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14歳の心理学 の商品レビュー

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7件のお客様レビュー

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2022/10/06

思春期真っ盛りの娘の心のうちについて、少女が起こした事件を例に挙げながら述べています。また、2000年前半の若者がどうして生きづらさを抱えているのか、臨床の精神科医としての経験から例を挙げながら論じています。思春期特有の感情、現代の反抗期がない状況がなぜなのかの考察、生きづらさを...

思春期真っ盛りの娘の心のうちについて、少女が起こした事件を例に挙げながら述べています。また、2000年前半の若者がどうして生きづらさを抱えているのか、臨床の精神科医としての経験から例を挙げながら論じています。思春期特有の感情、現代の反抗期がない状況がなぜなのかの考察、生きづらさを抱える若者の現実感の喪失など、考えさせられる内容でした。 ただ、学術的な背景から述べられているわけではないので、一例としてしか考えられないなと思いました。また、どうやったら思春期の娘と付き合えばよいかのヒントを最後に5つ挙げているのですが、その根拠は何なのかがよくわかりませんでした。こちらも著者の一つの考え方としてとらえるのが良いかと思いました。

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2013/10/23

この本が出たとき。これは衝撃的だった。14歳、大人とは思えぬ年代。だが今の子ども達は情報が身の回りに溢れかえって溺れそうだ。頭の中だけで、ふくれあがった妄想と成熟しないままに、自分以外の人間とのつきあいかたを間違うと、その一歩は、今まで、考えられない残酷な犯罪までも引き起こしてし...

この本が出たとき。これは衝撃的だった。14歳、大人とは思えぬ年代。だが今の子ども達は情報が身の回りに溢れかえって溺れそうだ。頭の中だけで、ふくれあがった妄想と成熟しないままに、自分以外の人間とのつきあいかたを間違うと、その一歩は、今まで、考えられない残酷な犯罪までも引き起こしてしまう。 それは、14歳の頭の中、ホルモンの分泌と、今までに考えられない仮説のもと、我が子とのつきあいかたを再考するきっかけになる一冊。

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2012/06/18

6/11読了? 第三章あたりまでは非常に良いテンポで読めるが、四・五章はわかりずらい。 第六章では作中によくあらわれていたNANAの例が。

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2009/10/04

前半、子どもたちの生き難さをしっかりとみつめる感性はすばらしいと思う。ただ後半、それを論理的に説明するのはまだ難しかったようで、あいまいさが残る。思春期の女の子の心理が分かり易く表現されている。

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2009/10/04

いつの間にか立教大学教授になられた著者による、非常に読みやすく分かりやすい本です。 論理的に説得力があるとか、理論の掘り下げが深いとかいったことは内容的ほぼないのではないかと思いますが、なんとなく今の社会の心理に不安や戸惑いを感じている人にはけっこうぴったりくる内容なのではない...

いつの間にか立教大学教授になられた著者による、非常に読みやすく分かりやすい本です。 論理的に説得力があるとか、理論の掘り下げが深いとかいったことは内容的ほぼないのではないかと思いますが、なんとなく今の社会の心理に不安や戸惑いを感じている人にはけっこうぴったりくる内容なのではないかと思います。何より分かりやすいので、心理学を深く知らない人でもスムースに読めると思います。 マンガの「NANA」や、若者の流行語を積極的に採り上げ、そこから各種の解説を加えていくという進め方は、難解な心理学理論を振り回している書物よりはよほど説得力があると思います。 何より、こういった一見くだらないように思える若者の流行に主眼を置いて、しっかりと分析を試みている研究者がいるということは貴重なのではないでしょうか。 今後、もう少し掘り下げた専門的な内容で本書のような内容を書かれると面白いのではないかと思います。 「ふつうであれば、何としても避けたいと願うはずの身体的苦痛や死の恐怖を引き起こすのが出血の常識です。しかし、離人症的な疎隔感や現実感のなさを抱える若者たちは、それくらい激しい感覚でなければ、自分は「生きている」という実感を再獲得することはできない、とわかっているのです」(p179)

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2009/10/04

作者本人がサブカルチャーにも関心をもつ人であることもあってか、固い内容でなく、読みやすかった。妻と夫のコミュニケーションの大切さについての記述に最も納得できた。 しかし、読者として期待している層が、14歳程度の子を持つ母親なのか、それとも父親なのかはっきりしないし、内容が様々な方...

作者本人がサブカルチャーにも関心をもつ人であることもあってか、固い内容でなく、読みやすかった。妻と夫のコミュニケーションの大切さについての記述に最も納得できた。 しかし、読者として期待している層が、14歳程度の子を持つ母親なのか、それとも父親なのかはっきりしないし、内容が様々な方向に及んでしまっていたので、要点がつかめなかった。

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2010/04/04

古くからの香山リカファンのわたしですが、この本には、首をかしけます。 出版社が、こういう本にしてしまったのかなぁ。 14歳の娘がわからない(理解したいと願う)お父さんのための本。 結論は、「娘と仲良くしたいなら、妻と仲良くしなさい」というお説教的な結論で終わるという…。 なん...

古くからの香山リカファンのわたしですが、この本には、首をかしけます。 出版社が、こういう本にしてしまったのかなぁ。 14歳の娘がわからない(理解したいと願う)お父さんのための本。 結論は、「娘と仲良くしたいなら、妻と仲良くしなさい」というお説教的な結論で終わるという…。 なんじゃ、こりゃ。 益田ミリのマンガも、わけわからないし。内容と関係あるのかコレ?清水ハカセの本の西原理恵子のイラスト以上に関係がわからん。 まあ、いつもの語り口や、急に「ナナ」の話が出てきたりと、香山リカらしさはところどころあるのですが……。 なんか、香山リカが、ちょっとかわいそうな一冊でした。

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