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空間管理社会 の商品レビュー

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5件のお客様レビュー

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2009/10/04

様々なジャンルの教授・助教授クラスの学者が、近年議論が集中している管理型権力による社会を論じるもの。内容は、大体、新鮮味はない。鈴木謙介や東浩紀の論理の焼き直しの感が強い。しかも、かれらの論理自体もギデンズやレッシグなどの海外の社会学の論理の輸入で成り立っているわけだから、もはや...

様々なジャンルの教授・助教授クラスの学者が、近年議論が集中している管理型権力による社会を論じるもの。内容は、大体、新鮮味はない。鈴木謙介や東浩紀の論理の焼き直しの感が強い。しかも、かれらの論理自体もギデンズやレッシグなどの海外の社会学の論理の輸入で成り立っているわけだから、もはやこの本は三次情報である。正直、あまり価値があるとは思えない。 そのなかで、ひとり建築の専門の小野田泰明の文章だけは面白い。「空間監理」や「アーキテクチャ」など、社会学の用語法が建築の扱うべき領域と重なっていることが明確になりながら、イマイチ関連付けられていないいま、ここに載っている小野田の文章はありそうでなかった種類のものである。 しかも、ぼくがここのところ気になり続けている、ある建築空間的流行を「新しいユニバーサルスペース」と名づけ、僅かではあるが論じている。これは、使える。

Posted byブクログ

2009/10/04

現代の自由、監視のあり方について考えるためには欠かせない一冊。 環境管理型の監視に関して、様々な側面からのアプローチが成されている。 コラム集や用語集も豊富で、読み手にかなり親切なつくり。 管理社会についてプレゼンする際には必ず参照している笑

Posted byブクログ

2009/10/04

うーん。 ひとつひとつは面白い研究なんだと思うけど、 いかんせん伝え方が…。 いや、俺の社会学関係の知識がないだけかもしれない。 フーコーの本読もうかなー。

Posted byブクログ

2009/10/04

ちょっとボクには難しい内容だけど、図書館における監視カメラの是非などの参考になると思って読んでみました。

Posted byブクログ

2009/10/04

空間とはすなわちコミュニションの在り方である。で、監視というコミュニケーションが適用される空間について考えるわけだが、なんら現代に有効な答えはない。言っている感覚はよく分かるし、キーワードもまとまっていて読みやすい。まとめて読むにはいいのかも。

Posted byブクログ