やった。 の商品レビュー
「坂本達」の自転車紀行エッセイ『やった。―4年3ヶ月の有給休暇で「自転車世界一周」をした男』を読みました。 旅の本で現実逃避ですね。 -----story------------- 「タツ。長いこと、巡礼の旅に出るんやってな」。 入社4年目の新年会、社長直々の“GOサイン”に...
「坂本達」の自転車紀行エッセイ『やった。―4年3ヶ月の有給休暇で「自転車世界一周」をした男』を読みました。 旅の本で現実逃避ですね。 -----story------------- 「タツ。長いこと、巡礼の旅に出るんやってな」。 入社4年目の新年会、社長直々の“GOサイン”によって、自転車世界一周の夢は現実になった。 しかも無期限&有給休暇扱いで! 意気揚々とアフリカに乗り込むも、マラリアと赤痢を併発…。 果たして無事にゴールできるのか!? 人も自然も味方につけて縦横無尽に世界を回る、爽快紀行エッセイ。 ----------------------- 一緒に世界一周をしている気持ちになって読み進めました。 波乱のなかったヨーロッパの旅については、ほとんど触れられてなく、アフリカから中近東、アジア、アメリカという順番で以下の4STAGEで構成されています。 ■STAGE1 アフリカ 村に泊まるということ。カトちゃんペッ!(セネガル) 忘れられない。タジンの味とブラヒム(モロッコ) ほか ■STAGE2 中近東‐ブータン 「トルコでは私たちがターツの両親だよ」(トルコ) トカゲよ、どうしてお前は死の砂漠に生きるのだ?(イラン) ほか ■STAGE3 東南アジア‐北アメリカ あっちからもこっちからも「サバイディー!!」(ラオス) 山岳民族の女性たち、えっ、前歯がない?(ベトナム) ほか ■STAGE4 南アメリカ パタゴニアの風で羊がビュンビュン飛ぶ?(チリ/アルゼンチン) 南米大陸最南端、タラバガニの出迎え(チリ/アルゼンチン) ほか スケールは比べ物にならないし、手段は全く違うけど、、、 バイクで貧乏旅をしていた頃を思い出しましたね。 著者と同じで、順調な旅のことはあまり覚えてなくて… 転倒したり、野宿したりというトラブルの方が良く覚えています。 ムリとはわかっていますが、、、 仕事のことを一切忘れて、旅に出たいなぁ… って、本気で思っちゃいました。
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これを冒険旅行と簡単に言えるのかな?と考えさせられます。自転車の可能性を感じます。車じゃこうは行かないですね。しかし、いくら食料や道具を満載にしても、自転車ですからねぇ。 思いがけないトラブルや出逢いの話に引き込まれながら、「旅」への憧れが募る一冊です。
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社内での通訳、ボランティア活動等、夢に向かって努力した結果が最高の贈り物を社長がくれたのだろう。挑戦後の活動も社会に向けてという人柄。凄い。だから、会社が後押ししたのだろう。良い人過ぎ!
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自転車世界一周の旅のエッセイ本。この著者が特異な点は会社を有給休暇として世界一周した点である。旅のエッセイも去ることながら、合間のコラムがこれから自転車の旅をする人にとって役立つものである。また、同時期に旅していた石田ゆうすけ著の本を併せて読むとより自転車旅行の雰囲気を味わえる。...
自転車世界一周の旅のエッセイ本。この著者が特異な点は会社を有給休暇として世界一周した点である。旅のエッセイも去ることながら、合間のコラムがこれから自転車の旅をする人にとって役立つものである。また、同時期に旅していた石田ゆうすけ著の本を併せて読むとより自転車旅行の雰囲気を味わえる。日本人の自転車旅行者がヒマラヤで凍死した話は他の本にも載っている。しかし、この本が一番詳しかった。チャリダーが最後は自転車まで捨てて生きようとした事実に思わず涙してしまった。小説「孤高の人」のラストシーンともリンクしてしまった。
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非常に面白かった。読みやすい文章に描画が細かく書かれてて良かった。また、全ての訪れた国ではなく、強く感じた国や場所に絞って書かれているので、思いの深さを知ることができる。(ヨーロッパが一切書かれていないのにはビックリした) 自転車世界一周としているが、他の著書に比べると比較的別...
