雑兵物語 の商品レビュー
日本人の民族性、戦い方がよくわかる一冊だと思った。 日本人は未来を考えない。いまさえよければOKな国民性があると僕は思っている。 「この世にし楽しくあらば来む世には虫に鳥にも我はなりなむ」←万葉 [訳] この世で楽しくあるならば来世では虫にでも鳥にでも、わたしはなってしまおう...
日本人の民族性、戦い方がよくわかる一冊だと思った。 日本人は未来を考えない。いまさえよければOKな国民性があると僕は思っている。 「この世にし楽しくあらば来む世には虫に鳥にも我はなりなむ」←万葉 [訳] この世で楽しくあるならば来世では虫にでも鳥にでも、わたしはなってしまおう。 この辺りとの関連性で一つ記事を書いてみたい。
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この本は江戸時代の足軽のマニュアルである。天下太平が続くと戦の仕方を忘れてしまうため技術を継承させるために作られた。雑兵達の会話調の文はやや読みにくいのが難点だが十分楽しめるし、挿絵も味があってよろしい。また訳者のあとがきは示唆に富んでいて、新たな視点から軍隊の歴史を観ることが出...
この本は江戸時代の足軽のマニュアルである。天下太平が続くと戦の仕方を忘れてしまうため技術を継承させるために作られた。雑兵達の会話調の文はやや読みにくいのが難点だが十分楽しめるし、挿絵も味があってよろしい。また訳者のあとがきは示唆に富んでいて、新たな視点から軍隊の歴史を観ることが出来ると思う。
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内容としては戦国時代の雑兵の話ですが、編纂が江戸時代の「雑兵物語」。当時の足軽たちの豆知識も豊富です。舞台裏好きな方は読むべし。
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地べたを這いずる虫けらな私らには(?)何とも身近に感じられる、 昔の足軽のための「戦陣教科書」。 「足軽の言葉で書かれた」あたりが、面白いです。 鉄砲足軽何某の言葉。 矢箱持ち何某の言葉。 槍担ぎ何某の言葉。 担当部署ごとのヴェテランから、役立つ生の経験を聞いているよう。 ...
地べたを這いずる虫けらな私らには(?)何とも身近に感じられる、 昔の足軽のための「戦陣教科書」。 「足軽の言葉で書かれた」あたりが、面白いです。 鉄砲足軽何某の言葉。 矢箱持ち何某の言葉。 槍担ぎ何某の言葉。 担当部署ごとのヴェテランから、役立つ生の経験を聞いているよう。 彼らなりの「兵隊のモラル」も読み取れます。 昔のヒト、良く考えていたもんですね。
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