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せちやん の商品レビュー

2.8

10件のお客様レビュー

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2019/02/09

「人生について書いた本を読みたい」と言ったら、高校生の息子に勧められた本です。彼は小学生の時に塾の国語の問題でこの文章に出会い、図書館で借りて読みました。それ以来忘れられないそうです。私の心にも刺さりました。

Posted byブクログ

2012/08/15

所謂偏愛的作家である。きっかけさえあれば池井戸並みにブレークする筈だが敢えてその必要もあるまい。設定は処女作の、幼馴染の五人が有人火星探査を目指す『夏のロケット』に酷似している。但、本作はネガ!誰かに勧めたいかと言うとそうではない。特に『夏の~』に感動した人には勧め辛い。著者をず...

所謂偏愛的作家である。きっかけさえあれば池井戸並みにブレークする筈だが敢えてその必要もあるまい。設定は処女作の、幼馴染の五人が有人火星探査を目指す『夏のロケット』に酷似している。但、本作はネガ!誰かに勧めたいかと言うとそうではない。特に『夏の~』に感動した人には勧め辛い。著者をずっと追っかけて来た人にだけ読んでほしい。人間という存在に何か意味を持たせたがる人も居るが生れたことに目的等なく、その生も一瞬の移ろいに過ぎないからこそ、人は自由であり掛け替えない存在たり得るのではないか?主人公とは同じ年に生れた。

Posted byブクログ

2012/05/13
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

トオル、クボキ、やっちゃんの3人組は近所の林の中でドーム型の不思議な建物、摂知庵をみつける。 そこに住むせちやんとの出会いから、クボキはバイオリン、やっちゃんは文学、トオルは天体に魅せられていく。そして・・・。 「はじまりの歌を探す旅」がイマイチだったので、再び川端裕人を読んでみたけど、なんだかなぁな感じ。 まず展開が早すぎる。あらすじを追ってるだけみたいな印象。こういうのはもっと分量があってこそ成立するんじゃないかな。 内容的にも目新しいものがないし、主人公トオルが出世していく過程も過去の作品の焼き直しにしか見えない。 それでいて救いのないラスト。作風を変えるのも飽きられないためには必要だろうけど、それをやるのであればもっとレベルの高い作品でやって欲しかった。 川端裕人の作品といえば「銀河のワールドカップ」や「夏のロケット」みたいな爽やかさを期待して読むんだからさ・・・。

Posted byブクログ

2011/08/08

この方の作品は何作か読んでおりますが。 何と言うのかこのお話は物悲しいお話ですね。 人が自分を取り巻く小さな世界から大きな世界へ進出したい、と考えるその一番の原動力って何だろう?そんなことを考えました。家から町。町から県。県から国。国から他国。他国から他大陸。そして宇宙。何...

この方の作品は何作か読んでおりますが。 何と言うのかこのお話は物悲しいお話ですね。 人が自分を取り巻く小さな世界から大きな世界へ進出したい、と考えるその一番の原動力って何だろう?そんなことを考えました。家から町。町から県。県から国。国から他国。他国から他大陸。そして宇宙。何を見つけたいのだろう。そんなことをぼんやり考えました。 お話としては主人公が駆け足で人生の頂点までのぼりつめ、また落ちる。最後の最後に残ったものが中学時代に感じた焦燥感と孤独だったのかなあ。人や星や音楽とつながりたかったのかなあ?主人公はよくわからないんですが…。

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2010/04/02

山の中の小屋で仕事もせずにプラネタリウムを作ったり宇宙からの信号を受信しようとしたりという少し変わった大人せちやんの影響で、宇宙に憧れていた中学生が大人になり、すごい人だと思っていたせちやんは実は社会的には全然すごくなかったことなどをうっすら再認識しながら自分の人生を生き、紆余曲...

山の中の小屋で仕事もせずにプラネタリウムを作ったり宇宙からの信号を受信しようとしたりという少し変わった大人せちやんの影響で、宇宙に憧れていた中学生が大人になり、すごい人だと思っていたせちやんは実は社会的には全然すごくなかったことなどをうっすら再認識しながら自分の人生を生き、紆余曲折あって原点に戻る、という少しせつないお話。天文学や金融経済、ネットワークのことなど身近でない知識の解説も丁寧でわかりやすい。

Posted byブクログ

2010/02/24

星の声が聞こえるようになった。 気がします。 最後のシーンが心に残る。 ただそれまでのプロセスはちょっと物足りなさがあります。

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2009/10/07

何か意味深なタイトルですが,そんなにとっぴな意味ではな かったです.内容は球外生命体を観測する,ことを中心に人 間模様を描いた内容です.主人公が小学生から中年までの姿 が描かれてます. 主人公が,ちょっとThe S.O.U.P.の主人公に似ている面を見 せて,少しおや?,と思う部...

何か意味深なタイトルですが,そんなにとっぴな意味ではな かったです.内容は球外生命体を観測する,ことを中心に人 間模様を描いた内容です.主人公が小学生から中年までの姿 が描かれてます. 主人公が,ちょっとThe S.O.U.P.の主人公に似ている面を見 せて,少しおや?,と思う部分もありました.きっと,調べ たことを使いたかったんでしょうけど.終わり方は,少し悲 しい終わり方です. 2009.07.14(Tue)読了

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2009/10/04

夢と現実が折り合わさっている。どういう風に生きていくか云々。科学と宗教は紙一重。あっけなく終わるけど謎の信号の結末は秀逸。後書きの人と同じように読んでる間コンタクトが頭から離れなかった。

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2009/10/07

中学生のぼくとクボキとやっちゃんの三人は、クラブ活動もせずに熱中するものも無く日々を過ごしていた。三人は、家に帰るのを遅らせるために仮面ライダー?3の話とかしながら山に入って遊ぶ日々を過ごしていた。ある日、山の中の原っぱに一軒の家を見つける。その家にはパラボラアンテナ・ドーム状の...

中学生のぼくとクボキとやっちゃんの三人は、クラブ活動もせずに熱中するものも無く日々を過ごしていた。三人は、家に帰るのを遅らせるために仮面ライダー?3の話とかしながら山に入って遊ぶ日々を過ごしていた。ある日、山の中の原っぱに一軒の家を見つける。その家にはパラボラアンテナ・ドーム状の変わった建物があった。三人は、その家は、悪の秘密結社の家では?と、思い観察し始める。 ある日、家に表札が「摂知庵」と書いてあるのを眺めていたら、住人に見つかる。その住人は、中年の男で家の中に案内してくれる。そして、ドーム状の建物の中に案内される。それは、自家製のプラネタリウムだった。三人は、銀色のドームに籠もり遠い星に思いを馳せる日々を過ごすように・・・。 「宇宙」に魅入られた三人はそれぞれ大きな夢を追い始めるのだが・・・。しかし、大人になって見上げる空には・・・。切なくほろ苦い人生を書いた作品です。 ん〜俺は、こういうのダメだな〜。アップダウンが激しすぎてダメです。人生は、波乱万丈ですが波が激しすぎるのはね・・・。と、言う事でお勧めはしません

Posted byブクログ

2009/10/04

戻れない、ってこういうことだな、と感じさせる作品。文章も綺麗だし、子供から大人への移行、停滞した大人を切なく書き出しているんですが、私には残らなかった。

Posted byブクログ