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いま平和とは の商品レビュー

3.9

7件のお客様レビュー

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2012/04/25

国際法、国際人権法を学んできた人にとっては、特に目新しい話題はない。しかし、入門書としては、よくまとまっていると思う。 気に入ったフレーズ 「平和を学ぶことは歴史に参加すること」(p.ii) 「悲惨な人のことを“かわいそうだ”というのは憐れみ。それはいけないことだというの...

国際法、国際人権法を学んできた人にとっては、特に目新しい話題はない。しかし、入門書としては、よくまとまっていると思う。 気に入ったフレーズ 「平和を学ぶことは歴史に参加すること」(p.ii) 「悲惨な人のことを“かわいそうだ”というのは憐れみ。それはいけないことだというのが人権」(p136)

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2011/07/20

この本の元になったのは「NHK人間講座」。 新書化で補足追加などがされているとのこと。 戦争・国際法・核兵器などのなんとなく わかってはいるけど、イマイチなんで世界が 上手くいかないかがなんとなくわかった気がする。 日本にいると平和ボケしてしまうので ちょっと現実に触れるとシ...

この本の元になったのは「NHK人間講座」。 新書化で補足追加などがされているとのこと。 戦争・国際法・核兵器などのなんとなく わかってはいるけど、イマイチなんで世界が 上手くいかないかがなんとなくわかった気がする。 日本にいると平和ボケしてしまうので ちょっと現実に触れるとショックを受けてしまう。 「平和」に暮らせることっていうのは どういうことなんでしょう。 大震災の後ということもあり、 最近いろいろ考えてしまうけど、 なかなか答えなんて出ないです。 身近な大事な人が幸せならそれで十分な 気もしてしまいます。 それ以上は一人の人間がどうこうできることは 少ない気がする。

Posted byブクログ

2011/05/20

[ 内容 ] 二一世紀に入っても武力紛争や大規模な人権侵害は止むことがなく、暴力と憎悪の連鎖が続いている。 そして世界には、新たな分断線が引かれ始めた。 いま、平和を築き上げるために、国連や国際法そして市民には何ができるのだろうか。 いかにすれば、人間は対立を超えて真に和解できる...

[ 内容 ] 二一世紀に入っても武力紛争や大規模な人権侵害は止むことがなく、暴力と憎悪の連鎖が続いている。 そして世界には、新たな分断線が引かれ始めた。 いま、平和を築き上げるために、国連や国際法そして市民には何ができるのだろうか。 いかにすれば、人間は対立を超えて真に和解できるのか。 人権と人道の時代を迎えるための条件をさぐる9話。 [ 目次 ] 尽きせぬ武力紛争―「新しい戦争」の時代に 未完の理想―国連による平和 平和のための法―国際人道法と国際刑事裁判 平和を再定義する―人間のための平和 人道的介入―正義の武力行使はあるか 平和と人権と市民たち―市民社会の世界化へ 核と殱滅の思想―人間の忘却としての平和破壊 絶望から和解へ―人を閉じ込めてはならない 隣人との平和―自分を閉じ込めてはならない [ POP ] [ おすすめ度 ] ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度 ☆☆☆☆☆☆☆ 文章 ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性 ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性 ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度 共感度(空振り三振・一部・参った!) 読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ) [ 関連図書 ] [ 参考となる書評 ]

Posted byブクログ

2010/12/26

入門って感じで特に 目新しいことは書いてなかった。 ユーゴの人道介入に 対する議論は、 知らなかった多くの要素が 上手く提示されてて おもしろかった。 パレスチナ問題のとこで エドワードサイードの 引用文を選ぶセンスが ないす。

Posted byブクログ

2009/10/04

この人の本は読み終えた後に何かしら心に響くものがある。厳しい現実を前にして、現実を受け入れるもの、何かの枠組みに押し込めるもの、無関心であるもの。ただこの本を読み終わるころには自分なりの平和を追究する自分がいるのではないだろうか。

Posted byブクログ

2009/10/04

3時間あれば読める。 あと「人道的介入」や、その他の国際関係学に関する知識があれば飛ばし読みでおっけい。 「人道的介入」を読む前にこっちを読むべきかも。 最後に平和に対して絶望的にならず、後世により良い環境を段階的に作り出して行くことが大切という部分を読み、最上敏樹の人間性...

3時間あれば読める。 あと「人道的介入」や、その他の国際関係学に関する知識があれば飛ばし読みでおっけい。 「人道的介入」を読む前にこっちを読むべきかも。 最後に平和に対して絶望的にならず、後世により良い環境を段階的に作り出して行くことが大切という部分を読み、最上敏樹の人間性が垣間見れた。 ただ内容は「人道的介入」とほぼ同じ。 国家共同体に関する考察は、パレスチナ問題を通して考えられており、とても良い。しかし、リアリズムに欠ける部分もある。

Posted byブクログ

2009/10/04

現実主義か理想主義かの問題があって、平和を語ることはとかく理想主義的に見られがちだけれども、多くの故人がそれを願い、そのために考え行動してきたことが分かる。著者がこの本の中で何度も語っていたけれども、「平和を望むからには、それをあきらめてはいけないし、常にそのことを考えていなけれ...

現実主義か理想主義かの問題があって、平和を語ることはとかく理想主義的に見られがちだけれども、多くの故人がそれを願い、そのために考え行動してきたことが分かる。著者がこの本の中で何度も語っていたけれども、「平和を望むからには、それをあきらめてはいけないし、常にそのことを考えていなければいけない」。まさに、平和を考える上での理論的な希望の書って感じだった。

Posted byブクログ