しいちゃん日記 の商品レビュー
読みやすいので好き。お隣のびーちゃんの姿が我が家の猫と重なって、、泣けてしまうので一人で読むのが良いです。
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『咳をしても一人と一匹』でしいちゃんが可愛かったので、読んだ。 この本ではまだしいちゃん6歳。ご近所最強雌猫の地位は退いたものの、まだまだ元気いっぱい。 でもこの本はどっちかと言うとお隣の猫ビーちゃんの老化とお別れに比重が置かれている。 猫も昔は身体が弱れば間もなく死んだものだが...
『咳をしても一人と一匹』でしいちゃんが可愛かったので、読んだ。 この本ではまだしいちゃん6歳。ご近所最強雌猫の地位は退いたものの、まだまだ元気いっぱい。 でもこの本はどっちかと言うとお隣の猫ビーちゃんの老化とお別れに比重が置かれている。 猫も昔は身体が弱れば間もなく死んだものだが、この頃の飼い猫は医療の発達で寿命がのび、人間同様衰えても生き続ける時間が長くなっている。 ビーちゃんのボケっぷり、弱っていく様子は人間と変わらないし、周りの人は少しづつその衰えを受け入れていくのも同じ。猫の方が衰えても可愛いけど。 羨ましいのは、隣に住むビーちゃんの飼い主と群さんが、本当に篤い友情で結ばれていること。 お互いの現在の身の上が似ている、二人とも猫好き、ということもあるとは思うけど、老いて粗相しまくる隣の猫が自宅に(自分のベッドにも)自由に出入りするのを歓迎してくれる友達なんてそうそういない。 結婚したり子どもを持ったりすると、こういう友情って失われる気がする。 『咳をしても‥‥』でも思ったが、群さんが猫を可愛がる様子は内田百閒や金井美恵子と同じだな。猫は、上等なものがわかる、というところが特に。どの猫も「一人っ子」だ。大事にされている一人っ子の猫は人間との繋がりが濃くなって、感覚が研ぎ澄まされてくるのかも。多頭飼いだと猫同士の関係も大きいので、そこまで鋭敏ではないように感じる。まあ、食べ残してると他の猫に食べられちゃうからね。うちにカシミヤのセーターや麻のシーツやオーガニックコットンのタオルがないせいもあるけど。新聞やレジ袋を敷いて寝ているうちの猫たち、すまない。 しかし、今回群さんも猫に怒っていることがわかり、少しホッとした。それでも私より良い「おかあさん」であることは間違いないが。
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猫は人間が思っている以上に、人間の言葉を理解しているので、いつもと違う時や、不安を感じさせるかもしれないときは特に、詳しく状況を説明してあげることが大切だと感じた。しかし、「明日は5時に起きて出かけるけど、しいちゃんは寝てていいからね、大丈夫だからね」と声をかけて寝たのに、3時に起こしにくるしいちゃんには笑ってしまった。微妙にわかっているのかいないのか。 あとは、知人の家のテレビ好きな猫が「猫の正しい飼い方」という番組をみたあと、くるりと飼い主のほうを振りかえって何か言いたげに見つめていた、という話など、猫によって個体差があるが、本当に人間臭い猫、というか、化け物っぽいというか、賢い猫がいるのだなと思った。 びーちゃんの老いのエピソードは先日亡くなったうちの愛猫を思い出して切なくなった。そんな中でも死んだと思って飼い主が号泣してたら、ひょっこり起き上がってご飯を食べ始めるびーちゃんに笑ってしまったり、泣いてしまったり。 しかし、しいちゃんはまだ健在かしら?と調べたら夏ごろになんと20歳になったしいちゃんとのエピソード本が出たそうで、そちらも読む予定。しいちゃん女王様ほんとうにかわいいです。
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やんちゃで可愛いしいちゃん、長生きしてね!(^-^) 群さんの愛猫「しいちゃん」の5歳から7歳の時の日記です。4年ぶりに再読しました。この本は、しいちゃんの日記でありながら、お隣さんの猫「びーちゃん」の日記でもあります。びーちゃんが群さんの家にしょっちゅう遊びに来ますが、しいちゃ...
