幸福に驚く力 の商品レビュー
短絡的な消費社会に流されないで、自分の日常に幸せを見つける力。そういう生活を営んでいく力に溢れた一冊だなと。 そう考えると現代社会には問題が溢れているけれど、まずは一人一人が自分の日常の生活の物語に気づくことができれば、人生はもっと生きやすく、豊かになるのではないか。
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「人の名前は、いちばん短い物語」という言葉が一番印象に残りました。 子どもの学校の入学式で、まるで物語を読むように、子ども一人一人の名前を読んでくださったときのことを思い出しました。 本書を読み、時代背景に思いを馳せ、女として生きること、について考えました。
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書名から 「センス・オブ・ワンダー」を 思い起こしてしまいました。 講演の記録集ということでもあり お話の中に盛り込まれる 作品、作家、思想家、詩人、… その多岐にわたること どこまで知のすそ野が拡がっていくのだろう と思わせられました きっと かなり 腕に覚えのある(?)素...
書名から 「センス・オブ・ワンダー」を 思い起こしてしまいました。 講演の記録集ということでもあり お話の中に盛り込まれる 作品、作家、思想家、詩人、… その多岐にわたること どこまで知のすそ野が拡がっていくのだろう と思わせられました きっと かなり 腕に覚えのある(?)素敵な人たちが 聴衆者だったのだろうな とも思わせられました ル・グゥインさんはむろんのこと フィリパ・ピアスさん、 金子みすゞさん、 加藤周一さん、 石牟礼道子さん、 河合隼雄さん、 中江兆民さん、 …… その どのお話も どのエピソードも とても興味深く その「講演会」に参加させて もらっているような気に させてもらえました
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タイトルがいいですね。「幸福に驚く力」。「幸福」だけでなく、「驚く」だけでなく、「力」が入る。 清水さんの講演録ですが、素敵(少し意地悪?)な物の見方を随所で伝えてくれます。 例えば、 ・親子の関係がone of themだったらいいのに… ・「休婚」のススメ ・い...
タイトルがいいですね。「幸福に驚く力」。「幸福」だけでなく、「驚く」だけでなく、「力」が入る。 清水さんの講演録ですが、素敵(少し意地悪?)な物の見方を随所で伝えてくれます。 例えば、 ・親子の関係がone of themだったらいいのに… ・「休婚」のススメ ・いつも「してくれる」「してもらう」では、いつまでたっても女性たちは、自分たちで本当に動くということができない。 ・どうしてもわかりあえないということはある。…それでも一緒にやっていかなければならないとしたら、私は演じる。 ・制度や法をこえて人間の豊かさはある。 などなど。 あと面白かったのは、金子みすず論。ほんのさわりしか書いてませんが、彼女が大変戦闘的なフェミニストになっていた可能性を示唆している。 やっぱり清水さんの視点は面白いと今回も思わせてくれました。
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清水さんの文章に学生時代に出会いたかったな。 「個性」重視といわれていた時代に学生時代を送っていたけれど、私は、まさに「差異」を個性と勘違いし、人生や他人に期待してばかりだったな、と思ってしまう。
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2009.08.05. タイトルがすごくいい。「ゲド戦記」等の訳者としてしか著者を知らなかったんだけど、強烈なパワーを持った方だったのですね。各地での講演会をまとめたもの。「わたしと小鳥と鈴と」の解釈から想像するみすず像に驚いた。
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ゲド戦記など翻訳の仕事をしている清水眞砂子さんの、講演などの話をまとめた本。翻訳への姿勢や、ゲド戦記に関すること、子どもの本(物語)に対する考え方が書かれています。”児童文学の真髄は「人生は生きる意味に値する」”というフレーズが印象に残りました。(2008.3.24)
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