無限がいっぱい の商品レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
異色作家短篇集の1冊。 皮肉が利いていて『ヘン』な話ばかりが収められているが、これがすこぶる面白い。異色作家短篇集ってこれだからつい見つけると買ってしまうよね〜。
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最近、フレドリック・ブラウンを読み返したので、セットでシェクリィも。まったく、どの一編を取っても、人間の想像力には限界などないのだということを嫌というほど教えてくれる、珠玉の短篇集。 どれも、いわゆる「奇妙な味」に満ちていて、一番気に入った作品一つを選ぶのは至難の技ではあるのだ...
最近、フレドリック・ブラウンを読み返したので、セットでシェクリィも。まったく、どの一編を取っても、人間の想像力には限界などないのだということを嫌というほど教えてくれる、珠玉の短篇集。 どれも、いわゆる「奇妙な味」に満ちていて、一番気に入った作品一つを選ぶのは至難の技ではあるのだが、もうその日の気分で選んでよいことにすれば、今日の気分は『パラダイス第二』。ストーリー全体がハワードの自慢料理「ハワード・サラダ」からの着想だろうか? 最後のギャクを予想させないシリアスな筆致とのギャップが秀逸。 清水義範の解説も良い。
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ジャンル的にはSFなのかしら。 これを映像や音で聞くなど、能動的に受けたら娯楽として面白いけれど、 自分から想像力を燃焼させて読んでいくのは労力がかかるわりには得るものがないというか。 退屈ではないけど、ナンセンス。しかしナンセンスが売りなのだと。 「その瞬間がおもしろければなん...
ジャンル的にはSFなのかしら。 これを映像や音で聞くなど、能動的に受けたら娯楽として面白いけれど、 自分から想像力を燃焼させて読んでいくのは労力がかかるわりには得るものがないというか。 退屈ではないけど、ナンセンス。しかしナンセンスが売りなのだと。 「その瞬間がおもしろければなんでもいいんだよ」と思える人向き。 これを読んで、自分は起承転結があって設定が揺るがず、キャラが深く、表現力が鮮やかで、感性の鋭い衝撃的な物語を読むのがが好きなのだなーと気がついた。これには、その要素はない。 発想とセンスとテンポの良さでなりたっている。玄人向け。
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異色作家短篇集の中では比較的SFよりなのかな。多少の古臭さは感じるもののシニカルな黒い嗤いが快い。お気に入りは「原住民の問題」、「パラダイス第2」、「乗船拒否」。
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グレイのフラノを身につけて 素敵やん。現代人の小賢しさの皮肉 ひる 一度読んだことがあった。対処の皮肉 監視鳥 無限後退。技術向上の皮肉 風起こる 環境適応と慢心。人間の適応力の皮肉 一夜明けて PKDみたい。現実と夢の皮肉 先住民問題 人類最先端の慢心。人間頭いい皮肉...
グレイのフラノを身につけて 素敵やん。現代人の小賢しさの皮肉 ひる 一度読んだことがあった。対処の皮肉 監視鳥 無限後退。技術向上の皮肉 風起こる 環境適応と慢心。人間の適応力の皮肉 一夜明けて PKDみたい。現実と夢の皮肉 先住民問題 人類最先端の慢心。人間頭いい皮肉 給餌の時間 処女に反応しすぎ。助平の皮肉 パラダイス第2 そして誰もいなくなったの皮肉 倍額保険 時間詐欺の皮肉 乗船拒否 人種差別の皮肉 暁の侵入者 人類最先端の慢心。人間頭いい皮肉。 先住民問題と同じ 愛の語学 正確さ、正直の皮肉
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ブラック度がやや高いシェクリイの短編集かな。 シェクリイの短編としては、『人間の手がまだ触れない』、『宇宙市民』を先に読みました。 『人間の手がまだ触れない』、『宇宙市民』ではどの短編も面白く兎に角笑えましたが、この本の短編は全体的にブラック度が高く笑えないものも多く系統が少し...
ブラック度がやや高いシェクリイの短編集かな。 シェクリイの短編としては、『人間の手がまだ触れない』、『宇宙市民』を先に読みました。 『人間の手がまだ触れない』、『宇宙市民』ではどの短編も面白く兎に角笑えましたが、この本の短編は全体的にブラック度が高く笑えないものも多く系統が少し違う感じがしました。 シェクリイの短編をまだ読んだことが無い人は、まずは入手しやすい「人間の手がまだ触れない」でシェクリイ独特のユニークさや滑稽さを体験し、シェクリイの面白さを実感した上で、この本を手に取った方がよりこの本も楽しめるのではないかと個人的には思います。 面白かった作品は、「ひる」、「風起こる」、「先住民問題」、「パラダイス第2」、「乗船拒否」、「暁の侵略者」、「愛の語学」です。 特に、「風起こる」は、風速が時速70マイルを下ることが無い極限の惑星を舞台に、現地に派遣されている観測員に次々と降りかかる災難によるドタバタや惑星の奇妙な原住民とのやりとりの滑稽さはやはりシェクリイらしくて、とても面白い。オチも良い。 また、「愛の語学」は、愛の言葉を修得するために大真面目に取り組む主人公が滑稽で面白い。オチも洒落ている。
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シェイクリlィって、結構意地悪な作家だなぁ。 わっはっは、と心から笑えるというより、あは・・あはは・・・と、引きつりながらの笑いになる作品が多いような。 とことんまじめに愛について研究した挙句の、素っ頓狂な結末(「愛の語学」)とか、事態の手に負えなさ感(「ひる」「監視鳥」)、...
シェイクリlィって、結構意地悪な作家だなぁ。 わっはっは、と心から笑えるというより、あは・・あはは・・・と、引きつりながらの笑いになる作品が多いような。 とことんまじめに愛について研究した挙句の、素っ頓狂な結末(「愛の語学」)とか、事態の手に負えなさ感(「ひる」「監視鳥」)、思い込みから逃れられない人間の馬鹿馬鹿しさ加減(「先住民問題」「乗船拒否」)等々、 ヘンで、意地悪で、面白い。 Notions:Unlimited by Robert Sheckley
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10年01月02日開始 10年01月03日読了 古き良き時代のSF短編集。どの短編も高水準。
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12月9日は、2005年に77歳で今や忘れ去られたSF作家となったロバート・シェクリイが亡くなった日。
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面白い。ロマンスを求める若者の話とか今の人が読んでも楽しめると思う。一つ一つのお話のオチもいい。 (12/7)
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