なぜ紫の夜明けに の商品レビュー

吉村達也【著】

2024/04/29

本当に胸糞悪い作品。脅されたとは言え、レイプしといてそれを隠し、幸せにするのは自分しかないとか、妊娠させといて知ったタイミングが決断の後だったから責任はないとか、はたまた恨むべき方向を天や他人などに転嫁してること自体大問題。大切な娘を考えられないくらいの不幸に追いやって親として人が変わるくらい攻めるのは当たり前の事。徹頭徹尾自分優位の考え方に腹が立つ。罪の償いって死ぬことじゃないんだよ。死んで楽になるのは自分だけ。御涙頂戴みたいな最後になっているけど、むしろはらわたが煮え繰り返った。

2014/12/04

この手の話は好きじゃ無いと思いながらも先が気になって読んでしまう。自分がすべき償いとは？それが透の生きていく意味だったのだろう。

2014/02/27

ホラーじゃなかった。
こんな男が何故持てるのかわからない。女は強いから、生きていけるはずなのに。
マリアのお父さんが、許す所が少しご都合主義に見えた。子どもが生まれて、主人公が優しくなったらそれで許されるんかい。

2010/06/10

「なぜこんな男に」って改題していただきたいくらい摩訶不思議なお話。
何が不思議って
優柔不断で、すぐ自分に酔いしれるキモい男に
べっぴんさんである３人のヒロイン達がなんだって揃いも揃って惚れるのデソか？
そのへんに違和感を感じたのでミステリとしての面白さも半減でシタ。

ぶっちゃけ
こんなオトコ、私なら蹴りの４～５発もカマしちゃうけどね～。

2010/02/03

題名がとてもきれいだなぁ。と思って読み始めました。
全体としては明るい内容とはいえないけど、おもしろかったと思いますが、なぜこの主人公がこんなにもてるのか、そのへんがちょっと釈然としなかったかも。

2010/01/29

サスペンス、といえばいいのかな。主人公の記憶の欠落テーマの前編は、どきどきしながら読めました。しかし……後半。サスペンス感はやはり盛り上がりますが。面白いと言えないことはないですが。その感想を一言で言えば。「主人公腹立つ！！！」
もうどうしてくれよう。過去の云々は状況が状況だし反省もしてるしまあ良しとしても。現在の煮え切らなさに相当腹が立ちました。えーい、はっきりしやがれ！　と何度思ったか。しかもなぜこんなヤツがもてるのか、それが最大の謎ですよ。
ラストもなあ……自己犠牲で解決しようという風に見えるけど、これ、解決しないでしょ。彼女たちのショックはいかばかりか、ってのを考えるとひどく後味悪いなあ。
これ、男性が読むのと女性が読むのとで感想変わるんでしょうか。

2009/11/22

表紙にほれて読んでみた。内容がぐちゃらぐちゃらしていて、年齢も年齢なのでよくわからなかったけど、心情とかは少しは読み取れたかな？ とは思う。
私には難しかった。

2009/11/22

きれいな本。主人公・透は高校生の時にバイクで衝突するという自殺を図るが、奇跡的に生還してしまう。その自殺の要因もわからないままに過ごしている。恋人の花織、元カノの美紀、謎の女性のマリア。「なぜ紫の夜明けに」というタイトルが印象的。マリアの描いた絵のタイトルなのだけれど。
透は優柔不断な感じだけど、最後の引き際はいい選択だったね。

2009/10/07

ある事件がおきる。
「自分は死んで詫びるべき」という理由により、少年は自殺する。
たまたま生き延びた少年は、自殺する理由となった「事件」を忘れていた。記憶喪失となって。
１０年後、婚約者と結婚を間近に控え、幸せな元少年に、その記憶は思いもよらぬ形でよみがえる。
ってな話。
途中まではその内容、まぁ予想通りだったけど、が気になり、
その後ぽんぽんと話が展開して、先が気になって気になって、これまた一気に読んだ。
女３人に惚れられ、その誰と結ばれても不幸になるなんて状況になったら、一体どうするだろうなー。
って俺にはそんな心配完全に全く一ミリも無用でした。非モテでよかったーよくないわボケ。

2009/10/04

【「十年後、ぼくはレイプした女に愛された」
蘇った夜明けの記憶。その混乱と衝撃の中で
情熱、純愛、運命。ぼくはどの愛を選ぶのか？
】
好きな作家さんです。
でもって、本の装丁がすごくきれいで
タイトルもステキだったので読みたいっ！と
思って手にしたんだけど・・。
男のずるさというか優柔不断にイライラ。
男の人からすれば３人の女性から想いを
寄せられるってのは羨ましい話なのかもしれないけど。
女性からすれば許せないです。

でもラストは良かったなぁ。
トータルで言うと読んでよかった(笑)