魔法使いのチョコレート・ケーキ の商品レビュー
魔法使いのチョコレート・ケーキ:わるいまほうつかいがよいまほうつかいになってよかった。(子どもたちに信じてもらったことで、よいまほうつかいにもどった) 幽霊をさがす:こわかった。
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身近な景色でありながら、現実に歩み寄り過ぎていない、程良い不思議のお話たち。ところどころ出て来る先住民風の存在に、著者がニュージーランドの作家と知って納得した。それぞれ短い話ながら、どうなっちゃうの?とワクワクできる、想像力を揺さぶられる1冊だった。『幽霊をさがす』は、怖い話では...
身近な景色でありながら、現実に歩み寄り過ぎていない、程良い不思議のお話たち。ところどころ出て来る先住民風の存在に、著者がニュージーランドの作家と知って納得した。それぞれ短い話ながら、どうなっちゃうの?とワクワクできる、想像力を揺さぶられる1冊だった。『幽霊をさがす』は、怖い話ではないのに、最後の台詞で「あ〜やっぱりあっちの存在なんだ」とゾワリとさせられ、妙に印象的だった。
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「魔法使いのチョコレートケーキ」は語るので、他の語れる話を探して再読。 描写が細かくて・・・ どの話もやさしくてあたたかい。
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図書館で。 どことなく不思議で悲しくて素敵なお話でした。特に魔法使いとチョコレートケーキはかわいかったなあ。タコの話も遊園地の話も子供らしい視点から書かれた話だなあと思いました。 それにしてもケーキのスポンジ部分をカステラと訳すのはなぜだろう? そういえばぐりとぐらもカステラって...
図書館で。 どことなく不思議で悲しくて素敵なお話でした。特に魔法使いとチョコレートケーキはかわいかったなあ。タコの話も遊園地の話も子供らしい視点から書かれた話だなあと思いました。 それにしてもケーキのスポンジ部分をカステラと訳すのはなぜだろう? そういえばぐりとぐらもカステラって書いてたような。昔は西洋風なケーキがカステラぐらいしかなかったからだからだろうか?
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当たり前のように魔法が生活にとけこんでいる世界。 あんまり当たり前すぎて、もしかしたら読者自身の世界にも、こんな魔法はあるんじゃないかって思えてくる。いや、きっとあるんだよ。 すべての魔法は、私たちの周りにある。 多分、お話と現実の境目があいまいな低学年以下に読んであげるには...
当たり前のように魔法が生活にとけこんでいる世界。 あんまり当たり前すぎて、もしかしたら読者自身の世界にも、こんな魔法はあるんじゃないかって思えてくる。いや、きっとあるんだよ。 すべての魔法は、私たちの周りにある。 多分、お話と現実の境目があいまいな低学年以下に読んであげるには、サイコーに前向きな気分をプレゼントできる本なんじゃないか?
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表題作の『魔法使いのチョコレート・ケーキ』と、『メリー・ゴウ・ラウンド』、『ミドリノハリ』などが、好きだなぁと思いました。 『魔法使いのチョコレート・ケーキ』には、思いもかけず、ほろりとさせられ、 『メリー・ゴウ・ラウンド』では、児童書に出てくるメリー・ゴウ・ラウンドの魅力を思い...
表題作の『魔法使いのチョコレート・ケーキ』と、『メリー・ゴウ・ラウンド』、『ミドリノハリ』などが、好きだなぁと思いました。 『魔法使いのチョコレート・ケーキ』には、思いもかけず、ほろりとさせられ、 『メリー・ゴウ・ラウンド』では、児童書に出てくるメリー・ゴウ・ラウンドの魅力を思い、 『ミドリノハリ』の倒れた松の木…テディだけのちいさな部屋、小さいみどりの部屋と廊下…という描写には、幼い頃の楽しみが、胸を温かくしました…。 メリーゴーランドって、魅力的です…メアリー・ポピンズに出てきたメリーゴーランド、ムーミンに出てきた遊園地など、今でも大好きです。 また、石井桃子さんが訳された、“メリー・ゴウ・ラウンド”という言葉が、ここでは“メリーゴーランド”という普段聞きなれた言葉とどこか違って感じられ、とても良いなぁと思いました。
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素朴で、それが故に素敵なお話が詰まった本。大きな凧に運ばれて空を飛んだり、森のひとに愛されたメリー・ゴウ・ラウンドや、鳥に育てられた女の子など、魔法や不思議なことが出てきますが、派手さはなく、ごくさり気なく当たり前のように描かれているのがいいですね。また石井桃子による訳文や挿絵も...
素朴で、それが故に素敵なお話が詰まった本。大きな凧に運ばれて空を飛んだり、森のひとに愛されたメリー・ゴウ・ラウンドや、鳥に育てられた女の子など、魔法や不思議なことが出てきますが、派手さはなく、ごくさり気なく当たり前のように描かれているのがいいですね。また石井桃子による訳文や挿絵も素敵なんです。上品で丁寧で、それでいてお仕着せにならない楽しさに溢れているんですね。何度も繰り返し読みたくなる、そんな本でした。
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不思議なお話が8つ、詩が2つ詰まった童話集。 以前ハードカバの方を http://booklog.jp/users/coyuki/archives/4834009815 で登録しましたが、 手元に置いておきたくて文庫版を購入、再読。 やはり数年時間が空いても素敵だと思わせられる...
