陽の子雨の子 の商品レビュー
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ストーリーというか、登場人物にあまり好感が持てませんでした。特に「自意識過剰娘」、雪枝の行動は目に余るものが・・・。元家出少年にも「それでいいのか?」と思う所が沢山あったし。 「雨が怖い」男子中学生はまともだったけど立ち位置が微妙で、結局三角関係にもならずに巻き込まれただけでしたね。 関わったことによって結果的にそれぞれが成長した、というのはわかるけど、ハッピーエンドの爽快感はなかったです。
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夕陽くんの純粋さ、まっすぐの瞳(見てないけど笑)、それらがすごくうらやましくていいな、と思う。もう色んなことを純粋に受け止められない年齢なんだと痛感。痛いなあ(笑)でもこの本を読むと、そんな純粋だったころを思い出せるような……思い出したくないような……。純粋な心を失った人は、ハッ...
夕陽くんの純粋さ、まっすぐの瞳(見てないけど笑)、それらがすごくうらやましくていいな、と思う。もう色んなことを純粋に受け止められない年齢なんだと痛感。痛いなあ(笑)でもこの本を読むと、そんな純粋だったころを思い出せるような……思い出したくないような……。純粋な心を失った人は、ハッとするのかな。
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雨の日に見える灰色の点々が、怖かった中学生の夕陽。 担任のみゆき先生の友人の雪枝と出会って、彼女の家にいる家出少年の聡との不可解な生活を見て、今までの平凡だった日常にほんの少し刺激を受けた夏の日。 変な話だ。あんまり雪枝のキャラとか好きじゃないけど 理想と現実のギャップにもがく姿はわかるよね。 夏休みだね!)^o^(
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14歳の男の子なんてリアルには知らないけど、夕陽くんはいい男になりそうだな。20歳の雪枝さんは15歳のサトシを拾ってそのまま暮らしちゃうし、夕陽くんにまで何を企んでるのやら…。
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中学生の男の子視点の物語。 日常と非日常を行き来する。 この少年は自分が十分恵まれているということを 自覚しているからいいと思う。 だからこそ非日常の世界に足を踏み入れたくなったのだろう。 人間はないものねだりだよなあ。 雨の描写がとても好き。
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初めて夕陽が雪枝の家を訪ねる日、押入れの中には、後ろ手に縛られた聡がいた…。不安と希望の間で揺れる、青春の物語(「BOOK」データベースより) 私立中学に通う夕陽、担任の友人だという24の雪枝、15でその雪枝に拾われた聡。 普通に生活していれば接点もないようなこの3人。 ...
初めて夕陽が雪枝の家を訪ねる日、押入れの中には、後ろ手に縛られた聡がいた…。不安と希望の間で揺れる、青春の物語(「BOOK」データベースより) 私立中学に通う夕陽、担任の友人だという24の雪枝、15でその雪枝に拾われた聡。 普通に生活していれば接点もないようなこの3人。 彼らが出会った時から始まるちょっと変わった青春物語。 全体的にみるとやや印象は薄め。 『青空チェリー』や『日傘のお兄さん』の頃の、初期作品のきらめきが、少し薄まったような気がします。 ただ細かなエピソードなどは、「やっぱりうまいなー」と思わせられるところが多くあったので、その点はさすがといったところでしょうか。 大人びて、でも年相応に生意気なところのある夕陽君は好みだったな~。
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豊島さんの本を読むのは2冊目だけれど、やっぱり豊島さんぽい話。 非常に突拍子も無い変わったストーリー。 でもこれが豊島さんの持ち味かと。 ただ、それについていくのは結構大変です…。
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家出した中学生の少年をずっと居候させている、 っていう内容もすごく奇抜なんだけど 「普通に終わりたくなかったの」 という彼女の本心の痛みがすごくリアル。 「自分は特別になるんだ」と信じていたのに、目の前には平凡で虚しい現実。 きっと誰もが共感するはず。
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この出だしでこの設定ならこんな展開?と思ったら全然違ってた。 若干現実味がないが(あったらコワイ!でもないとも言い切れない) 登場人物それぞれに感情移入しながら読めた。
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灰色の点々が怖い夕陽と、頑張っても頑張っても歌人になれなかった雪枝さんと、家出したまま帰れなくなったサトシ。 自分を駄目にする灰色の点々の正体は、最後まではっきりとは分からなかったけれど、自分を駄目にするようなものに囲まれていたとしても、そこから自分を守ることは出来るのだと夕陽を見ていて思った。 薄いけれども、しっかりした中身の本だった。
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