七人目の乙女の伝説 の商品レビュー

ヴィクトリアホルト【著】,小林町子【監訳】

2014/10/02

恩田陸＜三月は深き紅の淵を＞の第一章でちらと出てくる「無造作に詰め込まれてる本」の作家を読んでみようシリーズ。（出てくる本は＜女王館の秘密＞）ヴィクトリア時代のイギリス・コーンウォールで、ものすごく野心家の女の子が、がんがん成り上がる話。で、最後には愛が大事だと気付く。こういうストーリーも主人公特に好みじゃないけども、ヴィクトリア時代の雰囲気・風景の描写・主人公の考え方や心の動き…とにかく文章が丁寧で清潔感があって、先を読みたくなった。