新世紀書店 の商品レビュー
2012 10/3パワー・ブラウジング。筑波大学図書館情報学図書館で借りた。 新着棚にあったので手にとったけど、出版は2006年。 中身はさらにさかのぼって2004年に、本好き/書店関係者らが中心になって期間限定で行った同名のイベント(色々な企画を立てて実行)の紹介と、その会期中...
2012 10/3パワー・ブラウジング。筑波大学図書館情報学図書館で借りた。 新着棚にあったので手にとったけど、出版は2006年。 中身はさらにさかのぼって2004年に、本好き/書店関係者らが中心になって期間限定で行った同名のイベント(色々な企画を立てて実行)の紹介と、その会期中に行われたトークセションの記録、それに冒頭と末尾に海外の「本の街」探訪録を収録。 一読しての感想は、本書の意図からするとひどく外れているかも知れないが、書店や出版業はまだしばらくは衰退しそうだな、ということ。 企画自体は8年前のもので、その後いろいろと本の新たな売り方とか書店の新たなスタイルも出て話題になったりしているのに、業界は縮小する一方なわけだし、そもそもこの「新世紀書店」も期間限定で話題性もあって人も入ったろうにトントンにしかなってないわけだし。 商売というかビジネスとしての落ち目さを補える程の案は出てこないよなあ・・・という印象。 まだまだしばらくは衰退して、愛好家が楽しむものくらいになっちゃいそうだなあ、という印象で、しかしそれで関係者らとしては良いのかな、というのは考えこんでしまう。
Posted by
ブックタウンという構想に憧れる。核を持った企業としての本屋街は楽しそうだ。 これからは古い本と新刊を繋げる手伝いができるとよい。また、読書行為を楽しくするグッズだったり、活字か苦手な人のためのグラビア、趣味との関連も考える必要がある。 お金がない中での学習体験として本屋が機能する...
ブックタウンという構想に憧れる。核を持った企業としての本屋街は楽しそうだ。 これからは古い本と新刊を繋げる手伝いができるとよい。また、読書行為を楽しくするグッズだったり、活字か苦手な人のためのグラビア、趣味との関連も考える必要がある。 お金がない中での学習体験として本屋が機能する例があったけど、それこそ図書館の役割だ。 本屋は自由な棚を作りづらいみたいだ。その代わり送られてきた本を独自の棚作りで料理して売る楽しさが見える。 本屋も、8割が基本図書で2割で棚に色をつける(売れなくとも!)やり方があるらしい。意外だけど人間の興味はそこまで独自性がないから? 本屋は家賃が大変そうだ。 本屋を本受取所にしないことが強調されるが、まさに図書館が無料貸本屋にしない!と言ってるのと似てる。 大人向けの朗読会や、館内にクラシックじゃないものをかける提案も。 娯楽の場としての本屋がかろうじてあるなかで図書館もそうでありたいと思う。
Posted by
ヘイ・オン・ワイなど、本の街や村は、理想だけど、普通の新刊書店が、数年前に消えてしまった町に住むものとしては、まず普通のの町の本屋さんが欲しい。 取り次ぎさんと出版営業の方のインタビューは、そんな町の本屋を望むものとして、本屋を取り巻く世の中の動きが分かって、非常に興味深かった。
Posted by
北尾トロという人は前に『裁判長!〜』を読んで「こりゃ合わないなぁ…」 と思っていてこの本も敬遠していたのだけれど、インタビューとか、色々な 人が書いていて面白く読めた。 『書店』と銘打っているけれど、出版社営業・取次・ネット書店員さんのイン タビューは出版業界研究にすごく役に立つ...
北尾トロという人は前に『裁判長!〜』を読んで「こりゃ合わないなぁ…」 と思っていてこの本も敬遠していたのだけれど、インタビューとか、色々な 人が書いていて面白く読めた。 『書店』と銘打っているけれど、出版社営業・取次・ネット書店員さんのイン タビューは出版業界研究にすごく役に立つと思う。 値段はやや高く感じるけれど、写真も多くてよかった。 ヘイ・オン・ワンにいつか行きたい…どうせなら英語が分かる方がいいだろうなぁ。
Posted by
Hay on Wye他のブック・タウンって面白そう、是非とも行ってみたい、英語やドイツ語など外国の本ばかりだから読めはしないが、みて楽しめそう。
Posted by
「新世紀書店」について書かれた前半部よりも、圧倒的に後半部「本の国 ヘイ・オン・ワイ」のレポートのほうが面白いのは強烈な皮肉。本の国、行きたいなー!
Posted by
将来、書店に携わりたい人必見の、本好きによる・本好きのための・本好きの・本。 大型書店とネット書店しか生き残れないような日本社会で、書店のあり方を見直して柔軟な姿勢から簡単に本の流通や本社会を見直す。
Posted by
「版元ドットコム」の幹事会社、ポッド出版の本。知り合いが何人か登場しています。 渋谷パルコの地下に期間限定でオープンしていたという『新世紀書店』そのものは、青臭い学祭的なノリで、正直あまりおもしろくありません(失礼)。 でも、業界紙「新文化」の石橋さんや取次の大阪屋、鎌垣...
「版元ドットコム」の幹事会社、ポッド出版の本。知り合いが何人か登場しています。 渋谷パルコの地下に期間限定でオープンしていたという『新世紀書店』そのものは、青臭い学祭的なノリで、正直あまりおもしろくありません(失礼)。 でも、業界紙「新文化」の石橋さんや取次の大阪屋、鎌垣さんのお話はとても見識があり、ためになります。さすがです。 ウェールズのヘイオンワイにあるという古本町(国?)もとてもきれい。 それにしてもこの本に携わる人すべてが、本屋さんを愛しているんだなーと思いました。ひいてはポット出版そのものも。 私も本は好きだけど、書店のことをこんなには熱く語れないなー。
Posted by
- 1