私らしくあの場所へ の商品レビュー
親には負担をかけずに、自分で稼いでやっていけるようになりたいし、 恋人は家族のように大切につきあっていきたい。
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谷村志穂さんの(風になびく青い風船)と野中柊さんの(たとえ恋は終わっても)が好きでした。 谷村志穂さんはこの作品が初めてなのでほかのもこれから読んでみようかな。
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奥華子さんのCD付きの本があると教えてもらって手に取った。 聴いたことのある曲だったけれど、物語を読んだ後に聴くとまた違う印象。 そしてやっぱりとてもいい曲。 本には6人の作家さんによる短い小説と、モデルさんと作家さんとの往復書簡と、写真まで載っている。 ドライブシーンが多いな...
奥華子さんのCD付きの本があると教えてもらって手に取った。 聴いたことのある曲だったけれど、物語を読んだ後に聴くとまた違う印象。 そしてやっぱりとてもいい曲。 本には6人の作家さんによる短い小説と、モデルさんと作家さんとの往復書簡と、写真まで載っている。 ドライブシーンが多いなぁと思ったら、日産・新型マーチ協賛企画だった模様。 「私らしい幸せへの道」を考える連載企画だったとあとがきにあるけれど、「私らしい」も「幸せへの道」も、どちらも難問のように思える。 たくさんの分岐点が日常の顔をして通りすぎていく毎日でその道を見つけることを思うと気が遠くなる。 正しい道を選ぼうしないことが大切かな、と思う。 正しい道なんてないから。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
恋愛中、人はどうしても思ってしまう。 相手にとって、自分は特別な存在であると。 でも、他の人への態度もよく見ておいた方がいい。 自分だって、いつかその「他の人」になるとも 限らないのだから。 そんなこと言っていたら結婚なんてできなくなるかも しれないけれど。
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最後まで気がつかなかったが、車がキーポイントだったようです。どの話もあまりハッピーな感じではない?オムニバス作品は自分の好みがわかるのでいい。そして、人によって見えているもの、考え方が違うんだということもよくわかる。
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雑誌のリレー連載を収録した本。6名の作家が車をモチーフに短編を書いている。女、車、男。心の中で、なにかがコトリと音を立て、ふっと風景をかえる、よくわからないけど、時の流れをしんみり感じる短編たち。
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図書館にて。 最悪。 有名作家にせっかく素晴らしい小説を書いてもらっているのに、 その作家となんでかモデルとの文通した文面がのせられている。 そのモデルの手紙の文章がひどい!!馬鹿すぎる。 写真もおしゃれにして、CDまでつけて女性ウケをねらったつもりかもしれないけど、 がっかり。...
図書館にて。 最悪。 有名作家にせっかく素晴らしい小説を書いてもらっているのに、 その作家となんでかモデルとの文通した文面がのせられている。 そのモデルの手紙の文章がひどい!!馬鹿すぎる。 写真もおしゃれにして、CDまでつけて女性ウケをねらったつもりかもしれないけど、 がっかり。 作家と、小説に本当に失礼だと思う。 講談社も大手だからって、金に物言わせてやりたい放題するなって感じ。
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私の気になる作家さんが名を連ねていたのでぱっと手に取り数時間で読み終えた。愛ではなく恋がテーマ。どれも違うシチュエーションなのに、どこかに自分と重なる箇所が出てきてふいに涙が出た。
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短編集。 しおりがきれい。 読者が作家に送った手紙と、作家からの返信の手紙、のおまけつき。 ■角田光代 ふたり 同棲中。 喧嘩して、車に乗って飛び出す女。 あてもなく、明日の予定も気にすることもなく、自由にドライブ。 でも、何を見ても彼のことを考えてしまっている。 (以下...
短編集。 しおりがきれい。 読者が作家に送った手紙と、作家からの返信の手紙、のおまけつき。 ■角田光代 ふたり 同棲中。 喧嘩して、車に乗って飛び出す女。 あてもなく、明日の予定も気にすることもなく、自由にドライブ。 でも、何を見ても彼のことを考えてしまっている。 (以下引用) そうなのだ。私はかつて自由で気軽で、それを充分味わって、それでだれかといっしょにいることを選んだ。遅くなるときは相手に断り、帰れないときは相手に気兼ねし、たったひとりで遠くにいくことのできない、そんな不自由を選んだのだった。誕生日をひとりで過ごしてもへっちゃらな自由ではなく、祝ってもらわないことに腹をたてる、そんな不自由を。 ■大道珠貴 ゆうれいトンネル 僕(結構いい年)。 60代後半のミナミ。 ドライブ。 スリル。 ■谷村志穂 風にたなびく青い風船 35歳女。 銀行を辞めてパリへ移住。 だけど、アパートを探すことも、職を見つけることもうまくいかない。 そんな時、出会った捨て犬をバロンと名づけ、飼う事にした。 バロンをきっかけに新しい交友が生まれ、生活基盤も確立。 しかし、日本で闘病しなくてはならなくなり、バロンを連れて帰国を決意。 だがしかし、パリの街並みを見ながら考え直し、バロンをパリに捨てていくことにした。 ■野中柊 たとえ恋は終わっても 別れた男女。 女の元に男が再来。 彼を助手席に乗せてドライブ。 なんだかんだで未練を残していた女は、自分たちの恋が本当に終わってしまったと実感。 私、一人でも大丈夫だから!を、運転に込める、的な。 ■有吉玉生 BORDER 彼との付き合いをやめようとするけれど、やめられない女。 アメリカからカナダへの移動中、国境を越えたら別れようと決心。 だが、案外あっさり国境を越えてしまった。 (以下引用) 自分が変わるところ?そこから新しい自分になる?いったい何を大袈裟に考えていたのだろう。やりたいことだけをやればいいだけのことなのに。そして、やれる。やってゆける。 ■島本理生 遠ざかる夜 彼氏の浮気疑惑発覚。 彼氏の言い訳。 違う、相手から好意を寄せられていただけで何もなかったんだ、誰も傷付けたくなくて断れなかった、君に余計な心配をかけたくなかった。 信じる女。 だが、浮気相手からもらった手紙をビリビリに破いて捨て、受信フォルダも完全消去した彼を見て、あんなに慕っていた浮気相手の事を一瞬にしてないことにできる人なんだから自分もいつか同じようにされると思い、別れを決意。
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車やドライブをテーマに6人の女流作家が短編を書いてます。小説もいいけれど、モデルとの往復書簡が興味深い。特に角田光代さんが寄せた手紙にはちょっと感動しました。奥華子さんのCDも付いてるし、栞も葉っぱで可愛い♪
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