世界森林報告 の商品レビュー
世界森林報告。山田勇先生の著書。世界中の森林を訪ね歩き、世界の森林事情をわかりやすく解説している良書。山田勇先生の森林、森林保護、自然環境保護に対する情熱が感じられます。
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大学に入って一番最初に買った本。当時は面白くなかったけど、今読んでもそれほど興味を持たなかった。学者の書いた文章の割に、内容も考察も薄い。世界各地の森を訪れて、昔と比べて減った。と、ほぼそれだけの内容。
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[ 内容 ] 世界一の熱帯雨林をもつ東南アジアを皮切りに、南北アメリカ大陸、環ヒマラヤの大斜面からヨーロッパを経て、失われたアフリカの森まで―四〇年間にわたり地球を縦横に歩いてきた生態学者は、世界の森の今を、人と自然の営みの関係をどう見ているか。 エコツーリズムの各国報告や森をめぐる世界の動きを豊富な写真をまじえて語る。 [ 目次 ] プロローグ―エコツーリズムと森世界 1 原始の静けさ、泰然たる熱帯雨林―島嶼部東南アジア 2 モンスーン林は優良材の宝庫―大陸部東南アジア 3 消えゆく原生林、大木への憧れ―北アメリカ 4 地球最大の森アマゾン―ラテンアメリカ 5 雪山のふもと、大斜面の森― 中国からヒマラヤの東へ 6 人工空間の中の森―ヨーロッパ 7 乾燥の大陸にて―アフリカ [ POP ] [ おすすめ度 ] ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度 ☆☆☆☆☆☆☆ 文章 ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性 ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性 ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度 共感度(空振り三振・一部・参った!) 読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ) [ 関連図書 ] [ 参考となる書評 ]
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世界の森林をエコツーリズムという角度で切り取ったフィールドワーク集成。景観、生態によって異なる、自然環境の魅力について語る。冒頭に写真があるが、もっと欲しかったというのが、正直なところ。森林、先住民の危機についての嘆息はあるが、実態には深く触れていない。 気になった記述。 ・エ...
世界の森林をエコツーリズムという角度で切り取ったフィールドワーク集成。景観、生態によって異なる、自然環境の魅力について語る。冒頭に写真があるが、もっと欲しかったというのが、正直なところ。森林、先住民の危機についての嘆息はあるが、実態には深く触れていない。 気になった記述。 ・エコツーリズムの根本は、原生自然の保全と先住民社会の文化と生活の保全。 ・温帯においては「伐採=悪」ではない。抜き切りをしている限り、10-20年で森林は回復する。より深刻なのはアマゾンでの大規模な焼き畑で、生態系機能が失われてしまう。 ・単層化へのもっとも極端な方向が、東南アジアの稲作とアマゾンの牧場化や大豆畑化。 ・カナダで1996年1月に降った大雨によって、各地で土砂崩れが起こった。伐採地域の被害は、非伐採地域の20倍に達することが判明し、皆伐に代わる伐採方法を検討することになった。この頃からエコツーリズム整備の要求が始まる。 ・ガラパゴスでのガイドの語り口(フラミンゴなど) ・今や世界の原生植生は国境地帯にしか残っていないのが現実。国境をまたぐ国立公園の制定が必要。
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世界の森を調査した京大教授である筆者が、エコツーリズムの観点から、アジア、南北アメリカ、ヨーロッパ、アフリカの森と地域住民の状況をリポート。 エコツーリズムの本来の姿は、自然の中で暮らす人々と共に自然の保全を考え、先住民の生活や文化を味わうことにある、という思いが伝わってくる。 ...
世界の森を調査した京大教授である筆者が、エコツーリズムの観点から、アジア、南北アメリカ、ヨーロッパ、アフリカの森と地域住民の状況をリポート。 エコツーリズムの本来の姿は、自然の中で暮らす人々と共に自然の保全を考え、先住民の生活や文化を味わうことにある、という思いが伝わってくる。 ちなみに中国語でエコツーリズムは「生態旅遊」というとか。なかなかに言い得て妙。
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世界各地の森林を巡り、森の状況やエコツーリズムについて報告した本。 森林の破壊は森に住む人たち(先住民)の生活の破壊になる、そして彼らはエコツーリズムで観光客を迎えるのをあまり歓迎しない、というのは自分にとって新しい視点でした。
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