仁木悦子 名探偵コレクション(3) の商品レビュー
「猫は知っていた」を読んで以来、仁木悦子さんの作品を夢中になって文庫本で読みあさりました。いまでも、その文庫本は手元にありますが、さすがにカバーも色あせ、中の頁も茶色く変色・・・。 本書は、仁木悦子没後25年にして、作品がハード本で再度出版された嬉しい企画。 仁木作品のなか...
「猫は知っていた」を読んで以来、仁木悦子さんの作品を夢中になって文庫本で読みあさりました。いまでも、その文庫本は手元にありますが、さすがにカバーも色あせ、中の頁も茶色く変色・・・。 本書は、仁木悦子没後25年にして、作品がハード本で再度出版された嬉しい企画。 仁木作品のなかでは、仁木凸凹兄妹コンビ・三影潤のシリーズが多数あり有名ですが、他にも魅力的な主人公が活躍するシリーズがあります。それが、本書に収録される翻訳業・砂村朝人シリーズ。 本書には、「青白い季節」「縞模様のある手紙」「一本のマッチを擦る時」の他、著者の夫の特別寄稿文、著者の大ファンである翻訳家・仁木めぐみ氏の解説文なども収録されています。
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『青白い季節』 翻訳屋の砂村朝人の事件。翻訳の下請けを行っていた青年から届いた、不審な点のある依頼文から事件が始まる。 『縞模様のある手紙』 青白い季節で結ばれた砂村の妻を主人公とした話。 『一本のマッチを擦る時』 ちょっと動機が微妙と思ってしまう。人気歌手の殺人事件。
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