真相 の商品レビュー
普通の小説や話だと真相がわかった後は何かしら結末があるけどこれにはないので少しすっきりしない感じが残った。 けど本当の事件もこんな感じで犯人達は色々葛藤を抱えているのかなと思った。
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さすがの横山秀夫!ストーリーに無駄な贅肉が一切ない。5編見事に暗い話だが、読了後に短編とは思えないほどの充実感・満足感がある。 個人的には「18番ホール」が好きだ。自身の過去への後ろめたさから、疑心暗鬼にかられ、壊れていく主人公の姿が見事に表現されている。
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短編集。 どれも、ぐるっと回って同じところに戻ってきてしまうような話で救いがない。いつもスカッと上手くいくわけではないと感じさせられる。 「真相」殺害された息子 「18番ホール」選挙、交通事故 「不眠」リストラ 「花輪の海」柔道部、しごき、死 「他人の家」強盗致傷、名前
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横山氏は、ホンマに短編の名手。一つ一つが深く、示唆に富む。人間交差点を思い起こさせる。人はすばらしい。
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警察小説という新しいジャンルの小説。けれど警察の人間はあいかわらす出てこない。主人公が被害者の家族、人に言えない過去のある者、前科のある者、リストラされた目撃者。それぞれが真相にいきつくけれど、途中まである程度結末が予想されるのに最後にまた一展開あるのが、いつもながら素晴らしい。...
警察小説という新しいジャンルの小説。けれど警察の人間はあいかわらす出てこない。主人公が被害者の家族、人に言えない過去のある者、前科のある者、リストラされた目撃者。それぞれが真相にいきつくけれど、途中まである程度結末が予想されるのに最後にまた一展開あるのが、いつもながら素晴らしい。簡潔な文章ながら、それぞれ抱えている伺いしれない哀しみもえがかれている。とりあえず治検のバイトだけは絶対しない。そして横山さんの新刊はいつになったら読めるんだろう?
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警察小説の旗手・横山秀夫が書いた、 警察官以外の人を主人公にした、事件小説短編集。 “警察もの”でない分、主人公たちの抱える悲哀が、 よりダイレクトに伝わってくる気がして、心にズシリと重かった。 個人的には「18番ホール」が特に秀逸かな……と。 主人公の中に吹き出す、疑心暗鬼が...
警察小説の旗手・横山秀夫が書いた、 警察官以外の人を主人公にした、事件小説短編集。 “警察もの”でない分、主人公たちの抱える悲哀が、 よりダイレクトに伝わってくる気がして、心にズシリと重かった。 個人的には「18番ホール」が特に秀逸かな……と。 主人公の中に吹き出す、疑心暗鬼が手に取るように伝わってきて。 いやはや、流石の一言です。
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短編集とは思わずに買った一冊(〃∇〃) 色んな出来事の真相が暴かれそうになる? 答えは藪の中的な? まぁ、真相なんて知らなくても良い事もあるんだよねぇ(笑) 知っちゃただけに余計に苦しみが増えるとかね…。 ☆真相 ☆18番ホール ☆不眠 ☆花輪の海 ☆他人の家
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「不眠」が一番面白い。 特に「最初に手にした求人票に電話を入れてみよう。そして働く」というくだり。
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ハードボイルド、硬派的なイメージでしたが、そんな事はなく。 物語はどれも、つらく苦しく悲しい内容の人間ドラマ。 読後にやり切れなさで、ため息が出てしまった。 happy...な内容ではないので読む時にはお気を付けを。
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昨日読み終えたのが、横山秀夫の『真相』 クライマーズハイや半落ちなど映像化作品の多い横山さんですが、実はこの本が初読み! なんで今まで読んでなかったんだろ!って後悔しそうなくらい、おもしろかった! 短編でこれだけのストーリーを作る技量と人の描き方がすごいなあと思いました。
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