英語の感覚・日本語の感覚 の商品レビュー
英語と日本語の構造的な違いや、視点の違い。文化などにも言及し、言語が他の文化的なものと平衡性が認められることなどを述べる。認知言語学的な手法を取り入れる。
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学士入学生時代の英語学のGW課題図書。 池上氏の本は、中学入試でよく出題されるということで小学生の時によく読んでいたのでなじみやすかった。 内容もとてもためになる!学生の時に読書記録としてサブノートを作ったから、本文もサブノートももう一回読みなおそう。
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英語の意味論や認知的な部分を解説した本。 個人的には後半部分に載っている,日本語の好みの表現や,英語の好みの表現の違いと言うのが凄く示唆に富んでいて面白かった。
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6章、普遍性と相対性。同じ場面でも違う発想法が言語に現れる。言語ごとの「好み」を体系的に説明しようとする。「する」と「なる」の発展のようなもの。(11/4) 11/63章。文法と意味。 dynamicとstative、transitivityは「意味」。これが文法的振る舞いに影...
6章、普遍性と相対性。同じ場面でも違う発想法が言語に現れる。言語ごとの「好み」を体系的に説明しようとする。「する」と「なる」の発展のようなもの。(11/4) 11/63章。文法と意味。 dynamicとstative、transitivityは「意味」。これが文法的振る舞いに影響を及ぼす話。「人」が目的語か前置詞句の中か→影響、達成、行為焦点、結果焦点など 11/8 第4章 意味とコンテクスト:音韻(配列)論、統語論と、テクスト論の質的違い―複数の文の配列が許容されるか否かは二者択一の規則ではない…(ジャンルによっては成立する可能性も:民話・なぞなぞ) そこから、ハリデー、グライス、リーチ、スペルベル。…どこまでが池上本人の主張なのか、全然わからない。 11/9 「第1章 言葉と意味」 二重分節。「原則」としての意味。「原則」の逸脱―誤用・嘘・比喩。polotically correct。 11/13読了。「第2章 語彙の中の意味関係」同音語と多義語の紙一重がまぁ面白かったか。あと、完全な同義語は存在しない(はずだ)というテーゼは、文法においても形式が異なればどこかで違うはずだ、という想定と共通点あり。 「第5章 意味の変化のダイナミズム」一般化と特殊化。向上と堕落。類似性か近接性かと意味か語形かによる十字分類で意味変化を分類。 「第7章 ことばの限界を越えて」は詩について。リチャーズとヤコブソンとの対比などで、「そうか?」というところもあり。これと漱石・芥川を対比したところも「?」。ただし、俳句と英語訳を比較したところから、「話し手責任」「聞き手責任」へ持っていくところは、「詩」においても両言語の違いが顕著に出る、という話で興味深く読めた。 以上。
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