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あきんど 絹屋半兵衛(上) の商品レビュー

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2020/08/18

古着商の絹屋さんが土では無く石 陶磁器、湖東焼を生み出すまでの上巻。 まだ若き彦根藩の井伊直弼も出てくるし 全く違う商いを1から初めて、沢山の人に支えられてモノを作り上げる話 もちろん小説といえども一難去ってまた一難続き。 現代にも通じる、お役所仕事の人達や一歩進んで二歩下がるよ...

古着商の絹屋さんが土では無く石 陶磁器、湖東焼を生み出すまでの上巻。 まだ若き彦根藩の井伊直弼も出てくるし 全く違う商いを1から初めて、沢山の人に支えられてモノを作り上げる話 もちろん小説といえども一難去ってまた一難続き。 現代にも通じる、お役所仕事の人達や一歩進んで二歩下がるような うまいこと、とこが進まない感じ。 いい職人がいても、いい環境があっても何かを生み出すのってこんなにも大掛かりだし 今の現代って消費することが良しとされてるけど、生産することの大変さ。

Posted byブクログ

2017/10/30

幸田真音(まいん)さん。女性、しかも経済小説を書かれていた作家さんだそうです。 なるほど、経済的な視点の話が随所に出てきます。起業家としての半兵衛と言う視点は強いようです。もっとも煩いほどではありません。時代的な背景が書き込まれ、まずまずの作品です。 ただ、人間造形がほんの少...

幸田真音(まいん)さん。女性、しかも経済小説を書かれていた作家さんだそうです。 なるほど、経済的な視点の話が随所に出てきます。起業家としての半兵衛と言う視点は強いようです。もっとも煩いほどではありません。時代的な背景が書き込まれ、まずまずの作品です。 ただ、人間造形がほんの少し浅い気がします。主人公の半兵衛もそうですが、特に半兵衛の妻・留津。とても魅力的な設定なのですが、何故か生きてこない。その他の登場人物も全て良い設定だとおもうのですが、何故か生き生きしていない気がします。何故でしょうね。 最後のシーンが気に入ったので星4つかな。

Posted byブクログ