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原典 ユダの福音書 の商品レビュー

3.8

22件のお客様レビュー

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2011/01/06

興味深い内容だが、内容が結構専門的で難しい。 少なくとも、トンデモ本的な、興味本位の本ではない。 でも、学術的な記述を好む人にはいい本だろう。

Posted byブクログ

2010/11/16

なんでも知っているはずのイエスがなんで裏切られて捕まったりする? と考えてみれば不思議な話で、神学論争にもなっているみたいだが、ユダの裏切りも含めてシナリオの一部だった、と考えればなるほど納得はいく。でも神の国に帰るために肉体を捨てる必要があっただけだったら、何もあんなドラマチッ...

なんでも知っているはずのイエスがなんで裏切られて捕まったりする? と考えてみれば不思議な話で、神学論争にもなっているみたいだが、ユダの裏切りも含めてシナリオの一部だった、と考えればなるほど納得はいく。でも神の国に帰るために肉体を捨てる必要があっただけだったら、何もあんなドラマチックな死に方を選ぶ必要はないわけで、別の効果を狙ってのことだったとしたら、うーん、神様って、策士。

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2010/11/25

イスカリオテのユダは裏切り者ではなく、イエスの教えを真に理解した、最愛の弟子だった! 衝撃の内容を含むパピルス写本は1978年ごろ中部エジプトで発見されたが、研究者の手に渡ったのは2000年代初め。そこに記されていたのは、これまで存在は知られていても内容は直接伝えられていなかった...

イスカリオテのユダは裏切り者ではなく、イエスの教えを真に理解した、最愛の弟子だった! 衝撃の内容を含むパピルス写本は1978年ごろ中部エジプトで発見されたが、研究者の手に渡ったのは2000年代初め。そこに記されていたのは、これまで存在は知られていても内容は直接伝えられていなかった、もうひとつのユダの物語だった。異端として抹殺された初期キリスト教の大きな流れのひとつ、グノーシス主義の思想を伝える、ユニークな福音書を解説する。

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2010/03/31

原始キリスト教を知るために大変参考になる本。 個人的には、結構納得するところがあるなー。ユダの位置づけ的にも。

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2012/05/28
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

発見された「ユダの福音書」 キリストの神性の解釈によって変わるユダの「裏切り」 キリスト教正統とは違う宗派の研究。 2009年2月11日読了  船橋図書館

Posted byブクログ

2009/10/04

これだったかな? 新聞でユダの福音書解読の話は知っていて、関心があったので発売後、すぐに読んだ。 聖書の知識が足りなくて、脱落部分も多くて、内容はさっぱり分からなかった。

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2009/10/04

【要旨】  1970年代に発見され、2001年にようやく陽の目を見ることになったのが『ユダの福音書』である。“裏切り者”として知られるユダの視点で書かれており、従来のユダの印象を変えてしまう。キリスト教の中でも初期の原始キリスト教では多くの宗派があり、グノーシス派によると肉体の...

【要旨】  1970年代に発見され、2001年にようやく陽の目を見ることになったのが『ユダの福音書』である。“裏切り者”として知られるユダの視点で書かれており、従来のユダの印象を変えてしまう。キリスト教の中でも初期の原始キリスト教では多くの宗派があり、グノーシス派によると肉体の牢獄から脱することでイエスは本来の(神の)国に戻ることができたとされる。『ユダの福音書』では、ユダの“裏切り”はイエスの指示に従ったものだったという。この福音書によると、ユダはイエスを唯一理解していた使途であり、特別な存在として位置付けられていて、イエスが天の家に帰るために協力をした英雄として描かれている。 【感想】  本書は正統ではない(異端である)ために、長い時間の中で抹消された記録であり、初期の原始キリスト教の研究の一助になるものだと思う。裏切り者の烙印を押されたユダからの視点が斬新であり、新たな解釈・考え方が見出されたと思う。 【目次】 第1章 はじめに 第2章 原典 ユダの福音書 第3章 チャコス写本と『ユダの福音書』 第4章 よみがえった異端の書 第5章 リヨンのエイレナイオスと『ユダの福音書』 第6章 『ユダの福音書』とグノーシス主義

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2009/10/07

かなり難解ですが、「ユダの福音書を追え」を読む為には、押さえておきたい本です。 2007 1/31読了

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2009/10/04

近年いろんな研究所や解読がすすみ キリストの時代や思考が理解されてきた とても面白いです。 組織論としては説得力がある 江戸時代のお家騒動と言うべきか 志道と捉えるべきか いづれにしてもユダがキーマンで キリストがどれだけ彼に期待していたのか がうかがえる すると私的にはパウロや...

近年いろんな研究所や解読がすすみ キリストの時代や思考が理解されてきた とても面白いです。 組織論としては説得力がある 江戸時代のお家騒動と言うべきか 志道と捉えるべきか いづれにしてもユダがキーマンで キリストがどれだけ彼に期待していたのか がうかがえる すると私的にはパウロやヨハネの薄汚さがみえてくるのですが

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2009/10/04

ナショジオすごい!!えらい!! 今まで見つかった外典って ここまで正確に日本語になって出版されただろうか! 「死海写本」にしたって「マリアによる福音書」だって・・・ そういう意味で ”画期的” なですよ・・・ 裏切り者の代名詞 ”ユダ” は実はキリストによって 裏...

ナショジオすごい!!えらい!! 今まで見つかった外典って ここまで正確に日本語になって出版されただろうか! 「死海写本」にしたって「マリアによる福音書」だって・・・ そういう意味で ”画期的” なですよ・・・ 裏切り者の代名詞 ”ユダ” は実はキリストによって 裏切るように指示されて 裏切ったわけで それは キリストの肉体という精神の限界を破るために必要なこと  磔つけになることで 人々の罪を背負うこと を行うためには 必要な行為であって それを 唯一理解して行動に起こせたのが ユダ だった・・・ということ・・・ まあそれが 当時台頭していた一部ユダヤ教徒を迫害する連中に うまいこと利用されるような形で 宗教が改変されていく中で 異端審問されていき 歴史から消されていくことになるわけですね・・・ 何か 源義経 みたいなイメージが浮かんで来たww とにかく 面白かった〜 嘘っぱちだらけのダ・ビンチ・コードよりも こっちの方が数倍面白い!! 事実は小説より奇なり だね〜

Posted byブクログ