やんちゃで可愛いしいちゃん、長生きしてね!(^-^) 群さんの愛猫「しいちゃん」の5歳から7歳の時の日記です。4年ぶりに再読しました。この本は、しいちゃんの日記でありながら、お隣さんの猫「びーちゃん」の日記でもあります。びーちゃんが群さんの家にしょっちゅう遊びに来ますが、しいちゃんと群さんの膝を取り合ったり、群さんに近づきすぎると妬いて猫パンチしたり~w。そんなびーちゃんも、しいちゃんが6歳の時は19歳、徐々に動きが緩慢になって・・・、やがて「くまちゃんの毛布にくるまれ、紺絣のちゃんちゃんこを着て、小さな花が咲いた小枝を持ったびーちゃん」に。有難う~!(涙)
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群さんのエッセイで飼い猫がたびたび出て来るので、どんな性格の猫なのかな?と興味があったので読みました。群さんの動物(特に猫)に対する愛情、そして観察力は素晴しいです。お世話をしていると大変な事もあるのに、それを面白おかしく書いており、クスッと笑いに変える所が良いですねぇ。こういう...
群さんのエッセイで飼い猫がたびたび出て来るので、どんな性格の猫なのかな?と興味があったので読みました。群さんの動物(特に猫)に対する愛情、そして観察力は素晴しいです。お世話をしていると大変な事もあるのに、それを面白おかしく書いており、クスッと笑いに変える所が良いですねぇ。こういう飼い主さんであれば、猫は幸せなんだろうなぁ、と思いました。
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ビーちゃんと自分の愛猫の死に際が重なってしまい、電車の中でしたが読みながら泣いてしまいました。 何気ない日常が、とてもかけがえのないものだとおしえてくれる本です。
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猫好きさんにはたまらない本? 私も猫を飼っていたことがあるので、猫の描写に何かわかるなーと思いつつ読んだ。 群さんの日常も垣間見えて楽しかった。
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しいちゃん、古風でかわいい名前だと思っていたら、abcのcからきてるらしい。 群ようこといえば猫だけど、意外と猫を飼っていたことは少ないんですね。 しいちゃんはもちろん、おとなりさんのビーちゃんもよくでてきます。 そういえば、ビーの話っていう本もあったような・・・ 今度読んでみます。 私は猫を飼ったことがないけれど、猫と人間は私が思っている以上に意志の疎通が図れるんだなあ。(群さんとしいちゃんだけ?) 猫を通じてのおとなりさんとの仲の良さもうらやましい。
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しいは自分の娘だと思っている。ほとんどの場合、親は子よりも先に逝くが、この毛の生えた子供はアクシデントがない限り、私よりも先に逝ってしまう。一緒に暮らせるのも長くて15年から20年の間だろう。 「生きているときくらい、やりたいようにやらせてやりたい」 動物のお葬式は飼い主の...
しいは自分の娘だと思っている。ほとんどの場合、親は子よりも先に逝くが、この毛の生えた子供はアクシデントがない限り、私よりも先に逝ってしまう。一緒に暮らせるのも長くて15年から20年の間だろう。 「生きているときくらい、やりたいようにやらせてやりたい」 動物のお葬式は飼い主のためにある。自分の気持ちにけりをつけるために必要だし、またそんなときに少しでも澄んだ空気を吸えば、多少なりとも気が晴れる。緑が多く空気がきれいな環境に、とても救われた。 私はしいを飼うまでは、動物を飼うと死なれるのが辛いので、飼わないと心に決めていた。しかし行きがかり上、しいを家に連れてきた。連れてきた以上、責任がある。しいの顔を見ながら、飼い主は動物の死を乗り越えるのが宿命なのだとあらためて思った。お友達が亡くなっても、こんなにしいは動揺し、寂しがり、不安になっている。これで飼い主が先に亡くなりでもしたら、どれだけ悲しい思いをするだろう。それは飼い主にとっても心残りだろうし、どうしようもない部分もあるが、飼っている動物が生きている限りは、飼い主が責任をとらなくてはならない。動物たちの不安を取り除いてやり、幸せに暮らせるようにしてやるべきなのだ。 動物に依存しすぎたり、ましてや捨てたり、保健所に連れて行くなどというのは、言語道断である。 日常生活では何の役にも立たず、ただ勝手気ままに暮らしているしい。自分が連れてきたのにもかかわらず、ふと、 「どうしてこの子がうちにいるんだろう」 と不思議に思うことがある。ネコが欲しくてペットショップに買いにいったり、人からもらったりしていたら、ネコが欲しいという意思が明確になるけれど、私の場合は塀の上で雨に打たれている仔ネコを見つけ、ふと気がついたら、連れてきてしまっていた。いろいろな偶然が重なって、うちの子になって、そして8年目を迎えた。 「ご不満もおありでしょうが、関わっちゃった手前、何とかやっていきましょう」 しいに、やや消極的に今後の展望を述べると、じっと私の顔を見つめた。
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普通のエッセイは微妙に説教っぽくなってきたけど、猫の話は相変わらず秀逸。ビーちゃん幸せな一生でよかったね。
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