デカルト入門 の商品レビュー
現在は文系と理系を区別しますが、17世紀に活躍したデカルトはその両方の部分で活躍しました。(北島雄一郎) 日本大学図書館生産工学部分館OPAC https://citlib.nihon-u.ac.jp/opac/opac_details/?reqCode=fromlist&am...
現在は文系と理系を区別しますが、17世紀に活躍したデカルトはその両方の部分で活躍しました。(北島雄一郎) 日本大学図書館生産工学部分館OPAC https://citlib.nihon-u.ac.jp/opac/opac_details/?reqCode=fromlist&lang=0&amode=11&bibid=1000288142&opkey=B169881830071453&start=1&totalnum=2&listnum=0&place=&list_disp=20&list_sort=0&cmode=0&chk_st=0&check=00
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哲学史の中の重要性はわかった。地形で言えば入江とか湾とか?でも大きな山、何度も登ろう、って感じは、芽生えず。起点としては良いのだろうけど、自分は深掘りしなくてよいです。
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「デカルト哲学すなわちコギトではない」との題名で、「神の存在証明」についての説明がなされ「永遠真理創造説」による「明証性の規則」へと展開されている点と、問題とされやすい心身問題については「心身二元論」と「心身合一」の両方を認めるのは矛盾ではないとの説明もなされている点が興味深い。...
「デカルト哲学すなわちコギトではない」との題名で、「神の存在証明」についての説明がなされ「永遠真理創造説」による「明証性の規則」へと展開されている点と、問題とされやすい心身問題については「心身二元論」と「心身合一」の両方を認めるのは矛盾ではないとの説明もなされている点が興味深い。 入門書にしては結構レベルが高いようにも思えるが、デカルト哲学の体系と変遷がよくまとめられており、かつ多少デカルトを知っている人にとっても様々な新たな発見もある有益な1冊であると思う。
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デカルト初挑戦。こんなに多岐に渡り功績を残している人だとはつゆ知らず、コギトを確立した人だとしか認識してなかった。 ラディカルなて懐疑による徹底的な排除、そうして帰結された考えている私というものは確かに存在するという論理かと。肯定、否定を判断する自由意志は上位に置かれて神の似姿...
デカルト初挑戦。こんなに多岐に渡り功績を残している人だとはつゆ知らず、コギトを確立した人だとしか認識してなかった。 ラディカルなて懐疑による徹底的な排除、そうして帰結された考えている私というものは確かに存在するという論理かと。肯定、否定を判断する自由意志は上位に置かれて神の似姿とも表現されていますが、こちらを良心に沿って発揮することがよく生きるということでしょうか。 まだまだ理解が足りないので、もう何冊か読み込んでみたいと思います。宇宙論、自然科学、幾何学とか理系色強くて少しついていけなかったわ。
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デカルトの思想だけにとどまらず、実績全般をざっくりと解説。「我あり」から先についても、どのように考えたのかという道筋をわかりやすく解説してある。 おもしろかったのはデカルトの考える自由について書簡などから解説してある箇所。 「我あり」までは同意しない自由としての「無選択の自由」...
デカルトの思想だけにとどまらず、実績全般をざっくりと解説。「我あり」から先についても、どのように考えたのかという道筋をわかりやすく解説してある。 おもしろかったのはデカルトの考える自由について書簡などから解説してある箇所。 「我あり」までは同意しない自由としての「無選択の自由」を強調し、以降は「自由意志」を使って先に進んだとの解説は新鮮でした。
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デカルトという人は、その実践的活動と諸学問の両方においてきわめてスケールの大きな展開を示した思想家であり、また人間の現実的な生についてもきわめて豊かで透徹した洞察を提示した人物なのである。科学の進展と人間の精神的価値のかかわり、あるいは機械と人間の心の関係といったことが主要な課題...
