章だけ読んでも良いかもしれない。2章から4章は指揮者(井上道義と下野竜也)とコンマス(矢部達哉)へのインタビュー。第5章は舞台裏の人、オーケストラマネージャーの役割と小澤征爾論。 クラシック音楽の門外漢、入門書にお勧めだが、2006年当時に選ばれた「世界の名指揮者50」の顔触れは大体予想が付くし(マニアにはお馴染みの知名度の高い指揮者ばかりだ)、さらに50人の指揮者の経歴くらいはとっくに知っているよというような中級者以上の方にとっては、知っていることが多く、新鮮味を感じにくいため、物足りなく感じるかもしれない。
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多くの指揮者のエピソードが面白いですね* 第2章で書かれている井上道義さんの「僕が指揮者になって、今も続けている理由」。これは名文です。 もう一度読みたい作品ですね♪
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今日から読み始めた。前職が数学教師だった人が指揮者に、というのが(やはりいたのだなあと思うと)興味深い。評価は読了してから。
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都響のコンマスの話とか、新進若手指揮者の話とか、インタビュー記事は面白いけど、伝説の?偉大な?指揮者紹介記事は雑駁過ぎる気がします。
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