ニーチェ の商品レビュー
「訳者解説に代えて」が、とても興味を引いた。 もちろん、本文はすばらしいし、非常に読み易い。差異と反復へとドゥルーズが向かう前に、なにを考えていたかを良く知ることができると思う。 それがあるからこそ、というかその流れの中に「訳者解説に代えて」が上手く乗っている、そんな気が...
「訳者解説に代えて」が、とても興味を引いた。 もちろん、本文はすばらしいし、非常に読み易い。差異と反復へとドゥルーズが向かう前に、なにを考えていたかを良く知ることができると思う。 それがあるからこそ、というかその流れの中に「訳者解説に代えて」が上手く乗っている、そんな気がした。 力と力の相互作用が作り出す、ある均衡点 月と太陽と地球の関係は、今のような関係でなければどこかへ吹き飛んでいってしまうらしいと、友達に聞いた。偶然のようなバラランスの上に3つの球体は関係を保っている。そんなことが有名なポアンカレ先生も、ニーチェと同じ時期の人 人は日々、回帰するために多大な努力を行なっている、そうする事で私を見つける、 きみが今経験している生を,再び生きたいと当然願うことになるような仕方で,生きよ (「遺された断想」より「<力>への意志」第四部,242~244) 本文:p.178 我々は私を創り出さなければならない そうしなければ、私は逃げていってしまう。 生成に存在の性格を刻み付けること。これこそ最高の力への意志である」(「遺された断想」,394) 本文:p.229 そうして、私を創り出そうとするエネルギーがまた他人を創り出すのに寄与してゆく だから<強い>という事は,なにかを欲しがったり,手に入れようとする事ではなく,むしろ作り出そう,自ら持っているエネルギーを贈与しようとすることである。 強さを現出させようと欲する「力の,力との関係」から,お互いに関わりあっている諸力の<量>の差異が発生し,かつまたこの関係において各々の力に帰す<質>も生み出される。 本文:p.214 ゆえに、私は常に私でない何かと供にいる。連続している。 何かに犯されている。そう犯されている。 http://d.hatena.ne.jp/ikebow/20090221
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一冊でニーチェの生涯、ニーチェの哲学、ニーチェ著作の主要登場人物、選集、力への意志・永劫回帰・超人の諸概念の解説 と、色々やってくれる本。 しかも200ページ弱、とてもお買い得です。 また読もう。
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ドゥルーズによるニーチェの解説書。哲学を志す徒に言わせれば、本書は相当に平易な部類であるらしいが、それでも工学の人間にとっては相当に衒学的であり、読むのに相応の体力を要した。私自身、哲学について不勉強なこともあり、ドゥルーズのニーチェ評がどういう位置づけにあるのか伺い知ることは出...
ドゥルーズによるニーチェの解説書。哲学を志す徒に言わせれば、本書は相当に平易な部類であるらしいが、それでも工学の人間にとっては相当に衒学的であり、読むのに相応の体力を要した。私自身、哲学について不勉強なこともあり、ドゥルーズのニーチェ評がどういう位置づけにあるのか伺い知ることは出来なかったが、永遠回帰に関する解説は、ははぁと思わされた。もう一度といわず、何度でも読み返してみたい。恐らく、読み返すたびに発見のある本だと思う。
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あかん。ややこしー。てゆーかそれ以前に知らない事だらけでついてけん。 読む気失せた。 単になんとなくニーチェに興味があるだけ、って人にはオススメできない。 哲学全般にある程度の知識がないと楽しめそうにない。 ニーチェ初心者向けの本とか勝手に想像してたけど大失敗・・・。 一通りニー...
あかん。ややこしー。てゆーかそれ以前に知らない事だらけでついてけん。 読む気失せた。 単になんとなくニーチェに興味があるだけ、って人にはオススメできない。 哲学全般にある程度の知識がないと楽しめそうにない。 ニーチェ初心者向けの本とか勝手に想像してたけど大失敗・・・。 一通りニーチェの作品を読み終えるなり理解してから読む本くさい。
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