決定版!「ベンチャー起業」実戦教本 の商品レビュー
本書の出版は2006年である。iPhone登場前であるにも関わらず大前氏の考察はその後のイノベーションを恐ろしく的確に言い当てている。未来から過去を眺めると変化は必然のように感じるが、過去から未来を考察することは相当な知識と推察が要求される。 さて肝心の本編のほうは、大前氏が経...
本書の出版は2006年である。iPhone登場前であるにも関わらず大前氏の考察はその後のイノベーションを恐ろしく的確に言い当てている。未来から過去を眺めると変化は必然のように感じるが、過去から未来を考察することは相当な知識と推察が要求される。 さて肝心の本編のほうは、大前氏が経営する起業家向けビジネススクールの講師たちが起業家に求められるスキルをレクチャーする形式だ。質は玉石混淆で内容も重複や散逸があり寄せ集め感は否めないが、興味深いのは起業家マインドを説く話は10年以上経ったいまでも色褪せないのに対して、MBAのようなケーススタディは既に衰退した企業も多く陳腐化していることだ。起業には理念やビジョンが極めて大事ということを再認させられる一冊であった。
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(2006/2/6) これまた友人から長らくかりていたのでいい加減読まねばと,読んだわけですが~. どーも,コンサルトかキャピタリストなど,どちらかというとインキュベータ的な人が書いているビジネス本は,なんというか,抽象的というか,口で言うはやすし行うはかたしな感じがしてリア...
(2006/2/6) これまた友人から長らくかりていたのでいい加減読まねばと,読んだわけですが~. どーも,コンサルトかキャピタリストなど,どちらかというとインキュベータ的な人が書いているビジネス本は,なんというか,抽象的というか,口で言うはやすし行うはかたしな感じがしてリアリティがない. 結局,それを具体的に実行する段で「どーにもならない」ってことは多そう. 例えば, 「事業において3Cが重要である.」 と,言われたところで(3Cってのはお客さんと,自分の会社と,競合他社のこと),「わかっとるわ」みたいなリアクションが返ってくる感じは否めない. 結局,いろんな状況,いろんな時代,いろんな業種の活動を経営論というひとつの一般論で束ねようとするときには, カナリ強烈な汎化が入っているので,結局,共通的な構造として抜き出せる部分はほんのちょっとで,それ以上は幾らエライ人が言ったところで,「伝わる」モノでもないし,そのお言葉から実行可能な方策を編み出せる訳でも無いと思う. それよりかは,松下幸之助の話とか,7つの習慣とか「生き様」系のような,モノの方が, 人間の活動としての組織活動の本質を突いている気もする.
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起業において、心構え、すべきことが時系列で開設されている。事業アイディアのチェックポイントにそって、まずは自分の考えを紙に落とすことを実践したいと思う。
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第1部第3章 3.事業方針を決める 以降の部分、じっくり時間をとって、紙に書きながら読み進めたい、 と思った。 一人で考えていても煮詰まってしまうことから、この本を活用しながら、紙に書き落としていく作業を進める価値を感じる1冊。
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ベンチャーを起業するためのスキルを確認できた。いくつか新たに勉強になったキーワードを残しておく。経営の7S:SharedValue(価値観)、Strategy(戦略)、Structure(組織構造)、System(制度)、Skills(知識・技能)、Staff(人材)、Style(経営スタイル、会社の持つ文化)。顧客インタビューで明らかにスべきポイント:顧客の購買意思決定プロセスの5W1Hを詳しく見る(KBFは何か)、満たされていないニーズとターゲット顧客を見つける、満たされていないニーズを満たす製品とサービスを検討する、そのような製品やサービスが実現すればいくらくらい払ってくれそうかを探る。竹内先生の寄稿あり。小川政信先生、住宅用集中ロックの話。ビジョンの実現、「ホークアイ」を持っているものが事業に成功する。人生と生きる意味。インターネットも受入れる、大自然に咲く花達。コア人材はロジカルシンキングは必須。1)頭が良い、2)コミュニュケーション欲求が高い、3)問題意識があり常に「何かおかしい」という考えを持っている。評価について、その人の成果によって「絶対的にいくらで報いるか」。給料が上がる→去年より多くの成果を出しているということ。プロトタイプをつくれ!最初に1つ成功させプロトタイプを作り上げて拡大していく。
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大前研一率いる「アタッカーズ・ビジネススクール」の講師陣が、それぞれの担当教科の立場から実況中継のようなかたちで講義を展開します。 ビジネスプランから始まり、そのマネジメント、資本政策と、全体を通して「起業してある程度成功するまで」の流れを終えるようになっています。 本書の優...
