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香乱記(1) の商品レビュー

4.3

22件のお客様レビュー

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天下第一の人相見に王…

天下第一の人相見に王になるといわれた田兄弟。始皇帝の圧政下で生きる、田兄弟の生き様を描く第一巻!

文庫OFF

田たん・田栄・田横の…

田たん・田栄・田横の田氏三兄弟を描いた作品。項羽と劉邦という2大巨頭の影に隠れがちだけど、田横はあの諸葛亮が褒め称えた人物。楚漢時代は司馬遼太郎の「項羽と劉邦」を読んだだけで、それには彼らの凄さのみが描かれていたけれど、これは逆の立場から描いた本。どちらの見方が正しいのかは分から...

田たん・田栄・田横の田氏三兄弟を描いた作品。項羽と劉邦という2大巨頭の影に隠れがちだけど、田横はあの諸葛亮が褒め称えた人物。楚漢時代は司馬遼太郎の「項羽と劉邦」を読んだだけで、それには彼らの凄さのみが描かれていたけれど、これは逆の立場から描いた本。どちらの見方が正しいのかは分からないけれど、どちらも面白かったことは確か。著者が『田横は僕の理想像』と言うだけのことはありますね。宮城谷さんの作品も多々読んできたけれど、こんなに面白く読んだのは久々です。

文庫OFF

2018/02/15
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

楚漢戦争を、劉邦でも項羽でもなく、田横の視点から描く歴史長編。 第1巻は秦の始皇帝の死まで。長編『劉邦』においては有徳の人として書かれた劉邦が、田横視点ではどのように描かれるのか、今から気になる。

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2016/04/30

楚漢戦争の話だと聞いていましたが、一巻では項羽も劉邦も出ず。斉の王族の末裔・田横を中心とした物語。これはこれで面白いです。続いて二巻へ。

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2016/01/02

占いは未来への展望である。「未(いま)だ来たらざる」時間を、「将(まさ)に来たる」時間に引き込む営みなのだ。そして占いは「使うもの」であって「縛られるもの」ではない。許氏はそう語ったのだろう。 http://sessendo.blogspot.jp/2016/01/blog-po...

占いは未来への展望である。「未(いま)だ来たらざる」時間を、「将(まさ)に来たる」時間に引き込む営みなのだ。そして占いは「使うもの」であって「縛られるもの」ではない。許氏はそう語ったのだろう。 http://sessendo.blogspot.jp/2016/01/blog-post.html

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2014/07/10

秦の始皇帝の時代。秦の悪政下において各地で反乱の火ぶたが切られていき、楚漢戦争が勃発、帝国秦が終焉していくまでの話。各国の将軍たちが登場するなか、主人公は斉の田横。前半は田横の様子がよく描かれていたが、後半は楚の項羽と劉邦や秦の章邯が多く登場し、田横の話というより猛将たちの話とい...

秦の始皇帝の時代。秦の悪政下において各地で反乱の火ぶたが切られていき、楚漢戦争が勃発、帝国秦が終焉していくまでの話。各国の将軍たちが登場するなか、主人公は斉の田横。前半は田横の様子がよく描かれていたが、後半は楚の項羽と劉邦や秦の章邯が多く登場し、田横の話というより猛将たちの話という感じだった。立場は違えどどの人物も志高く、熱いなと感じた。

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2014/09/12

この時代の主役は田氏を入れた三人だったのね。いや〜面白い! また、 司馬遼太郎の「項羽と劉邦」とは違う劉邦のとらえ方でイイね。 タイムマシンでどっちが近いか見てみたい!と思うのは私だけでしょうか? ま、そこが歴史物の良い点かもね…

Posted byブクログ

2011/02/25

三国志がよかったので他の作品も...という事で、楚漢戦争を題材にした本書を。田横という人物は知りませんでしたが、この兄弟が王になるという占いがどう実現するのか楽しみで、すらすらと読めました。

Posted byブクログ

2011/01/24
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

宮城谷昌光の得意な中国は春秋戦国時代でも、戦国末期~秦の時代を表した一冊です。 秦は中国を統一したとはいえ、現実的には一代限りの王朝ですから、残念ですね。  香乱記は春秋から続く大国、斉の国の田王子たちの生涯を書いた作品ですが、宮城谷さんの作品とは思えないくらいこの話からは後味の悪さが漂います。  劉邦という人物の開祖にしてはあまりにも血なまぐさい政略が、宮城谷節を用いても清浄化出来なかったのかも知れません。  第一巻では話はまだそれほど暗くもなく、この評価です。

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2010/07/27

★2010年43冊目読了『香乱記1』宮城谷昌光著 評価B+ 中国古代、秦の始皇帝圧政下に斉王の末裔である田横が、秦の皇太子扶蘇(ふそ)に知遇を得て、悪役人のわなから逃れ、次第に力を得て、のし上がっていく。わなにはめられ、殺されたと勘違いした婚約者を失ったり、さまざまな苦労をしなが...

★2010年43冊目読了『香乱記1』宮城谷昌光著 評価B+ 中国古代、秦の始皇帝圧政下に斉王の末裔である田横が、秦の皇太子扶蘇(ふそ)に知遇を得て、悪役人のわなから逃れ、次第に力を得て、のし上がっていく。わなにはめられ、殺されたと勘違いした婚約者を失ったり、さまざまな苦労をしながら、厳しい法治国家を生き抜くうち、とうとう始皇帝がこの世を去る。皇太子扶蘇の運命や如何に。さすが、宮城谷さん、導入の第一巻の引き込み方は見事です。

Posted byブクログ