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レッド・ハンド の商品レビュー

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2009/10/07

死者と交流できる特殊能力を持った紫色の瞳を持つ人たちを題材にしたフィクション小説、『ヴァイオレット・アイ』 の続編です。解説にあったとおり、まさに 「架空の設定を徹底してリアルに構築」 したミステリです。面白かったです。 ・女性主人公が ・誰にも頼れない厳しい状況に追い込まれ ...

死者と交流できる特殊能力を持った紫色の瞳を持つ人たちを題材にしたフィクション小説、『ヴァイオレット・アイ』 の続編です。解説にあったとおり、まさに 「架空の設定を徹底してリアルに構築」 したミステリです。面白かったです。 ・女性主人公が ・誰にも頼れない厳しい状況に追い込まれ ・自分と娘を守るために ・怪物めいた悪いヤツと ・一対一で勝負をしなくてはならない という感じの話なので、パトリシア・コーンウェルの 『検視官』 みたいな感じです(検視官は母娘ではなくて叔母と姪の設定)。 検視官シリーズといえば、最初は夢中で読んでいましたが途中から話があまりにも荒唐無稽になってきたので 『黒蝿』 以降は読むのをやめてしまいました そうなってしまう前の、シリーズ最初の頃の雰囲気に、似てます。 ひとつ不満だったのは、”怪物めいた悪いヤツ” を利用した悪徳弁護士に、バチが当たらなかったこと。 次の作品でコテンパンにやっつけてもらいたい!! (っということを希望して、次の作品も読もうと思います)

Posted byブクログ