デカルトという人は、その実践的活動と諸学問の両方においてきわめてスケールの大きな展開を示した思想家であり、また人間の現実的な生についてもきわめて豊かで透徹した洞察を提示した人物なのである。科学の進展と人間の精神的価値のかかわり、あるいは機械と人間の心の関係といったことが主要な課題となっている現代の思想状況にあって、デカルトの思想は、その考察のための最も豊かな題材なのである。
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※このレビューにはネタバレを含みます
[ 内容 ] 「私は考える、ゆえに私はある」―近代精神の確立を宣言し、現代の知の枠組みとなる哲学の根本原理と方法を構築した近代哲学の父デカルト。 だが、書斎で思索に耽る「意識中心主義」の哲学者という人物像ほど、彼にふさわしくないものはない。 青年期には、三十年戦争の十七世紀ヨーロッパ諸国を冒険と遍歴で駆けぬけた行動的思想家―これがデカルトだ。 本書は、コギトの確立に体系の集約点をみるドイツ観念論の桎梏を解き放ち、認識論と形而上学から、自然学や宇宙論にまで及ぶ壮大な知の体系のもとに、デカルトの真実の姿を見いだそうとする本格的な入門書である。 デカルトの思想を心の哲学や環境世界などの現代的視座からも読みなおす意欲作。 [ 目次 ] 序―デカルトの人間像 第1章 デカルトの生涯―思索と遍歴 第2章 デカルトの認識論と形而上学 第3章 デカルトの自然学と宇宙論 第4章 デカルトの人間論と道徳論 終わりに―デカルト哲学と現代 [ 問題提起 ] [ 結論 ] [ コメント ] [ 読了した日 ]
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少なくとも、第二章「デカルトの認識論と形而上学」は、入門のレベルを超えている。というか、入門書で理解できるような内容ではないのだろう。 この本に限った話ではないけど、入門書は、最初に読むのではなくて、対象の哲学者の代表的な著書を読んだ後にまとめ的に読んだ方がいいかも知れないと感...
少なくとも、第二章「デカルトの認識論と形而上学」は、入門のレベルを超えている。というか、入門書で理解できるような内容ではないのだろう。 この本に限った話ではないけど、入門書は、最初に読むのではなくて、対象の哲学者の代表的な著書を読んだ後にまとめ的に読んだ方がいいかも知れないと感じた。
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「我思う故に我あり」を一番に思い出す。数学と自然哲学を総合し現代科学の礎を築いたデカルト。このコトバは物事を観るときに一度純粋なコギト(自我)に立ち返ることの重要性を表しているのではないだろうか。まアインシュタインもまた「常識とは成人になるまで集めた偏見のコレクションである」と...
「我思う故に我あり」を一番に思い出す。数学と自然哲学を総合し現代科学の礎を築いたデカルト。このコトバは物事を観るときに一度純粋なコギト(自我)に立ち返ることの重要性を表しているのではないだろうか。まアインシュタインもまた「常識とは成人になるまで集めた偏見のコレクションである」と言ったと伝えられる。 物事をありのまま曇りなき目でみること、それが明晰判明に繋がるのかもしれない。
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デカルトについての全体的な入門書のうち最も簡単な一冊である。 デカルトについて殆ど知らず、これから知ろうとする人の、日本語での最良の入門書であろう。 この書のよいところは、しばしば軽視されがちなデカルトの情念論についても、きちんと一章を割いて解説している点である。 近代の礎...
デカルトについての全体的な入門書のうち最も簡単な一冊である。 デカルトについて殆ど知らず、これから知ろうとする人の、日本語での最良の入門書であろう。 この書のよいところは、しばしば軽視されがちなデカルトの情念論についても、きちんと一章を割いて解説している点である。 近代の礎の1人であるデカルト。もし思いつきで近代について論じようというなら、この本を踏まえるだけでも多少「っぽく」なるだろう。偉人デカルト、踏み入れば難解だが、このように平易な入門書のある言語の使用者であることを感謝したい。
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