息がとまるほど の商品レビュー
女のイヤな部分が晒されている感じ。 そして、私はもうババアなのね…と、なんだか惨めなような、虚しいような気分になったりも。
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唯川さんの本は好きで、コレはヴァニティよりもオンナのドロドロが描かれてるのかなぁと思って読んでみました。 年齢的にそれぞれの主人公と同じぐらいなのですが、女としての値打ちがもうなくなってるのか とか なんかテンション下がります 笑 (もちろん人それぞれとは思いますけどね)
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いや~~唯川節ですね、男女間のドロドロした性愛。 個人的に唯川先生の「残月」みたいな、年増が一人で勝手に若い男に熱上げて、実際に男からは母親としてしか見られてなかったよオチがすきです。 唯川先生の「あね、いもうと」みたいな猟奇オチのもすきです。
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大好きな友人から譲り受けた本。 みなさんが仰るように女の怖さが詰まっている。でもそれだけじゃなく、汚さ、危うさ、弱さも。 内容の割りに読後に気持ちの悪い余韻がないのは、文章全体がどこか上質な品の良さを醸し出しているからかもしれない。 世の中にはこれだけの男女がいるから、こんな不幸...
大好きな友人から譲り受けた本。 みなさんが仰るように女の怖さが詰まっている。でもそれだけじゃなく、汚さ、危うさ、弱さも。 内容の割りに読後に気持ちの悪い余韻がないのは、文章全体がどこか上質な品の良さを醸し出しているからかもしれない。 世の中にはこれだけの男女がいるから、こんな不幸が無数に転がっているのかもしれないなあ。私が知らないだけで。
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女たちは、プライドと自意識を最大限に発揮する。短編。 無邪気な後輩に翻弄されてしまった瞬間。 かわいがっていた筈の後輩にはめられたこと。 退屈な日々に差し込んだ光は友人の悪意の塊だった。 褒め称えてくれる女友達によってどんどん理想が高くなる結婚相手。 年下の男の子に過信しすぎた結果。 うまくいかない仕事にエスカレートした嫌がらせの結末。 一年に一度会える男性と何も知らない家族。 正反対の双子が唯一似ていた男に対する執念。 女っていうのはいつだって周りと自分とを比べてしまう生き物なのか。 自分が置かれている立場や環境に満足できずに、幸せじゃないかもしれないと思い込んで日々に落ちているそれに気づきもしない。 人は人、自分は自分、ってことだね)^o^(
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人間は怖いですよと実感するための本。 私は、今前向きに生きるモードなのであわなかった。 人間は確かにこわいけど、その面ばかり見つめていても自分の心が泥に埋もれてしまう。
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息がとまるというタイトルに沿って、ラストに息を飲むような、小さく悲鳴をあげそうなお話をまとめた短編集。全て女性が主人公で、女性同志の水面下の戦いを写したようなお話だった。年齢に追い詰められるのだろうか。強くなり、欲深くなり、目の前に捕らわれている。駆け引きにはちょっと勉強になる。...
息がとまるというタイトルに沿って、ラストに息を飲むような、小さく悲鳴をあげそうなお話をまとめた短編集。全て女性が主人公で、女性同志の水面下の戦いを写したようなお話だった。年齢に追い詰められるのだろうか。強くなり、欲深くなり、目の前に捕らわれている。駆け引きにはちょっと勉強になる。物語としてまたもう一度読みたいかと聞かれたらNOだけど、筆者のまとめ方や心理描写、登場人物への親近感の表し方が、ソツなく綺麗だという感想が1番だったので、例えば小説を書くときに勉強したい本かも。
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「女性が書く女性ってこんな感じだよね」っていうのが素直な感想 コワイ女の話が多い 心の中では何を考えているのか分からないような、やらしい女の部分が 存分に出ている短編8編 男性が書く女性像とは、かなり違うと思うが 私はこちらのほうが女の部分に共感できる感じもする
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結婚がからんだ女たちの恋愛短編集。なかなか面白かった。 無邪気な悪魔、ささやかな誤算、蒼ざめた夜、女友達、残月、雨に惑う、一夜まで、あね、いもうと、 集録
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【あらすじ】 同僚にプロポーズされたのを機に、不倫中の上司と別れる決意をした朋絵だったが、最後のデートを後輩に目撃され…。男と女の間に流れる、もはや愛とは呼べないくろぐろとした感情、女と女の間の、友情とは呼べない嫉妬や裏切り、優越感。女たちの心に沈む思いを濃密に描きだした、八つの傑作恋愛短篇。 【感想】
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