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この湖にボート禁止 の商品レビュー

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6件のお客様レビュー

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2020/10/08

 ぼくはグラマースクールに通うビル。湖のそばの山荘に引っ越してきた翌朝、見つけたボートで妹と湖の小島にこぎ出した。ところが待っていたのは、島の持ち主アルフレッド卿の「湖はボート禁止だ」の一言。島には何が隠されているのだろう。そしてついにぼくらは埋もれた千年前の「宝物」を発見する…...

 ぼくはグラマースクールに通うビル。湖のそばの山荘に引っ越してきた翌朝、見つけたボートで妹と湖の小島にこぎ出した。ところが待っていたのは、島の持ち主アルフレッド卿の「湖はボート禁止だ」の一言。島には何が隠されているのだろう。そしてついにぼくらは埋もれた千年前の「宝物」を発見する……。

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2013/08/14

友人から神宮輝夫氏のお薦めの本という事で読んでみました。歴史にも詳しい筆者が歴史のロマンと冒険と両方を盛り込んで書かれたとても上質な物語だと思いました。とても面白く読みました。

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2012/11/09
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※このレビューにはネタバレを含みます

現代でふと発見した歴史遺産のミステリと、少年たちの冒険劇というかんじ。 なかなか核心にせまるストーリーが始まらなくて、驚いたけど、最初のほうの呑気な、引っ越しにまつわる話も読んでいておもしろかった。 主人公、その妹、それぞれの友人の役割が決まっていて、チームワークもよく、楽しい読書だった。 アスキュー卿との森でのチェイスや、裁判の話など、手に汗にぎって読みました。 大人たちもみんな、理解ある優しい人々が見守っていてくれるので、イギリス児童文学らしい味を楽しんだ。 ところで、亡くなったおばさんはなぜ島が好きだったのか、読み落としかもしれないけど、よくわからなかった。。。なんで?? あと、フローリー先生の弟は、本当に弟なんでしょうか? 彼氏だったけど、照れくさくて弟ということにしたのかな、よくわかりませんでした。 当時のイギリス社会の様子がちらちらとうかがえて興味深い。 注釈だけ読んでいても私には楽しめましたよ。 牛乳を子どもには無償で毎日定量を提供していたなんて。今もやったらいいのにね。

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2012/01/17
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

子ども目線で書かれた本という感じで、この年代の子が読むのにはいいかも。 ちょっと言い回しがくどいかも。 昔の訳で読んでみたい気がしました。

Posted byブクログ

2011/02/06

最近の福音館書店の新刊は、際立って質がいい。 まず自分が夢中になって読んでしまうし、 いまは大人だけど絶対子供だった頃に読んでも夢中になったろうし、 これから生まれてくるかもしれない自分の子供にも読ませたいと思える。 なにより面白い。 この本も、英国の湖水地方を舞台にした、非常に...

最近の福音館書店の新刊は、際立って質がいい。 まず自分が夢中になって読んでしまうし、 いまは大人だけど絶対子供だった頃に読んでも夢中になったろうし、 これから生まれてくるかもしれない自分の子供にも読ませたいと思える。 なにより面白い。 この本も、英国の湖水地方を舞台にした、非常に雰囲気のある楽しい冒険小説だ。 登場人物ひとりひとりが、「いかにも」な英国人らしさを備えていて、 読みながらついニヤリと笑ってしまう場面も多々。 こんなに英国独特の空気感を醸し出しているのに、 きちんと児童文学の形に収まっているのも丁寧で好印象。 ひとことで言うなら、正しく「あたし好み」な作品だった。 美味しい珈琲とケーキをお供に、暖かな午後に読むのが吉。

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2010/12/22

都会の貸間から、思いがけず旗の湖の山荘に移り住むことになったビルたち一家。ビルは辺り一帯の新しい地主・アルフレッド卿に、怪しい影を感じとる。卿は何を隠しているのか? ビルと妹のスーザン、それぞれのクラスメートのティムとペニーの4人が活躍するシリーズの第一作。もっとも現在のところ本...

都会の貸間から、思いがけず旗の湖の山荘に移り住むことになったビルたち一家。ビルは辺り一帯の新しい地主・アルフレッド卿に、怪しい影を感じとる。卿は何を隠しているのか? ビルと妹のスーザン、それぞれのクラスメートのティムとペニーの4人が活躍するシリーズの第一作。もっとも現在のところ本書しか手に入らない。 中高生くらいの頃に一度読んでいるが、もうすっかり忘れていた。ドキドキしながら一気読み。謎解きと宝探しの楽しさがつまっていて、児童文学の王道をいくおもしろさだ。また謎を追うだけでなく、イギリスの学校の様子が垣間見えるようなところも楽しい。とくにそれぞれの校長先生が素晴らしい。魅力的な大人が登場するのは、優れた児童文学の特徴のひとつだと思う。知名度が低くてもったいない。 『黒旗山の謎』学研 『この湖にボート禁止』の続編。絶版なので図書館で借りてきた。タイトルが登録できず、むりやりここにレビュー。星5つ。 今回4人が取り組むのは、陸軍に収用された土地の返還。「ヴァイキング」や「修道院の宝」がキーワードになる前作とは打って変わった内容に驚いた。が、もっと驚いたのは、この一見地味な、ロマンティックでもファンタジックでもないテーマが、実にスリリングにおもしろく仕上がっていたことである(←カタカナ多すぎ)。 また、キングスフォード校長の歴史の授業とそこにこめられたメッセージが、たいへんに印象的だった。そもそも本書全体が、ジャーナリストでもあった作者からの渾身のメッセージと言える。そのメッセージを受け取ることができるのか?読み手も試される。 福音館から続編として出版してほしい。

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