アフガニスタンで考える カラー版 の商品レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
図書館にリクエストした本、リクエストが届いたとの連絡があり、予約の棚を探した。あまりに厚さがないので、タイトルを探し出すことが難しかった。5ミリに満たない厚さだったから、今まで読んだ本の中で一番薄い本です アフガニスタンには、「金はなくても食っていけるが、雪がなくては食っていけない」と言う諺があります。アフガニスタンは、そういう長い年月に積もった雪や氷河の恩恵によって、人も動物も植物も生きてきた、山の雪に守られた農業国家なのです どんな時代、どんな国においても、何に拘束されるかは様々ですが、それぞれの場所でそれぞれ制約された事情を背負いながら生きていると言う点では、先進国も途上国も同じなわけです アフガニスタン問題と言うのは、政治、軍事以上にパンと水の問題なのです
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山岳地帯どころかカブールについてすらよく知らないほどアフガニスタンについては無知だったが、自分の中の「安全保障」という言葉の概念が変わった。本当に偉大な方を亡くしたのだと改めて実感させられた。
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カテゴリ:図書館企画展示 2019年度第6回図書館企画展示 「追悼展示:中村哲氏執筆本等」 展示中の図書は借りることができますので、どうぞお早めにご来館ください。 開催期間:2020年1月6日(月) ~ 2020年2月28日(金) 開催場所:図書館第1ゲート入口すぐ、雑誌閲覧...
カテゴリ:図書館企画展示 2019年度第6回図書館企画展示 「追悼展示:中村哲氏執筆本等」 展示中の図書は借りることができますので、どうぞお早めにご来館ください。 開催期間:2020年1月6日(月) ~ 2020年2月28日(金) 開催場所:図書館第1ゲート入口すぐ、雑誌閲覧室前の展示スペース
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中村先生、ご健在だったんですね。 っていってもこのブックレットも2008年の発行なので現在さらに8歳もお歳を重ねられているはずですが。 アフガニスタンの一般庶民の状況を知らせてくれているのです。 「違い」を「優劣」や「善悪」で捉えない。それはあくまで違いだということをまず押さえる...
中村先生、ご健在だったんですね。 っていってもこのブックレットも2008年の発行なので現在さらに8歳もお歳を重ねられているはずですが。 アフガニスタンの一般庶民の状況を知らせてくれているのです。 「違い」を「優劣」や「善悪」で捉えない。それはあくまで違いだということをまず押さえるということを学びました。 だから私たちとは「違う文化、違う考え方」の現地からの発信はこうなるんだろうけれど、 やっぱり普段、日本のニュースを見ていると「何で?」と善悪で判断したくなるんですよねー。 アフガンのことはともかく、少なくとも今後、他国へ赴いたり、他国のことを考える時に、「違いを優劣や善悪で考えない」ということを念頭におきたいと思います。
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ペシャワール会現地代表・中村哲医師が行っている,現地報告会の内容がまとめられた本. 机上の空論ではなく,ずっと現地で活動を継続して行っている中村哲医師だからこそ,言える事が多く,逆に中村哲医師でないと言えないことが,山のようにあると思います. 中村医師は,区切り毎に詳しい報告...
ペシャワール会現地代表・中村哲医師が行っている,現地報告会の内容がまとめられた本. 机上の空論ではなく,ずっと現地で活動を継続して行っている中村哲医師だからこそ,言える事が多く,逆に中村哲医師でないと言えないことが,山のようにあると思います. 中村医師は,区切り毎に詳しい報告を本当してまとめられているので,詳しいことは各著書を参照される事をオススメします.
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先日、中村哲さんの講演を聴いたが、この本とほとんど同じ内容であった。 「お金さえあれば幸せになる。経済さえ豊かであれば幸せになる。」 この迷信に、間違いに、大国のものたちが気づく日はくるのだろうか。
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アフガニスタン2400万人が生きていけるのは、雪があるから。冬に積もった雪が夏に溶け出し、その川の流域沿いに豊かな緑と実りを約束してくれて農業を営んでいる。アフガニスタンのことわざに、カネはなくても生きていけるが、雪がなくては生きていけない、というのがある。
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「現地の現実と、日本で行われているさまざまな平和に関する議論が、あまりにもかけ離れている」ことに憂慮した中村哲氏による岩波ブックレット(No.673)。 著者は「ペシャワール会」現地代表として、1984年より20年以上に渡って医療活動や水源確保事業を行っているため、現地からの声...
「現地の現実と、日本で行われているさまざまな平和に関する議論が、あまりにもかけ離れている」ことに憂慮した中村哲氏による岩波ブックレット(No.673)。 著者は「ペシャワール会」現地代表として、1984年より20年以上に渡って医療活動や水源確保事業を行っているため、現地からの声として非常に力強いものがあります。メディアから忘れ去られつつあるアフガニスタンの現状と課題を的確に知ることができました☆
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