典子44歳、いま、伝えたい の商品レビュー
サリドマイドで両腕欠損 映画の「典子は、今」では高峰秀子が演技指導 ※夫の松山善三が監督 熊本市役所に就職、その後退職して講演活動に軸足 ビール党、酒豪?焼肉好き 17ページ、被害を拡大させた日本の薬剤回収遅れ 西独などから10ヶ月遅く、回収も不徹底 視聴覚にも悪影響、著者も右目...
サリドマイドで両腕欠損 映画の「典子は、今」では高峰秀子が演技指導 ※夫の松山善三が監督 熊本市役所に就職、その後退職して講演活動に軸足 ビール党、酒豪?焼肉好き 17ページ、被害を拡大させた日本の薬剤回収遅れ 西独などから10ヶ月遅く、回収も不徹底 視聴覚にも悪影響、著者も右目の視力がほとんどない
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先日、映画『典子は今』を再び見る機会があって、今どうしておられるんだろうといろいろ検索していたら、こんなご本を出しておられることがわかり、借りてきた。 映画後、ご結婚子育てそして、出版当時はじめられた講演活動について書かれている。映画の裏話的なこともあって「お久しぶりです、典子さ...
先日、映画『典子は今』を再び見る機会があって、今どうしておられるんだろうといろいろ検索していたら、こんなご本を出しておられることがわかり、借りてきた。 映画後、ご結婚子育てそして、出版当時はじめられた講演活動について書かれている。映画の裏話的なこともあって「お久しぶりです、典子さん」という感じ。でも、ご本人としては映画の典子さんと区別するために、あえてひらがなで「のり子」としておられる。映画の反響についても書かれているけど、それはそれは大騒ぎだったらしい。それでも負けずにご自分の人生をきちんと生きてこられたことに感動を覚える。まあ、熊本という中央から離れた場所ということで、首都圏に住んでいるよりは、少しは雑音が少なかったのかな・・なんて思ったり。それでも部屋の中に寄せられた手紙の入った段ボールが積みあがるなんて、やっぱり私などには想像もつかない話だ。 今日あと一冊読めるかな・・と手に取ったけど、字が大きいことも手伝って、一気に読んでしまった。 この6年後に出された本も読みたいけど、探し出せるかな?? ちなみに講演活動をやめられた今も、ブログは続けておられるみたいなので、ちょっと覗いてみようかなと思っている。
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両腕のないサリドマイド障害児が主人公を演じた映画「典子は、今」は日本中を感動の渦に巻き込み、大ヒットを記録した。あれから25年、その主人公の白井のり子さんはこの春、熊本市役所を退職して講演活動を始めた。 これまで普通の女性として生きたい、自分自身を守りたいとマスコミの取材と一切...
両腕のないサリドマイド障害児が主人公を演じた映画「典子は、今」は日本中を感動の渦に巻き込み、大ヒットを記録した。あれから25年、その主人公の白井のり子さんはこの春、熊本市役所を退職して講演活動を始めた。 これまで普通の女性として生きたい、自分自身を守りたいとマスコミの取材と一切拒み続けてきたが、これからは「今の、のり子」を知って、元気や勇気を感じてくれる人がいてくれるなら…との思いから、結婚、二児の子育てを経て、現在に至るまでの波瀾万丈の半生と心境を初めて綴った。
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白井のり子著「典子44才 いま、伝えたい」(「典子は、今」あれから25年)、2006.5発行。1962.1.27熊本市で両腕を失ったサリドマイド児として生まれ、1981年松山善三監督の「典子は、今」の映画に出演した白井のり子さんの生き様が書かれています。手の代わりを足でするけど、...
白井のり子著「典子44才 いま、伝えたい」(「典子は、今」あれから25年)、2006.5発行。1962.1.27熊本市で両腕を失ったサリドマイド児として生まれ、1981年松山善三監督の「典子は、今」の映画に出演した白井のり子さんの生き様が書かれています。手の代わりを足でするけど、トイレのパンツの上げ下ろしが出来なく、小・中・高、一日も欠かさずお母さんが昼休みに登校したこと、熊本市役所勤務、結婚、出産(長女、長男)、子育て(足を使ってミルク、オムツ)。2006年市役所を退職、講演活動に!収入より心の躍動を
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「典子は、今」の映画から25年が過ぎたそうだ 熊本市役所に勤めたまでは映画で知っていたがその後の消息は途絶えていた この本は彼女がサリドマイド児として生まれた状況からその後のことを本人が綴っている それはすばらしい人生だったようだ 就職後まもなく結婚して二児の母となっ...
「典子は、今」の映画から25年が過ぎたそうだ 熊本市役所に勤めたまでは映画で知っていたがその後の消息は途絶えていた この本は彼女がサリドマイド児として生まれた状況からその後のことを本人が綴っている それはすばらしい人生だったようだ 就職後まもなく結婚して二児の母となっていた 普通の暮らしを選択しようと努力して ほとんどそれを叶える事ができたらしい いま、役所を自主退職して講演活動という新たな目的を決意し この本の出版となったとある 社会から障害と差別されて呼ばれる「個性」を乗り越えて得た市民権は 特別大きな幸せを伴ってくるものなのだろう 本人も周りの環境を支えた人々も一緒に 苦労となるはずのことをすばらしい経験に塗り替えできたからこそ得た幸福のはずだ もしも我々が創っているこの社会を偏見と差別の薄い暮らしむきにできていたならば 個性の強烈な一人の人として普通に生きられただろうし 講演活動という特殊な生き方を生活の基盤とする必要もなかったのだろう のり子さんの場合ですら 偏見と差別を引きずった中で勝ち取れた特殊な幸福に違いない それぞれの個性をいかして皆が普通に生きられる社会を目指したいとあらためて強く思う 社会を個人的に奪い合う場にするのでなく 皆で支え合う豊かな集いを描きたい 縛り合って監視し合って依存し合うのでなく 参加し合って補い合ってハモリ合って楽しく仕事をできるはず
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自分の人生に影響を与えた人の一人である辻典子さん。 30年前に公開された映画「典子は今、」の主人公。サリドマイド薬禍によって、両腕が肩からないまま産まれてきた少女の半生を描いた映画で、高校生だった僕は何度も何度もその映画を見て、福祉の仕事を志した。結果、福祉の仕事に進まない決断を...
自分の人生に影響を与えた人の一人である辻典子さん。 30年前に公開された映画「典子は今、」の主人公。サリドマイド薬禍によって、両腕が肩からないまま産まれてきた少女の半生を描いた映画で、高校生だった僕は何度も何度もその映画を見て、福祉の仕事を志した。結果、福祉の仕事に進まない決断をしたのだが、映画の中で明るく自分の未来を切り開こうとする典子さんの笑顔は、忘れることはなかった。 その主人公であり、今は講演活動を始められた白井のり子さんの本。映画の中の「典子」と現実の「のり子」との間で悩み苦しみ、それでも自分が同じ境遇の人達に希望を与えられる存在であると再認識するまでのドラマは、当事者でなければわからない。 それでも「わたくしは障害者ではありません」と言い切る彼女の強さに脱帽。
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