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なつかしの関西ラブホテル60年 裏のうらのウラ話 の商品レビュー

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2018/06/12

私と1ミリも怪しい関係にない職場のオジサマから頂いた本。 2006年の発行で、著者は昭和一桁生まれのため、いま読むと文体が若干古くさいというのか、オジサンくさい印象は否めません。アベックが死語なのはもちろんのこと、デバガメとかもう言わんし。ダジャレというのか言い回しがスベリ気味...

私と1ミリも怪しい関係にない職場のオジサマから頂いた本。 2006年の発行で、著者は昭和一桁生まれのため、いま読むと文体が若干古くさいというのか、オジサンくさい印象は否めません。アベックが死語なのはもちろんのこと、デバガメとかもう言わんし。ダジャレというのか言い回しがスベリ気味だけど、『11PM』で鳴らした方ですから、その時代を思えばきっとこれが新しかったのだろうと思います。 そんな部分はさておき、1940年代に始まり、年代順に追って書かれたラブホの歴史は面白い。1970年の大阪万博時にラブホが急増して、名前も変化、ついでに興信所が大流行りしたこと。コンドームを売るのは薬事法違反だから、売るのではなく、ホテルスタッフの私物を客に分けるという形にしたらチップが物凄く貯まったことなど、興味を惹かれます。そのときの社会情勢も併せて書かれているから、どこか時代のかぶる人には懐かしさもあるはず。私の場合はたまに桜ノ宮の今は寂れたラブホ街を車で駆け抜けることがあるため、今後はこの本を思い出して郷愁に浸ってしまいそうです。

Posted byブクログ