非常に面白かった。読みやすい文章に描画が細かく書かれてて良かった。また、全ての訪れた国ではなく、強く感じた国や場所に絞って書かれているので、思いの深さを知ることができる。(ヨーロッパが一切書かれていないのにはビックリした) 自転車世界一周としているが、他の著書に比べると比較的別な方法で移動しているようにも思う。ここは、自転車好きだが現地の人の生活や考えを感じたいという著者の目的に合わせているのでそこもよかった。"人"に焦点を合わせているのも良かった点の1つだ。 けっこうもさい(猛者いも含む?)著者。ただ、帰国後も国内を家族で廻ったり、ギニアやブータンでプロジェクトを本の印税により行っているらしい。世界一周が終わった後も継続して活動しているのは素晴らしいなと思った。
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会社から4年以上の有給休暇をもらって、自転車で世界を回った著者の体験記。 帰国後は子ども向けにも講演を行っているそうで、本の内容も感謝の気持ちや個性とは、といったものが多いです。 子ども向けの作品かと。 旅程をかなりかいつまんで書いているために繋がりがあまり無かったり、それぞ...
会社から4年以上の有給休暇をもらって、自転車で世界を回った著者の体験記。 帰国後は子ども向けにも講演を行っているそうで、本の内容も感謝の気持ちや個性とは、といったものが多いです。 子ども向けの作品かと。 旅程をかなりかいつまんで書いているために繋がりがあまり無かったり、それぞれのエピソードも内容が濃くなかったりで、こういった体験記好きからすると正直少し物足りない内容でした。 それにしてもこの方も26歳で出発、深夜特急の沢木さんもそうでした。 非常に考えさせられます。
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自転車での世界一周。 そのこともすごいが、ミキハウスという会社は有給休暇でこの旅を支援したことってホントすごいなと違った視点で考えることがあります。 もちろん著者の熱い想いがあってからのことだけど、すんごい話です!
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世界のいろんなところを見てみたい。 大好きな人と新婚旅行に一年間くらいでかけたい。 大学時代にそんなことを思った。 社会人になって日々の生活の中で置いてきぼりになってたけど、 最近、どうすれば実現するかまた考え始めた。 フリーター的な旅人、家業を持ってる人、ジャーナリスティ...
世界のいろんなところを見てみたい。 大好きな人と新婚旅行に一年間くらいでかけたい。 大学時代にそんなことを思った。 社会人になって日々の生活の中で置いてきぼりになってたけど、 最近、どうすれば実現するかまた考え始めた。 フリーター的な旅人、家業を持ってる人、ジャーナリスティックな人、 世界一周に行く人ってそんな人が多いと思ってた。 そんなとき、本屋でたまたま見つけた本。 いわゆる有名企業に勤めている人が、 どう考えて、どう旅をしたんだろうと手に取った。 描いていた夢を実現させたこの人はすごい。 そしてミキハウスという企業もすげーなって思った。 人生どこでどう転機を迎えるかわからない。 いつだったかお世話になっている人が言った。 「追い続けていれば、いつかは、なし得る」と。 多分自分が旅に出たとしても、この本に出てくるような旅ではないと思う。 でも、こうイメージを実現させた話は、いいモチベーションになった。 この著者は印税で、道中お世話になった国に恩返しの活動をしているらしい。 そうした「感謝」の心を忘れぬ姿勢にもとても親近感がわいた。 世界って面白そうやね。
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会社員でありながら、社長に交渉し、四年三ヶ月の有給休暇をもらって「自転車世界一周」を達成した坂本達さんのエッセイ。本当に周りの人に助けられたと繰り返し感謝を述べる姿に感動。なんでも自分でやらないと前に進めない旅。挨拶すること、お礼をするのとなど、『自分の行動一つで展開に大きな違い...
会社員でありながら、社長に交渉し、四年三ヶ月の有給休暇をもらって「自転車世界一周」を達成した坂本達さんのエッセイ。本当に周りの人に助けられたと繰り返し感謝を述べる姿に感動。なんでも自分でやらないと前に進めない旅。挨拶すること、お礼をするのとなど、『自分の行動一つで展開に大きな違いが出てくる』という話しが心に響いた。
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自転車で世界一周した人のエッセイ。 各国での良いエピソードだけではなく、本から削られた小さな気付きやエピソードを読んでみたかった。少しもの足りない。 しかし、自分にできることをする、とか感謝するとかこの旅を通して得た大事な気付きは伝わってきた。
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