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信長街道 の商品レビュー

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5件のお客様レビュー

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2020/02/25

「信長燃ゆ」の筆者が取材の旅をまとめた作品。単発の歴史紀行としても十分に楽しめる。 織田信長というより本能寺の変に関心を持ち、そのため基礎固めとして読んでみた。コンパクトにまとまっており信長の生涯を辿るのに最適の一冊。 2,30年前の知識から進歩のない自分には、従来の定説を覆...

「信長燃ゆ」の筆者が取材の旅をまとめた作品。単発の歴史紀行としても十分に楽しめる。 織田信長というより本能寺の変に関心を持ち、そのため基礎固めとして読んでみた。コンパクトにまとまっており信長の生涯を辿るのに最適の一冊。 2,30年前の知識から進歩のない自分には、従来の定説を覆す近年の説が取り入れられていて楽しく読むことができた。 信長の父、信秀は織田一族の中で弱小だったのではなく津島など水運を抑えて、知行地は少なくとも相当裕福だったことや、そのため織田家では半農出ない専門の武士団を持てたため戦に強く、桶狭間の勝利にもつながっていることなど。 本能寺の変に至る道筋でも前関白の近衛前久やイエズス会の影響、世界史的な視点からの考察が光る。 歴史と言うと過去の出来事で確立された事実のように思われがちだが、常に進歩しているというところが実に面白い。 楽しく気楽に読むことができた。

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2014/09/03

「信長燃ゆ」執筆のための取材記であり、エッセイでもあり。筆者の持論である本能寺の変の黒幕についても述べている。小説家らしく想像たくましく黒幕を述べていて面白い。武将の足跡を辿る旅をしてみたくなる

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2011/08/26

作者が「信長燃ゆ」という小説を書くための取材時の 話を記載しながら信長像にせまるもの。 特別、目新しいものはないね。

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2009/10/04

希代の革命児は、如何なる天下を望んでいたのか。歴史小説家が、新しい信長像を追い求めて、生誕の地・那古野城から終焉の地・本能寺まで、その生涯を実地踏査した取材紀行。新史料の発掘など、歴史専門家たちの最新の研究成果を睨みながら、一方で史料では分からない歴史の生の声を足跡・戦跡に拾い歩...

希代の革命児は、如何なる天下を望んでいたのか。歴史小説家が、新しい信長像を追い求めて、生誕の地・那古野城から終焉の地・本能寺まで、その生涯を実地踏査した取材紀行。新史料の発掘など、歴史専門家たちの最新の研究成果を睨みながら、一方で史料では分からない歴史の生の声を足跡・戦跡に拾い歩く。信長とその時代の捉え方が一変する一冊。近衛前久がそんな大人物だとは知らなかった。比叡山焼き討ちがあった辺りからの信長の変化について、なるほどと思った。それと、雑兵に優しいなんて意外だった。

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2011/05/06

新規購入ではなく、積読状態のもの。 2011/5/1〜5/6 信長ゆかりの地を実際に訪れながら、希代の人物、織田信長の人生をたどる。桶狭間の新解釈や、本能寺の変の黒幕、キリスト教との関わり、近衛前久との関係など、これまでの通説とは異なる解釈が披露される。安倍氏の「信長燃ゆ」のサブ...

新規購入ではなく、積読状態のもの。 2011/5/1〜5/6 信長ゆかりの地を実際に訪れながら、希代の人物、織田信長の人生をたどる。桶狭間の新解釈や、本能寺の変の黒幕、キリスト教との関わり、近衛前久との関係など、これまでの通説とは異なる解釈が披露される。安倍氏の「信長燃ゆ」のサブテキストとしても必読の書である。

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