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本格ミステリ(06) の商品レビュー

3.7

4件のお客様レビュー

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2010/10/17

13もの短編が入った、選ばれたミステリーもの。 しかし、その中の4つも読んだ事があるものでした。 案外読んでたんだな、と思ってみたり。 内、ひとつ興味があるものがありました。 内容よりも『彼』が一体何者なのか、という部分に。 興味があるものを探す時には、やはりこういう短編集の存...

13もの短編が入った、選ばれたミステリーもの。 しかし、その中の4つも読んだ事があるものでした。 案外読んでたんだな、と思ってみたり。 内、ひとつ興味があるものがありました。 内容よりも『彼』が一体何者なのか、という部分に。 興味があるものを探す時には、やはりこういう短編集の存在は 楽しいものになってくれます。

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2010/09/30

本格ミステリ作家クラブが選ぶ、2006年本格短編集。 道尾さんと東川さんが読みたかったので読んでみましたが、やっぱりこのお二人の作品が一番良かった! ただ、半数以上の作家さんが初で、それぞれの連作短編の中の一つだったりするから、キャラに馴染みのある作品のほうが面白いのは当然なので...

本格ミステリ作家クラブが選ぶ、2006年本格短編集。 道尾さんと東川さんが読みたかったので読んでみましたが、やっぱりこのお二人の作品が一番良かった! ただ、半数以上の作家さんが初で、それぞれの連作短編の中の一つだったりするから、キャラに馴染みのある作品のほうが面白いのは当然なのですが。 そういうのを抜きにしても、道尾さんの作品はダントツだったと思うのですが、贔屓でしょうか? 「霧ケ峰涼の逆襲」東川篤哉 鯉ケ窪学園シリーズ。こういう構図の反転する作品は大好きです。 いいなぁ、短編もしっかり東川節でキレもよい作品でした。 「コインロッカーから始まる物語」黒田研二 視覚イメージにやられました。が、そんな動機ってありですか? 「杉玉のゆらゆら」霞流一 初です。雰囲気やキャラは好きになれるかもしれません。もう少し驚かせてほしかったです。 「太陽殿のイシス(ゴーレムの檻現代版)」柄刀一 初です。トリックもので楽しく読みました。親の『ゴーレムの檻』も読んでみようかな。 「この世でいちばん珍しい水死人」佳多山大地 初です。キャラとかけっこう好きかも。こういう大技な真相もけっこうタイプです。 「流れ星の作り方」道尾秀介 期待通り、一番良かった!!読後のせつなさも最高。あの少年の最後の一言にはやられました。 「黄鶏帖の名跡」森福都 初です。ミステリというより読み物として楽しめました。 「J・サーバーを読んでいた男」浅暮三文 初です。空想癖にはちょっとひきましたが、かなりの大事件をさらりと解決してしまうところが爽やかでした。 「砕けちる褐色」田中啓文 初です。永見のキャラがよかった。あんな方法で捜査(?)するなんて。真相も稚気があってよかったです。 「陰樹の森で」石持浅海 基本的に苦手な石持さんですが、この短編は好きでした。ギンちゃんというSFチックなキャラのせいでしょうか。この中ではもっともロジカルに感じました。 「刀盗人」岩井三四二 初です。中世の荘園が舞台の作品。しかも連作短編のなかの一作ということで一番把握しにくかったです。 「最後のメッセージ」蒼井上鷹 初です。ショート・ショートといった長さ。ああ、なるほど~。といった感想でした。 「シェイク・ハーフ」米澤穂信 『夏期限定トロピカルパフェ事件』の中の一節。どうしてこの作品が選ばれたのでしょうか?これだけではとても地味です。 一つだけ抜くなら、まだ「シャルロット~」のほうが面白かったのでは?

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2010/06/20

(収録作品)霧ヶ峰涼の逆襲(東川篤哉)/コインロッカーから始まる物語(黒田研二)/杉玉のゆらゆら(霞流一)/太陽殿のイシス(ゴーレムの檻 現代版)(柄刀一)/この世でいちばん珍しい水死人(佳多山大地)/流れ星のつくり方(道尾秀介)/黄鶏帖の名跡(森福都)/J・サーバーを読んでいた...

(収録作品)霧ヶ峰涼の逆襲(東川篤哉)/コインロッカーから始まる物語(黒田研二)/杉玉のゆらゆら(霞流一)/太陽殿のイシス(ゴーレムの檻 現代版)(柄刀一)/この世でいちばん珍しい水死人(佳多山大地)/流れ星のつくり方(道尾秀介)/黄鶏帖の名跡(森福都)/J・サーバーを読んでいた男(浅暮三文)/砕けちる褐色(田中啓文)/陰樹の森で(石持浅海)/刀盗人(岩井三四二)/最後のメッセージ(蒼井上鷹)/シェイク・ハーフ(米澤穂信)

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2011/09/09

 短編集の醍醐味は未知の作家さんとの出会い。が、今回は作品を知っていても、新鮮な目で見なおすことができるという効能があることを知った。 森福都さんである。 お得意の中国を舞台にしたヒロイック・ファンタジーに近く、メインキャラが若くてかっこいい(想像)。快刀乱麻のアクションもある。...

 短編集の醍醐味は未知の作家さんとの出会い。が、今回は作品を知っていても、新鮮な目で見なおすことができるという効能があることを知った。 森福都さんである。 お得意の中国を舞台にしたヒロイック・ファンタジーに近く、メインキャラが若くてかっこいい(想像)。快刀乱麻のアクションもある。ちょっぴり恋心をふりかけ、さらにミステリとくれば。 もちろん他の作品群も期待を裏切らない面白さでひっぱっていってくれる。アンソロジーの組み方の妙もあるのだろう。

Posted byブクログ