不思議なお話が8つ、詩が2つ詰まった童話集。 以前ハードカバの方を http://booklog.jp/users/coyuki/archives/4834009815 で登録しましたが、 手元に置いておきたくて文庫版を購入、再読。 やはり数年時間が空いても素敵だと思わせられる作品。 著者のマーガレット・マーヒーさんはニュージーランドの方。 ニュージーランドの自然が色濃く作品にも映し出されているのでしょうか? 秋の燃えるような紅葉の描写や、吹く風の姿等々… 小さい頃に読んでとても感動した気持ちがよみがえってきました。 小さい頃から印象に残っていた硬貨は1シリングではなく、5ペニー銀貨でした(笑) そして“しっとりとしたチョコレートケーキ”もずっと記憶に残っていたのですが、今回再読して自分が想像していたのは“肥料のケーキ”のほうだったのだと気づきました(笑) もちろん、“魔法使いのチョコレート・ケーキ”もおいしそうなんですがね。 挿絵はイギリスのシャーリー・ヒューズさん。 この方の挿絵もお話とマッチしていて、想像をさらに盛り上げてくれます。 翻訳者は石井桃子さん。 小さい頃は気にしてもいなかったのですが、この方『くまのプーん』も訳されているんですね! 著者・翻訳者・挿絵家、すべてがうまく調和している一冊だと思います。 自分の子供にも絶対読ませたい本。 もちろん、大人の方にも。 ぜひ一度ご覧あれ。
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石井桃子さんの訳は、なぜかわかんないけど、あたたかい。 この本も、そう。 マーガレット・マーヒーの3冊のお話集の中から、石井桃子さんが好きな、ふしぎなことの出てくるお話を選んで訳出したもの、というから格別。 8編のお話と2編の詩が収録されています。 たのしかったり、フシギだったり...
石井桃子さんの訳は、なぜかわかんないけど、あたたかい。 この本も、そう。 マーガレット・マーヒーの3冊のお話集の中から、石井桃子さんが好きな、ふしぎなことの出てくるお話を選んで訳出したもの、というから格別。 8編のお話と2編の詩が収録されています。 たのしかったり、フシギだったり、ちょっぴりこわかったり。ほんとうに、いろんなエッセンスのつまったお話集です。 わたしが好きなのは、3編。 『葉っぱの魔法』 『魔法使いのチョコレート・ケーキ』 『ミドリノハリ』 『葉っぱの魔法』 魔法って、すっごく特別なものなんだけど、ふいっとかなっちゃったりするんですね。 あ、でも。おおきな分かれ道はあるんです。 ポテトチップ(このネーミングが、イイ♪)のセリフ「おまえさんが、葉っぱをとりもどしにきたので、こういうことになったんだ。魔法ってものはな、そうやっておこるのさ。」に、ほぉ〜。思わず、うなっちゃいました。 もう一カ所、うなっちゃったのは、葉っぱをとりもどしにいくマイケルを描いた、ここ↓ *マイケルは、もう一歩、足をまえに出してから、まわれ右をすると、ポテトチップの小屋のほうへとってかえしました。 『魔法使いのチョコレート・ケーキ』 いいひとなんです、この魔法使い。 だって、チョコレート・ケーキ作って(それも、かなりおいしそ〜なの。これだけで、わたし的にはポイント高い、です。)、〈とくべつ上等のカードに、お茶とチョコレート・ケーキをさしあげたいということを書いた招待状をつくって、送りだし〉ちゃうんですから。 もって帰ってきたリンゴの木のために、肥料の粉でケーキをつくっちゃって、ケーキを〈美しいお皿〉にのせるんだけど、〈そのお皿というのは、魔法使いが福引きであてたもの〉なんですから。 福引きですよ、福引き。魔法使いが、福引きって……。どんだけ、いいひとなんだか。 でもって。このあとのリンゴの木とのお茶シーンが……涙をさそうばかりの(笑)いいひとぶり全開で。 もう、どうにかしてあげたい。と読み手が思う、ちょうどそのとき起こるんです、キセキが。いや、魔法かも。 『ミドリノハリ』 フシギな世界っていうのは、ふつ〜の生活のすぐとなりにあって、でも気づけたり、開けたりできるのは、だれでもってわけじゃない。 テディの場合は、勇敢さがカギのようで。 出てくるキャラが、みんな個性的。登場シーンは短いのに(お話自体が短編だし。)、印象にのこるからすごい。 ミドリノハリの修繕風景は、とてもきれいです。自分の想像力の限界があるけど、文章を読みすすめると、色・音・動きがあざやかにうかんできます。
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