ジョン・ランプリエールの辞書(上) の商品レビュー
難解と聴いていたから…
難解と聴いていたから心して読んだおかげか、十分楽しめました。18世紀英国を舞台にジョン・ランプリエールの周辺で起こる連続殺人事件。東インド会社にまつわる父の秘密、恋愛、友情、秘密結社、スパイにヨーロッパ史とネタ満載。どこまでが本当でどこまでが創作なのか?こちらはジョン・ランプリエ...
難解と聴いていたから心して読んだおかげか、十分楽しめました。18世紀英国を舞台にジョン・ランプリエールの周辺で起こる連続殺人事件。東インド会社にまつわる父の秘密、恋愛、友情、秘密結社、スパイにヨーロッパ史とネタ満載。どこまでが本当でどこまでが創作なのか?こちらはジョン・ランプリエールが実在の人物だということすら知らなかったがそれでも楽しめました。西洋史に詳しい人ならかなりワクワクものではないかと思います。
文庫OFF
発売当時、書評家がこぞって絶賛していたからついつい購入してしまったが、期待し過ぎていたせいかイマイチ。ラストでちょっとミステリー的に面白くなって来た感じなので、下巻に期待したいところ。
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18世紀、ジャージー島。ギリシア神話の物語をなぞるかのように次々と起こる惨劇に、ジョン・ランプリエールは固有名詞辞典の執筆を始めるが・・・。 兎にも角にも、読んでも読んでも終わらない本だった。 詳しい感想は下巻にて。
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ギリシャ神話をなぞったように殺された父。その死をきっかけに息子ジョンの前に祖先の残した謎、そして危険が迫ってくる。 ジョン・ランプリエールは、古典学者で固有名詞辞書を編纂した実在の人なんだそうで…。 ギリシャ神話のなぞりが多いので、ランプリエールを主人公にしたんだろうけど...
ギリシャ神話をなぞったように殺された父。その死をきっかけに息子ジョンの前に祖先の残した謎、そして危険が迫ってくる。 ジョン・ランプリエールは、古典学者で固有名詞辞書を編纂した実在の人なんだそうで…。 ギリシャ神話のなぞりが多いので、ランプリエールを主人公にしたんだろうけど、でもあんまり必然性がない。まあ、この一度聞いたら忘れられない苗字は、オイシイんだろうな。 ジャンルでいうと、バロック歴史小説。18世紀のロンドンが好きな人には、垂涎の小説かも。 で、……。 前半面白いです。途中から、うーーーーーってww が、ラストに向かってくるあたりから、がぜん面白くなります。もうこのラストのために、今まで我慢(<おい)してたのね、って感じ。 ノーフォークは長編の人ではないのかもね。と思ったので、短編を読みたいなと探してみたけど、どうやら文庫かしそうにないので、まだまだ読めそうにありません。 次回は「教皇の犀」で、ずっしりとした歴史小説みたい。 主人公が、魅力的ならいいんだけどねぇ。
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「エーコ+ピンチョン+007」というのは言い過ぎだとしても、十分に楽しめる一冊。ミステリとしても、恋愛小説としても、歴史小説としても、蘊蓄本としても読むことができる。といっても、小難しい感じはまったくなくて、むしろかなりエンターテインメントな作品。ギリシア神話に詳しくないから、と...
「エーコ+ピンチョン+007」というのは言い過ぎだとしても、十分に楽しめる一冊。ミステリとしても、恋愛小説としても、歴史小説としても、蘊蓄本としても読むことができる。といっても、小難しい感じはまったくなくて、むしろかなりエンターテインメントな作品。ギリシア神話に詳しくないから、という理由で敬遠するぐらいなら、いっそのことそこは読み飛ばせばいいのではないかと。(2006.6.08 読了)
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