全寮制櫻林館学院 ゴシック の商品レビュー
全寮制ときいて。ちょっとご都合展開だなーって思うところあったけど、読みやすかったし、王道なかんじでよかったです。森理くんすき
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雪代毬絵さん、初読み。 独特の世界観な学園ものだけど、その独特さが悪い方向に特出しない筆致が好感触。健気受が得意な作者さんらしいですが、こちらは健気というより傷を負っているため自ら閉じているような受で、その受が攻によって少しずつ学園に馴染んでいくというのが新鮮でした。攻も強引なが...
雪代毬絵さん、初読み。 独特の世界観な学園ものだけど、その独特さが悪い方向に特出しない筆致が好感触。健気受が得意な作者さんらしいですが、こちらは健気というより傷を負っているため自ら閉じているような受で、その受が攻によって少しずつ学園に馴染んでいくというのが新鮮でした。攻も強引ながらも押し付けがましくなく、それでいて受の窮地には必ず救いの手を差し伸べるというかっこよさ。これなんか懐かしい…なんだろうと考えて、コバルト文庫とかあの辺だ!と思いあたる。TLというよりはコバルト寄り。Hはあるけど肉欲は後からついてくる感じ。 そんな感じで主人公に次々と起こるアクシデント、かばってくれる先輩、ルームメイトとの友情、と話は面白かったが、ラストはちょっと消化不良気味。小羊事件での結末や攻がやや屈折してる理由も明かされないまま。今はいいけど三年生の攻が卒業しちゃったらどうするのかなど、不安要素も残っている。続編ありきの終わり方なので仕方ないかもしれませんが、ちゃんと結の部分を読みたかったな。
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全寮制大好きなので飛びついた。 強引な攻に受が反抗するのと従っちゃうのがちょうどいい割合で好き。 ちょっと生徒会長それで決めるのはどうなのと思ったけども。 現生徒会長たちのお話読んでみたいなー。 挿絵が好きだなーと思っていたら、ラノベで読んでた…妹に言われて気づいた…。これ、伯爵...
全寮制大好きなので飛びついた。 強引な攻に受が反抗するのと従っちゃうのがちょうどいい割合で好き。 ちょっと生徒会長それで決めるのはどうなのと思ったけども。 現生徒会長たちのお話読んでみたいなー。 挿絵が好きだなーと思っていたら、ラノベで読んでた…妹に言われて気づいた…。これ、伯爵と妖精の人だわ…!
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高校生×高校生。王子様先輩攻め、薄幸トラウマ下級生受け。某名作漫画を彷彿とさせる世界観。《小羊を屠った者》が次期生徒会長という少々耽美で強引な設定。途中、甘く、切なく、狂おしい…、受けの不幸体質全開。過去の屠られた小羊たちはどうなったのだろう、と密かな疑問あり。続編も機会があれば読んでみたい。
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萩尾望都に傾倒した私にはベタながら好きな作品でした。全寮制で、裕福な家庭のご子息しかいなくてーーそんな中に編入生がやってくる。最早ケータイ小説でもありふれた設定なのに、カトリック系の学校であることと、ご子息たちの集まりであることを生かしてまとめられていらっしゃるのですごい綺麗な作...
萩尾望都に傾倒した私にはベタながら好きな作品でした。全寮制で、裕福な家庭のご子息しかいなくてーーそんな中に編入生がやってくる。最早ケータイ小説でもありふれた設定なのに、カトリック系の学校であることと、ご子息たちの集まりであることを生かしてまとめられていらっしゃるのですごい綺麗な作品になっています。 三作品あるうちのゴシックが一番好きなのですが、こういうシンデレラストーリーはやはり王子が王子らしくあることと、シンデレラボーイ側がいかに虐げられたかによって面白さが決まると思います。この作品の爪痕がその後の作品へと引き継がれるのは読んでいて本当に面白かったです
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
櫻林館学院に編入した村生春実は、礼拝堂で知り合った上級生・朝水志貴に突然触られ、驚いて突き飛ばし、ケガをさせてしまう。 真っ青になった春実だったが、志貴の命令により、罰として毎朝身支度の手伝いをすることになってしまう。 志貴はソルトラムと呼ばれるグループのメンバーで、下級生の憧れの的の存在で、そうとは知らずに関わり合いになってしまった春実は、目立ちたくなんてなかったのに、思い切り目立ってしまう。 そんな中、この学院の秘密の伝統行事『子羊狩り』が開始される。 今年の子羊に選ばれてしまった春実は、狙われ始めるが――。 という話でした。 実は、春実には叔父にいたずらをされていたという過去があり、それがばれて、半ば無理やり櫻林館学院に編入させられる。 そこで春実は息を潜めるように生活していた実家からようやく開放され、「友人」と呼ばれる存在を作ることができた。 そのきっかけをくれたのは志貴で、春実は少しずつ志貴に惹かれていくというのが、メインの話で、そんな中、子羊狩りが開始されて、春実が狙われ、そのことが原因で、トラウマとも言える過去の出来事を思い出していく……という話でした。 なんというか……隔絶された全寮制男子校という中で行われる、ちょっと陰惨なお遊び……なので、現実離れしていて、ファンタジーとしてとっても面白かったです。 なんだかちょっと背徳な感じのする話がお好きな方にはオススメです。
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記念すべき櫻林館第1巻。けなげ受けすぎて嫌だなあと思いつつ結構面白くて読むのがやめられないシリーズ。
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あまりにもテンプレすぎないか…と思ったのだけど、中盤は萌えました でも、ちょっと受けが意識を失いすぎなのが気になった ラストの盛り上がりも今一つに感じた 攻めと受けのスペック・背景なんかのキャラ設定は良かったんだけどなぁ この材料ならもっと萌える展開にできたんじゃなかろうか
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http://booklog.jp/users/tocc/archives/4813011039 ↑とは対照的な寮のお話です。 「おい、子羊がいるじゃん!」とご非難の皆様。これは違うのですよ! どちらかというと『トーマの心臓』を思い出させるキリスト教の全寮制のお話なのです。嗚呼、...
