モヤシ の商品レビュー

椎名誠【著】

尿酸値、プリン体・・…

[文庫ＯＦＦ]

尿酸値、プリン体・・・。痛風におびえるシーナさんが新たに目指したのはモヤシの栽培であった。簡単につくれるモヤシを旅にも持っていき大事に育てるが、最後には情が入って食べられなくなってしまうところも面白かった。

作者もあとがきでかい…

[文庫ＯＦＦ]

作者もあとがきでかいてあるとおり、兎に角くだらない。でも、おすすめの一冊です。ソーミンチャンプル食べたい！

2022/05/06

尿酸値が上がり痛風症気味の恐れが生じて
しまい、非プリン体の食事にシフトする。

その食材の代表格は「モヤシ」なのです。

麺好きの椎名氏は、「長いもの」としてモ
ヤシをあえて選びました。

「私小説」というジャンルなので、主人公
は著者であり、登場人物も実在しているの
ではありますが、若干のフィクションは入
っているようです。

しかし、それこそ頭から「嘘だ」と言って
る読者がいることに驚きました。そういう
下りがあるのです。

純粋に楽しめばいいのに。

小説を書く者にとって「嘘だ」と言われる
ことほど痛快なことはないと、著者はあと
がきで言っています。

つまり書いてあることがそれだけありえな
いヘンテコなことであるという印象なので
あるのだから、書き手としては成功した、
という気分が強いのだそうです。

虚構と現実の区別がついていない人間が増
えているのでしょうか。
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2020/06/01

エッセイではないんですよね。私モヤシ小説。
私小説の中で一番笑った作品です。よくもまあモヤシでこんなに面白おかしく書けるなと思いました。読んだ後は痛風が怖くなるかも？いや、笑い転げて忘れてしまうかもしれません(笑)。
本作品以前の方がパワフル全開でそれはそれで面白くもあるのですが、私にはこれくらいが丁度いいです。

2017/07/10

よくもモヤシでこんなにネタがあること！
奥さんと工夫して食べるのが楽しそう。
椿うどん気になる。
元気なおじさんのエッセイ。

2016/02/11

オモシロイ！！
あんなに大酒飲みで、おいしいもの大好き何でもかんでも食べてやるわ。のシーナさんが、健康診断の結果からプリン体を気にして、好きなものを我慢する姿に驚きを感じ、応援しながら、もう食べちゃえー！って言ってる私。
完全にのめり込んでしまった。
沖縄の無人島の話も笑えたー！
私もプリン体を気にしないとダメな生活なので、もやし鍋もやってしまった。
そして、あとがきを読んでホッとしました。

2015/07/30

実に軽くて、まさしくイイ。心がほんわかと緑色に溶けて行く。いかだ事件は、学生時代、川の中州にテントを張って眠りにつき、気付いたら四方濁流、青ざめたことを思い出す
無知とは実に恐ろしい　ナンマイダ。私事ながら、痛風発作を経験しました。誠さんも今頃痛風発作に七転八倒か？
ビールはプリン体ゼロに切り替えました。すごいだろう！

2013/11/21

とても読みやすくて、とてもゆらゆらしている。笑
目の前に作者がいて、お酒を飲みながらこの間あった話とか何とか言って語ってそう。

モヤシが急に食べたくなるくらい、料理の描写がとてもおいしそう。
北海道、いいな。

2011/11/06

表紙がもやしだってしばらくして気が付いた。変な柄だとおもってた。

前半は、ホントにもやしについての思いのたけを語る感じで、後半は旅行記だった。あとがきにも書いてるけどエッセイじゃなくて、小説らしい。

案外読みやすくて、結構すぐ読めます。
モヤシは、やっぱり野菜炒めが好き。ラーメンに入ってるのも好き。

2010/06/01

モヤシが食べたくなる。
考えてみれば、モヤシはきわめて若い胚乳や胚芽の固まりだから、絶対からだにはいいはずだ。