ウォールデン の商品レビュー

上岡克己,高橋勤【編著】

2024/07/24

ソローはウォールデン湖の生活2年目、1848年にメキシコ戦争と奴隷制度に反対し納税拒否で投獄。鉄道建設や土地開発でアメリカ各地森林伐採のさなか、ソローは簡素で無駄のない必需品だけで営まれる自然の経済を原理とするシンプルライフをとく。豆作りに要した支出と収入のバランスに言及、ただしソローは豆嫌いで好きな米に変えていた。労働を行うことで、「森の生活」は地に足についたメッセージとなり説得力をうんだ。1847年、ウォールデンの小屋を離れたのは幾つかの人生を生きると言うソローの決意だった。生の探求。