http://booklog.jp/users/tocc/archives/4813011039 ↑とは対照的な寮のお話です。 「おい、子羊がいるじゃん!」とご非難の皆様。これは違うのですよ! どちらかというと『トーマの心臓』を思い出させるキリスト教の全寮制のお話なのです。嗚呼、儀那時卯夢!(意味不明・変換したままです) 家での不祥事のため1ヶ月通っていた公立高校をからこの学校に転向してきた春実に従兄弟は、『今まで通り、地味にして、俺の足を引っ張るな』と言います。 その従兄弟は、ソルトラムのメンバーだから。自分の汚点になるような事は、しないし、許せない。従兄弟は、本家の長男。春実は、出戻りの子供。その差は大きいのに、従兄弟は容赦しません。 すべての要求を聞いてきた春実は、当然頷くのですが、悲しいです。 志貴は、この学院の中でも特異な出自。更には、父親どころか祖父までこの学院出身と言うエリートな一族。だから志貴は、憧れの的。擦り寄ってくる生徒をかわすため、唯一の自由時間を楽しむために志貴は何もしない。気まぐれな王子様をしている。 そんな二人がであって、怪我と言う枷ができて仲良くなっていく。 出自を見ずにそのままの自分を見てほしい志貴に、本物の愛情だけをほしがる春実。そんな二人のお話です。 ここまで読んだら、子羊ちゃん系の話だと思いますよね。そのまま進んだら、何の琴線にも触れなかったと思います。何が違うって言うのはですね! あらすじにも少し書いてあったように『ゲーム』があること。このソルトラムの中から生徒会長を選ぶのは選挙ではなく『ゲーム』と呼ばれる狩りをする。それに勝ったものが会長になれる。ルールは無用。勝者の証は『ゲーム』で選ばれた子羊のロザリオだ。身も心も落とさないとこのロザリオは奉げられないから。 この『ゲーム』は連綿と続いてきたもので、大罪を犯してまで勝者であろうとすること、自分たちが牙を持っていることを確認するための狩りでもある。 この『ゲーム』にどれくらいの生徒会長が異なものとして考えてきただろう。『ゲーム』をしているころは、一心不乱だったからいい。でも、任期満了が近づくころに考え直したりしたら?とても残酷だ。 しかし、生徒会長の職務で一番重いのも『ゲーム』の対象となる子羊を決めること。そして彼らは、重い因習を断ち切ることができず、子羊を選ぶ。 そういうちょっと重い話が絡み合うから、普通の子羊とは違います。小羊は被害者です。 だって子羊って言うのは、悩みがないと思うんです。だから能天気で明るい。 「先輩大好きです」 「俺もだよ」 であっけなくくっついて 「わーん。先輩、〇〇がいじめる」 「よし、俺がなんとかしてやる」 でハッピーエンド。 それはそれで魅力はあります。私はちょっと好みから外れるのですが。 このお話は『ゲーム』が重くのしかかっているのです。 この『ゲーム』の参加者は、子羊と2年生だけ。なのに、春実が子羊になってしまったことで志貴も巻き込まれる。違います、志貴は重石なのです。 志貴がいるから、誰も正面切って口説いてこない。だから正面からではなく暴力が主となる。 それは大変な重石なのです。浅慮です。 なにもしらずに巻き込まれる小羊は大変です。春実はかわいそうです。 でもここで春実は志貴に出会う。それは今まで春実の小さな小さな声を聞いてくれる人が出来たという事。 主張をする事を知った春実の従兄弟に対する抗議は感慨を覚えます。 二人はこれからなんですよ!
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