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大学再生への具体像 の商品レビュー

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2012/10/04
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修論指導教官の著書を再読した。 文科省が大学改革実行プランを発表している。 24年度は「改革始動期」 25~26年度期は「改革集中実行期」 だという。 この時期にどうしてもこの本を読みたくなった。 冒頭はご自身の大学改革の経験を述べ、続いてこれまでの時代背景を踏まえた「大学を変えるにはどうしたよいのか」 そして最後の過激とも読める「具体的な改革項目-提言」へと続く。 「大学改革は待ったなし」と高官はいうが、6年も前にこのような具体的な改革提言がなされていることをご存知なのだろうか。

Posted byブクログ

2011/10/17

著者の書く本は本当にわかりやすく、高等教育を学ぶ者が課題意識を培うことができる著書が多い。本書も例外ではない。現在から過去の間の時代を自由自在に訪れる記述と、教育社会学の懐の深さ・幅広さと、統計データの裏付けが、ごく自然に融合しているから、すっと頭に残っていくのではないかと思う。...

著者の書く本は本当にわかりやすく、高等教育を学ぶ者が課題意識を培うことができる著書が多い。本書も例外ではない。現在から過去の間の時代を自由自在に訪れる記述と、教育社会学の懐の深さ・幅広さと、統計データの裏付けが、ごく自然に融合しているから、すっと頭に残っていくのではないかと思う。 内容は、具体的・実務的なエピソードが多く、読者の現実の問題と比較・照合しやすい。著者の過去50年間の大学関係の仕事の実績を、後に続く大学職員は大いに参考とすべきではないか。

Posted byブクログ