髪結い伊三次捕物余話 黒く塗れ の商品レビュー
シリーズ5冊目。伊三次夫婦の生活も軌道に乗り、さらに、自身も含めてにわかなベビーブームとなります。近所の人々やお得意さん、小物仲間なんかとの関係も、なかなか深くて面白いです。なによりこの本の白眉は、なんといっても最終話の人情話です。心のあったまる、えぇオハナシでした。はい。
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タイトルは、矢沢永吉さんの「黒く塗りつぶせ」という歌に反応したと言う。 いったいどんな歌なんだろう? 興味のある方は、YouTubeでどうぞ。 → 黒く塗りつぶせ http://www.youtube.com/watch?v=Tj9l1T2Fv8g 矢沢さんは昭和24年生ま...
タイトルは、矢沢永吉さんの「黒く塗りつぶせ」という歌に反応したと言う。 いったいどんな歌なんだろう? 興味のある方は、YouTubeでどうぞ。 → 黒く塗りつぶせ http://www.youtube.com/watch?v=Tj9l1T2Fv8g 矢沢さんは昭和24年生まれ、著者の宇江佐さんも同じですから、惹かれあうものがあったのでしょう。 さて、この小説は江戸時代等背景があります。1806年、文化三年と書き出しにあります。明治まであと62年という時代です。 町方同心の手先を務める廻り髪結いの伊三次を中心としたの物語です。廻りというのですから、小説に登場する深川あたりの芸者をお客さんにした髪結い。今で言う出張の美容師さんですね。ちょっとしたカリスマ美容師ということですね。 竹添敦子さんの解説は、小説を読み込まれていて、女性ならではの感性に富んだ内容になっています。
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髪結い伊三次捕物余話シリーズ5作目。 おもしろいなぁ。 このシリーズはキャラクターがそれぞれ主役をはれるほどにたっていて読んでいてあきさせないです。 捕物話だけど、せつない恋や、初恋や、浮気や、信頼してた人からの裏切りや、そこから許せるまでの葛藤とさまざまな生きることへの喜...
髪結い伊三次捕物余話シリーズ5作目。 おもしろいなぁ。 このシリーズはキャラクターがそれぞれ主役をはれるほどにたっていて読んでいてあきさせないです。 捕物話だけど、せつない恋や、初恋や、浮気や、信頼してた人からの裏切りや、そこから許せるまでの葛藤とさまざまな生きることへの喜びや苦悩がキャラクターに散りばめられています。
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