井沢式「日本史入門」講座(1) の商品レビュー
弟がお見舞いに来てくれた際に、ハードカバーを4冊持って来た中の1つ。 非常に面白かった。ユダヤ、キリスト、イスラムの一神教の成り立ちを時系列で整理してくれたところとか、目から鱗ですよ。すごくよく分かった。この話は是非ムスメや友人に伝えたいですね。一神教を理解する、というより世界の...
弟がお見舞いに来てくれた際に、ハードカバーを4冊持って来た中の1つ。 非常に面白かった。ユダヤ、キリスト、イスラムの一神教の成り立ちを時系列で整理してくれたところとか、目から鱗ですよ。すごくよく分かった。この話は是非ムスメや友人に伝えたいですね。一神教を理解する、というより世界の常識として知っておきたい。 穢れについては、ちょうど昨日差別の社会学の本を読んでおり、えたひにんの「えた」が穢れが多いという意味だと知ったのでリンクした。革製品もね。昨日の本でえたは革製品を扱う職が多いと書いてあったけど、その理由もこの本で理解できた。 あと、聖徳太子の分析も秀逸ですね。彼の憲法17条に日本人の「和」の宗教の根底が書いてあるとは … 国の成り立ちの話や、オオクニノミコトとアマテラスの関係とか知ってて知らないことのオンパレード。みんなよむべきだなあ。
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再確認。 日本人の宗教、世界の宗教。 自分達の『和』の精神。 井沢さんの歴史感は非常に好き。 日本の歴史教科書は、一体何なんだろうって思う。 ただおこった出来事を覚えても意味がなく、その訳から日本人とはを学ばないとね。
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キリスト教の奇蹟、人間にはできないけれども上にはできること、 マタイによる福音書、 ユダヤ人が待望するのは、自分たちだけを作ってくれる救世主、ユダヤ人、ローマ人の別なく神は全人類を救うと考えたのがキリスト教、 キリスト教徒とは、イエスを人間ではなくキリスト、上であると考える人たち...
キリスト教の奇蹟、人間にはできないけれども上にはできること、 マタイによる福音書、 ユダヤ人が待望するのは、自分たちだけを作ってくれる救世主、ユダヤ人、ローマ人の別なく神は全人類を救うと考えたのがキリスト教、 キリスト教徒とは、イエスを人間ではなくキリスト、上であると考える人たち。ユダヤ教の信者は、イエスは人間であって、上ではないと考えている。 イエスの血の責任は我々ユダヤの民衆とその子孫の上に降りかかって良い、新約聖書、 厚く三宝を敬い、仏、仏の教えである法、仏の教えを実践する僧侶、つまり仏法僧、仏教を尊重しなさい。
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宗教、思想を縦軸にした日本の通史。 縦軸の補強・論拠として歴史的事実を展開していく手法。 持論の展開のためだけにざっくりと利用されてる話題もあったが、そのおかげで全体としては一貫性があり読みやすい。 導入としてはいい本なのではないかと思う。
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「和」についての部分は大変興味深く読んだ。ケガレと言霊の部分は少し早足に思える。一冊「和」だけでもよかったかも。
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十七条憲法の第一条が「以和為貴」で始まることの重要性を主張しています。初めて読んだので、面白い視点だとは思いました。 あとこの本で、天文法華の乱(法華一揆)について初めて知りました。 ケガレや言霊の件については、ちょっと粗い印象です。 不幸な亡くなり方をした皇族に「徳」とい...
十七条憲法の第一条が「以和為貴」で始まることの重要性を主張しています。初めて読んだので、面白い視点だとは思いました。 あとこの本で、天文法華の乱(法華一揆)について初めて知りました。 ケガレや言霊の件については、ちょっと粗い印象です。 不幸な亡くなり方をした皇族に「徳」という文字が使われているのは、同じ「徳」という文字が名前に入っている自分にとってちょっと気になりますが、これもまた日本人として言霊を信じているからなのでしょうか。
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日本の歴史教育はなぜ役に立たないのか!? 歴史は過去の履歴である。そしてそれは本来、民族の特質を理解するのに非常に役立つものだ。しかし日本の歴史学あるいは日本の歴史はその面であまり役に立っていないと著者はいう。起こった事件の羅列に終始してはその本質を見失う。すべてつながって...
