古本通 の商品レビュー
探求書や貴重書を見つ…
探求書や貴重書を見つけた喜びは、かなりのもの。古本好きにお勧めです。
文庫OFF
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※このレビューにはネタバレを含みます
マスコミも伝えない古書業界の仕組み、古本探索の奥義と秘策。古今のユニークな蔵書家たちとアッと驚く蔵書のエピソード。果ては蔵書処分の方法まで、コレ一冊に古本とつきあう法が満載。古書業界誌のベテラン編集者が語る、奥深く尽きせぬ古本の魅力。(カバー) 古本の流通方法がわかりやすく書かれており、雑学として面白かったです。 ただ、作者様の本に対する意識がとても高く、ついていけないところがありました(「くだらない本」という表現は嫌いです)。
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日本の古本業界の状況がよく判る。 著者の興味がある分野の古書の話も多いが、自分の興味分野とは異なるので、まあそうですかという感じ。 基本的に書籍はなくならないが古書の価格は下落の一方ということでしょう。
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本書を読了後、「筋のいい蔵書」ではない自分の本棚を見ていると、馬鹿にされているようで悲しくなる。雑本ばかりだが、それなりに愛情を持って集めた物だ。自分の場合、研究者でもないし、面白そうだと言う一点だけで購入しているので、当然といえば当然なのだが。 本書は「通」を題名にしているわ...
本書を読了後、「筋のいい蔵書」ではない自分の本棚を見ていると、馬鹿にされているようで悲しくなる。雑本ばかりだが、それなりに愛情を持って集めた物だ。自分の場合、研究者でもないし、面白そうだと言う一点だけで購入しているので、当然といえば当然なのだが。 本書は「通」を題名にしているわりには、入門的な話題も多く楽しめた。もう少し、所謂、雑本や文庫本に関するウンチク話もあったら聞かせて欲しかった。
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優秀な蔵書は必ず、辞書、書誌の類が充実してますね 樋口秀雄 鈴貴信太郎 p127 贅沢 p133蔵書の整理 読書はよく食行為にたとえられる。本を味わう、租借・消化するといったような言い方である。しかし排泄にまでげんきゅうされることは、あまり一般的に見かけないようだ。 追...
優秀な蔵書は必ず、辞書、書誌の類が充実してますね 樋口秀雄 鈴貴信太郎 p127 贅沢 p133蔵書の整理 読書はよく食行為にたとえられる。本を味わう、租借・消化するといったような言い方である。しかし排泄にまでげんきゅうされることは、あまり一般的に見かけないようだ。 追いつく人は本好きではなくて、読書好きなのである。 買うに追いつく読書人なし(L嫌いの弁『虫の居所』奥本)
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[ 内容 ] マスコミも伝えない古書業界の仕組み、古本探索の奥義と秘策。 古今のユニークな蔵書家たちとアッと驚く蔵書のエピソード。 果ては蔵書処分の方法まで、コレ一冊に古本とつきあう法が満載。 古書業界誌のベテラン編集者が語る、奥深く尽きせぬ古本の魅力。 [ 目次 ] 第1章 ...
[ 内容 ] マスコミも伝えない古書業界の仕組み、古本探索の奥義と秘策。 古今のユニークな蔵書家たちとアッと驚く蔵書のエピソード。 果ては蔵書処分の方法まで、コレ一冊に古本とつきあう法が満載。 古書業界誌のベテラン編集者が語る、奥深く尽きせぬ古本の魅力。 [ 目次 ] 第1章 古書業界の仕組み 第2章 古書価決定のシステム 第3章 古本探しのツール 第4章 古本探索の楽しさ 第5章 蔵書百態 第6章 有利な蔵書処分法 第7章 古本のこれから [ POP ] [ おすすめ度 ] ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度 ☆☆☆☆☆☆☆ 文章 ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性 ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性 ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度 共感度(空振り三振・一部・参った!) 読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ) [ 関連図書 ] [ 参考となる書評 ]
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古来、洋の東西を問わず、書店と古書店、出版社とは一体であったケースが多い。かの岩波書店や有斐閣は古本屋から出発したし、一方、老舗古書店として名高い大屋書房や浅倉屋もかつては出版を手がけていた。 本書はそうした書籍出版の歴史と表裏一体である古書販売業の歴史や現状を著した一冊だ。 ...
古来、洋の東西を問わず、書店と古書店、出版社とは一体であったケースが多い。かの岩波書店や有斐閣は古本屋から出発したし、一方、老舗古書店として名高い大屋書房や浅倉屋もかつては出版を手がけていた。 本書はそうした書籍出版の歴史と表裏一体である古書販売業の歴史や現状を著した一冊だ。 前半は、古書業界の仕組みや流通経路についての解説が中心。時に数百万円単位の作家原稿が競られる事もある「市場仕入れ」や、本棚数台にまとめて値を付ける「宅買い」など、一般には知られることの無い業界の舞台裏が描かれる。 一方、後半は古本愛好家の側に焦点を当てた話題が中心となるが、とりわけその中の「蔵書百態」が面白かった。いわゆる豪華本の収集家や辞書辞典専門のコレクター、全ての蔵書を自作の箱に収めた箱好きの蔵書家や目録作りに熱中する好事家などなど。「日本古書通信」の編集者だった著者だから知り得た様々な蔵書家の悲哀が面白い。 惜しむらくは、本書に出てくるような旧来の古書店の数がめっきり減ってしまったことだ。ブックオフやネット販売で安価な新古書が手に入るようになったのは歓迎すべきことだけど、それは同時に古書の買取価格が低くなった事も意味する。それ故、多くの貴重書が古書市場に還流する事なく処分されている現状は勿体無いとしか言い様がない。
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古本屋さんの古本は店主の蔵書。お店での買い取りのほかにほぼ毎日古本屋さん同士で売買しているとのこと。
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[感想をぐだぐだ] 古本。 古本の価格決定、レート、仕入れ…。 興味深いものばかりです。 個人ー古本屋さんー個人 このつながり。 かつては街の古本屋さんー地域の文化サロン となっていた ネット販売ではできないもの、代えられないもの… 古本屋さんめぐりをしてみてはいかがでし...
[感想をぐだぐだ] 古本。 古本の価格決定、レート、仕入れ…。 興味深いものばかりです。 個人ー古本屋さんー個人 このつながり。 かつては街の古本屋さんー地域の文化サロン となっていた ネット販売ではできないもの、代えられないもの… 古本屋さんめぐりをしてみてはいかがでしょうか?
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最初のほうの古書市の話は面白かったけど、古本収集家のエピソードとか、想像を超えるような話は出てこない。結構面陳だったり、平積みだったりされてる新書だけど、正直ガッカリな読後感。
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