抗日戦争中、中国共産党は何をしていたか の商品レビュー
これは、遠藤誉『毛沢東』のきっかけともなった本で、わたしたちは本書によって、共産党が日本軍と手を組んでも、勢力を温存し、のちの内戦にそなえていたことを知る。それはある意味戦略的に優れたものであったし、国際共産主義運動からすれば当然のことであったかも知れないが、民族的な観点からすれ...
これは、遠藤誉『毛沢東』のきっかけともなった本で、わたしたちは本書によって、共産党が日本軍と手を組んでも、勢力を温存し、のちの内戦にそなえていたことを知る。それはある意味戦略的に優れたものであったし、国際共産主義運動からすれば当然のことであったかも知れないが、民族的な観点からすれば、裏切りの行為であった。著者は大陸でそだった中国人だが、抗日戦争における中国一人勝ちに史観に疑問をもち、苦労して渡米後、本書を執筆した。最初英語で書かれのち中国語に訳されたものか。大陸でも海賊版がでまわっているそうである。
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