日本の歴史教育はなぜ役に立たないのか!? 歴史は過去の履歴である。そしてそれは本来、民族の特質を理解するのに非常に役立つものだ。しかし日本の歴史学あるいは日本の歴史はその面であまり役に立っていないと著者はいう。起こった事件の羅列に終始してはその本質を見失う。すべてつながっている一つの流れを見出すこと、その中から共通点をサルベージすることこそ必要なのだ。本書は日本の根本原理、「和」の思想からはじまり、世界宗教のパースペクティブから位置を確認していく。歴史を知るということはどういうことか再確認させられる。
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20111108読みたい 20130725読了 これも読みたい登録の動機がはっきりしない本なのだが。初の井沢元彦。読了後、これの続きはもちろん、逆説の日本史シリーズも気になっている。●暗記中心の受験用日本史とはまったく別物で、行動の規範である「信仰」の視点から日本史をとらえたもの...
20111108読みたい 20130725読了 これも読みたい登録の動機がはっきりしない本なのだが。初の井沢元彦。読了後、これの続きはもちろん、逆説の日本史シリーズも気になっている。●暗記中心の受験用日本史とはまったく別物で、行動の規範である「信仰」の視点から日本史をとらえたもの。とてもおもしろく読みごたえあり。やっぱり日本人は無宗教なんかじゃないよなぁと思う。●雲太和二京三=出雲大社(島根)、東大寺大仏殿(奈良)、大極殿(京都)=和の精神、仏教、天皇
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ヤバい!!面白すぎる。 全巻読んじゃいそう…(><) 日本に宗教テロがないのは世界的に見ると珍しい事で、それは織田信長が比叡山をコテンパンにやっつけたから。 談合がなくならないのは聖徳太子の17条の憲法のせい…いや天孫降臨まで遡る? 凄い!繫がりで考えると面白い構図が見えてくる...
ヤバい!!面白すぎる。 全巻読んじゃいそう…(><) 日本に宗教テロがないのは世界的に見ると珍しい事で、それは織田信長が比叡山をコテンパンにやっつけたから。 談合がなくならないのは聖徳太子の17条の憲法のせい…いや天孫降臨まで遡る? 凄い!繫がりで考えると面白い構図が見えてくる!!
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歴史小説や大河ドラマが学生の頃から好きだった。 しかし、物語の中で、信長・秀吉・龍馬たちがした偉業が、今現在の日本の私達にどうつながっているのか、以前は理解できていなかったし、考えようともしていなかった。 それは、自分たちの世代が受けた、中学・高校の歴史教育が不十分だったことも一...
歴史小説や大河ドラマが学生の頃から好きだった。 しかし、物語の中で、信長・秀吉・龍馬たちがした偉業が、今現在の日本の私達にどうつながっているのか、以前は理解できていなかったし、考えようともしていなかった。 それは、自分たちの世代が受けた、中学・高校の歴史教育が不十分だったことも一因だろうと思う。 不十分な点の一つは、「日本文化が海外とどこが違うか、なぜ違うか」を十分に教えないことだ。 井沢元彦の歴史著書は一貫して、卑弥呼や聖徳太子の時代からある「和」の精神が日本人の特徴であることを主張している。 「和」の精神とは、よく言えば「平和主義」「話し合いを重視する」ということであり、悪く言えば「事なかれ主義」「談合・裏工作」社会のことである。 そのことを踏まえて現代社会で起こっている国内外の事件を見ることで、少しは政治的な意見を持てるようになったことは、私としては非常に有益であった。
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