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サンドリンガム館の死体 の商品レビュー

3.8

6件のお客様レビュー

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2012/05/04

「マーゴ」「リリベット」と呼び合う姉妹のやり取りを始めとして前作では意図的に出されなかった女王陛下以外の王族の方々と女王陛下の掛け合いが微笑ましかった。しかしマーガレット王女はすでにお亡くなりになられていたのですね。主人公ジェインと父親のやり取りも面白かったけれど、その分女王陛下...

「マーゴ」「リリベット」と呼び合う姉妹のやり取りを始めとして前作では意図的に出されなかった女王陛下以外の王族の方々と女王陛下の掛け合いが微笑ましかった。しかしマーガレット王女はすでにお亡くなりになられていたのですね。主人公ジェインと父親のやり取りも面白かったけれど、その分女王陛下の出番が減って残念だった。

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2010/08/12

名探偵が事件の関係者を集めて推理を披露するという、ミステリではお馴染みの場面も、あのエリザベス女王が解決役となるから、なんだか面白い。女王より奔放そうなマーガレット王女も登場します。(そういえば、今回は真面目な姉に勝手気ままな妹という組み合わせが、もう一組いたみたい)王室の人々の...

名探偵が事件の関係者を集めて推理を披露するという、ミステリではお馴染みの場面も、あのエリザベス女王が解決役となるから、なんだか面白い。女王より奔放そうなマーガレット王女も登場します。(そういえば、今回は真面目な姉に勝手気ままな妹という組み合わせが、もう一組いたみたい)王室の人々の実際のスキャンダルもちょこちょこ窺えるこのシリーズ、本作ではウォリス・シンプソン夫人の消えた宝石の謎が興味深かった。メイドのジェインは、休暇でやって来た父親と久々に過ごしますが、“女王陛下のメイド探偵”だなんて信じてもらえないところがまた、可笑しい。そりゃ、真実でなければただの痛いひとに見えるよなあ。

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2011/07/19

女王陛下のメイド探偵ジェインシリーズ二作め。作者がカナダ人だということで、全て許されるのかなぁ、といった、英国王室ネタ満載のミステリー。エリザベス女王はもちろん、夫のフィリップ殿下、妹のマーガレット女王など実在の方々が“普通に”会話したり、あれこれ画策したり。そして今回は故人とは...

女王陛下のメイド探偵ジェインシリーズ二作め。作者がカナダ人だということで、全て許されるのかなぁ、といった、英国王室ネタ満載のミステリー。エリザベス女王はもちろん、夫のフィリップ殿下、妹のマーガレット女王など実在の方々が“普通に”会話したり、あれこれ画策したり。そして今回は故人とはいえ、あの「王冠をかけた恋」のウィンザー公とシンプソン夫人が重要、かつ、かなり黒い役割で、ミーハー的には面白かったけど、いいんだろうか、いいんだろうか、と思ってしまいました。前作よりも、女王とジェインの絡みが多く感じられたんだけど、いつも冷静に振舞わなければならない定めの女王がカッコいいんですよ〜〜。作者は英国王室フリークということだけど、ホント、小ネタにもその博識ぶりを散りばめて、いや、その面白いこと。ミステリーそのものも、この長い話の中で段々に謎が明かされていく過程が楽しめましたし、ジェインのお父さんの活躍も楽しかった。このころは、まだダイアナ妃も生きてらしたんですね。既にチャールズ皇太子とは不仲、ということになっていたけど。このシリーズ、三作しか書かれていないようなので、カミラさんの出番はないんだろうな。

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2009/12/18

“女王陛下のメイド探偵ジェイン”と銘打たれている通り、現代イギリスの王室が舞台です。作者はカナダの人で、英国王室フリークだそうですが、こんな話を書いてもいいの?って、ちょっと驚きます。だって犯人は○○だし(一応、ここは伏字:笑)、英国王室のスキャンダルのことも色々出てくるし……。...

“女王陛下のメイド探偵ジェイン”と銘打たれている通り、現代イギリスの王室が舞台です。作者はカナダの人で、英国王室フリークだそうですが、こんな話を書いてもいいの?って、ちょっと驚きます。だって犯人は○○だし(一応、ここは伏字:笑)、英国王室のスキャンダルのことも色々出てくるし……。 えーと、あらすじは、女王そっくりの格好をした女性が女王の領内で発見される。その女性は、いわくのあるティアラをつけていたため、主人公は女王から調査を命令される。調査を進めるとともに死んだ女性の複雑な過去や人間関係が明らかに。そして第二の殺人が……!という感じでしょうか。 すべてフィクションである、と最初にきちんと明記されていますが、結構しっかり館の造りやメイドの仕事が描かれているので、なかなかリアルっぽくて面白いです。歴史の勉強にもなりますし。←あんまり役に立たないけど(笑。 今回、一作目が見つからず、二作目を読みました。是非、一作目も読んでみなくちゃ~。私も王室フリークになりそうv

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2011/08/09

エリザベス女王の別邸で女王そっくりの死体が見つかった。 メイドのジェインは女王の手足となりまたしても捜査に乗り出す。 今回は英国王室のゴシップは控えめに、謎解きに重きを置いている。女王とジェインのやり取りは少な目。 本物の女王を想像しながら読むと楽しかったのに、残念。 しかし謎...

エリザベス女王の別邸で女王そっくりの死体が見つかった。 メイドのジェインは女王の手足となりまたしても捜査に乗り出す。 今回は英国王室のゴシップは控えめに、謎解きに重きを置いている。女王とジェインのやり取りは少な目。 本物の女王を想像しながら読むと楽しかったのに、残念。 しかし謎解きの山場で、誰も彼もが自分の秘密を語ってしまうのは、女王の威光あってのことか。 皆ぺらぺら話し始めてびっくりした。 きちんと伏線が張られていて、ミステリ的には悪くなかったと思うけど、後味はよくない。

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2009/10/07

バッキンガム宮殿でメイドとして働くカナダ人ジェインが女王からの秘密の指令を受けて探偵ごとをする、というシリーズの2作目です。前作は『バッキンガム宮殿の殺人』 。 今回は、狩の季節に訪れる別館、サンドリンガム館が舞台です。事実や実際に囁かれている王室の噂 (○○は手癖が悪かったー...

バッキンガム宮殿でメイドとして働くカナダ人ジェインが女王からの秘密の指令を受けて探偵ごとをする、というシリーズの2作目です。前作は『バッキンガム宮殿の殺人』 。 今回は、狩の季節に訪れる別館、サンドリンガム館が舞台です。事実や実際に囁かれている王室の噂 (○○は手癖が悪かったーとか、○○の宝石が盗まれたのは内部の犯行に違いないーとか) をベースに書かれたフィクションです。今回は殺人事件と、盗まれたまま行方知れずになっていたオーダーで作られたティアラにまつわる人間模様が絡まりあい、またしても微妙な伏線とどんでん返しで楽しく読めました。 女王が過去のいろいろを振り返りながら、"過去に行われたことや行われなかったことが人の人生に及ぼす影響は、はかりしれないわね・・・" としみじみするところは、何せ女王様なのでもし・・・したら・・・の人生の振れ幅は並大抵のものではなく、他人事ながらはぁ〜、ほぉ〜っと深いため息が出てしまいした。

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