大前研一率いる「アタッカーズ・ビジネススクール」の講師陣が、それぞれの担当教科の立場から実況中継のようなかたちで講義を展開します。 ビジネスプランから始まり、そのマネジメント、資本政策と、全体を通して「起業してある程度成功するまで」の流れを終えるようになっています。 本書の優れているのは「うまくいく生徒」「うまくいかない生徒」を引き合いに出して、その要因に言及しているところです。 例えばアイデアをたくさん出しても、起業すること自体に思い入れがなかったり、事業として動かしていくセンスがなかったら実現できない、というような視点を提供できるのは、様々な生徒を世に送り出してきた講師陣ならではだと思います。 良書です。
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事業創出プラットフォーム構築にあたり、もう一度起業について考えてみようと、読んでいます。参考になります。
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□距離・時間距離・料金距離 東京-大阪は距離では550km、時間距離では1時間。この時間は東京-八王子間とそれほど変わらない。 東京-ニューヨークの往復34,000円、東京-札幌の往復32,000円。 □仮説思考 自ら仮説を組み立てて、定量的に分析したり目や耳で確かめていく。 仮に間違っていたとしても、元に戻って仮設を組み立てなおす。 このサイクルをどれだけ頭の中、行動の中で繰り返しやっていけるか。 □経営の7s(会社を経営することはこの7Sをデザインすること) Shared Value:価値観:経営理念等、社員の行動を規定する価値観。会社の存在意義。 Strategy:戦略:持続的な競争優位を築くための具体的施策 Structure:組織構造:会社の組織の形 System:システム:会社運営の仕組みやルール Skills:スキル:社員や組織が持つ特徴的な能力・技能 Style:人材:社員の人材の特徴 Staff:スタイル:会社の持つ文化的風土 □事業アイデアのチェックポイント 顧客は明確か。どんな満たされないニーズを持っているのか。 競合を評価しているか。差別化ポイントを明確か。 成功のカギであるコアスキルとこれを獲得する方法は明確か。 会社の持つ価値観・存在意義は何か。 技術動向やグローバルな動きが考慮されているか。特に情報革命。 具体的なオペレーションが描け、そして収益の数字にリンクしているか。 全体としてキャッシュフローがまわるようなシナリオが描けるか。 □コアコンピテンスとアンフェア・アドバンテージ 特許やブランドはアンフェア・アドバンテージの例。 取引先を良く知っている、縁故の関係にあるのもアンフェア・アドバンテージ。 事業をやっていく上では他者が真似できない強みを持つと強い。 ベンチャーはファーストムーバー・アドバンテージを避けたほうが良い。 □事業計画書アウトライン [トップ]カバーページ、目次、エグゼクティブサマリー [ボディ]ミッション・事業ビジョン・事業概要、製品・サービス、 市場の状況、競合情報、事業目標・事業戦略、マーケティング・販売戦略・販売計画、 マネジメントチーム・会社組織、事業リスク・リスクマネジメント [財務状況]財務計画・事業収支、資本政策、投資計画、添付資料 □一貫した企業イメージの確立 社外に対してのみではなく、社内に対しても一貫したイメージを確立すること。 これができれば自然と望む人材/顧客がやってくる。 □企業化に必要な資質 1、人とは同じことはしたくないという考え方を持つ。 2、これまでやってきたことが違うと思ったときに きっぱりと捨てられること。 3、いかに多くの変数を見出せるかということ。制約と見るか変数と見るか。
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本書は、大前研一が塾長を務めるアタッカーズ・ビジネススクール編著である。 アタッカーズ・ビジネススクールは、アントレプレナー(起業家)を養成を目的としているが、 本書はスクールの内容を強く意識した内容となっている。 事業計画からスタートアップしてからの問題点、その後の資金の集め...
本書は、大前研一が塾長を務めるアタッカーズ・ビジネススクール編著である。 アタッカーズ・ビジネススクールは、アントレプレナー(起業家)を養成を目的としているが、 本書はスクールの内容を強く意識した内容となっている。 事業計画からスタートアップしてからの問題点、その後の資金の集め方などなど、 様々なケースを取り上げて解説をしている。決して机上だけでないことがうかがえる。 しかし、私自身がまだ起業家として実践段階にないので、本書の内容を自分の中に 十分に落し込めない。私の力不足、経験不足によるものだ。 実際に、事業を始めた時にその時々に応じて手に取るべき書であると感じ、 途中で読むのをやめた。また、その時が来たら自然と手にする時が来るのだろう。 故に評価は★3つ+??で保留とし、 後日、正式に評価したいと思う。
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